2014年 新入生特集 ~持ちタイムチームトップ10入り~

いよいよ新年度も近づいてきました。2014年度の新入生を取り上げたいと思います。新入生ながら持ちタイムでチームトップ10に食い込んでいる選手を見ていきたいと思います。基本的には5000mでのトップ10入りですが、一部1万mで入ってきている選手もおります。いわゆる即戦力候補のルーキーたちということになりますね。以下の38名が該当します。大学ごとに見ていきます。

 

大学名 順位 名前 学年 出身高校 5千ベスト 1万ベスト ハーフ換算
青山学院大学 青山学院大学 1位 中村 祐紀 大阪桐蔭 14:05.20 31:59.25
青山学院大学 青山学院大学 2位 大越 望 智辯学園 14:11.72
神奈川大学 神奈川大学 1位 大川 一成 藤沢翔陵 14:15.95
神奈川大学 神奈川大学 2位 大野 日暉 豊川工業 14:17.21 29:34.28
神奈川大学 神奈川大学 3位 浅利宗一郎 高知農業 14:23.40
神奈川大学 神奈川大学 4位 鈴木 健吾 宇和島東 14:25.64
國學院大學 國學院大學 1位 向 晃平 鎮西学院 14:12.75 30:54.76
國學院大學 國學院大學 2位 内田 健太 埼玉栄 14:23.42
國學院大學 國學院大學 3位 軸屋 健 鶴翔 14:25.03 30:54.78
国士舘大学 国士舘大学 1位 三田 眞司 光明相模原 14:23.18 29:56.79
駒澤大学 駒澤大学 1位 高本 真樹 学法石川 14:01.63 31:17.22
順天堂大学 順天堂大学 1位 花澤 賢人 八千代松陰 13:59.09
順天堂大学 順天堂大学 2位 村島 匠 富山商業 14:11.89
順天堂大学 順天堂大学 3位 城西 廉 世羅 14:19.63
上武大学 上武大学 1位 坂本 佳太 鳥栖工業 14:26.64
専修大学 専修大学 1位 風岡 永吉 鳥取城北 14:20.30
拓殖大学 拓殖大学 1位 脇本 将 倉敷 14:37.17
拓殖大学 拓殖大学 2位 出口 祐大 三浦学苑 14:46.90
大東文化大学 大東文化大学 1位 須田 博己 白鴎大足利 14:23.87
大東文化大学 大東文化大学 2位 原 法利 浦和実業 14:24.00
大東文化大学 大東文化大学 3位 山本 翔馬 西脇工業 14:30.46
中央大学 中央大学 1位 竹内 大地 中京大中京 14:19.61
中央学院大学 中央学院大学 1位 細谷 恭平 水城 14:29.40
帝京大学 帝京大学 1位 渡辺 貴裕 倉敷 14:22.55 30:58.89
東海大学 東海大学 1位 川端 千都 綾部 14:11.08 31:11.47
東海大学 東海大学 2位 春日 千速 佐久長聖 14:12.98 30:34.50
東京農業大学 東京農業大学 1位 高橋 悠平 東海大三 14:30.70 30:59.38
東洋大学 東洋大学 1位 竹下 和輝 東農大三 14:06.73 29:59.23
日本体育大学 日本体育大学 1位 辻野 恭哉 伊賀白鳳 14:07.26
日本体育大学 日本体育大学 2位 吉田 亮壱 大牟田 14:15.22 29:34.46
日本体育大学 日本体育大学 3位 小町 昌矢 藤沢翔陵 14:21.72
日本体育大学 日本体育大学 4位 冨安 央 豊川工業 14:27.07 29:24.16
山梨学院大学 山梨学院大学 1位 市谷龍太郎 山梨学大附属 13:56.31
山梨学院大学 山梨学院大学 2位 上田 健太 山梨学大附属 13:58.85 29:03.75
山梨学院大学 山梨学院大学 3位 河村 知樹 山梨学大附属 14:16.37 29:30.12 01:04:08
早稲田大学 早稲田大学 1位 光延 誠 鳥栖工業 14:00.61
早稲田大学 早稲田大学 2位 藤原 滋記 西脇工業 14:08.36
早稲田大学 早稲田大学 3位 安井 雄一 市立船橋 14:09.39

 

青山学院大学: 中村が7位、大越が9位と層の厚い青学にあって二人もトップ10に食い込んできていますね。特に中村はインターハイ、国体、都大路、都道府県対抗といずれも安定した成績を残しているだけに、駅伝でも早くから戦力になりそうです。

 

神奈川大学: 監督自身もスカウトが良かったと認めるだけあり、4位に大川、5位に大野、8位に浅利、10位に鈴木と全大学最多の4人がトップ10に入ってきています。いずれも都大路1区を走るようなエースであり、特に大野は1万mでも29分34秒でトップ10に入ってきています。ルーキーたちの活躍が楽しみと同時に上級生の意地にも期待したいです。

 

國學院大學: 新入生ながら向が5000mでチームトップが光ります。タイムだけではなく、都道府県対抗5区で区間賞と駅伝での実績は十分、即戦力で期待せずにはいられません。8位の内田もロードで結果を残している選手ですし、9位の軸屋と合わせてトップ10に3人が入るという國學院史上でもトップクラスのスカウトと言っていいのでは?

 

国士舘大学: 三田8位にランクインしています。都道府県対抗の4区で先頭争いをしていた選手であり、遅れそうになっても粘る走りは今後が楽しみに思えました。また、1万mで既に30分きりを果たしており、早めに長い距離も対応してくれれば・・・

 

駒澤大学: 高本が5位に入ってきています。14分1秒のベストを更新して以降、都大路1区5位、都道府県対抗5区2位と安定した力を発揮、3冠を狙う大学でも1年生からメンバー入りが期待される選手です。

 

順天堂大学: 13分台を持つ花澤が2位、村島が5位、城西が10人と3人トップ10に入ってきています。都大路1区でも3位と好走している花澤は即戦力どころかエース格になってほしい選手。村島は1500mのインターハイチャンピオンであり、まずは短い距離中心なのかな?距離も対応してきたら面白そうです。城西は3年生でずっと苦しんでいましたが、やや復調の気配も見せてきて・・・三者三様の面白そうなルーキーたちです。

 

城西大学: 残念ながらトップ10に入ってくる選手はいなかったですね。チーム10番手が14分24秒なだけに、1人くらい入ってきても良かったのですが・・・駅伝でもなかなか結果を残せていないだけに、そろそろ悪循環を断ち切って欲しいです。

 

上武大学: 坂本が6位に入ってきています。スカウトで苦戦することの多い上武ですので、トップ10に入ってくるのもかなり珍しい気がします。。。新4年生に主力が多いことからも、この学年から即戦力が複数人出てこないと厳しそうかなあ・・・

 

専修大学: 風岡が3位に食い込んでいます。持ちタイムよりも、都道府県対抗で1区5位に食い込んでいること、福岡クロカンでも上位に入っていることから更に期待が高まります。いきなりエース級の活躍も期待してしまいますね。

 

拓殖大学: 脇本が7位、出口が9位に食い込んできています。しかし、脇本は14分37秒、出口に至っては14分46秒ですからね。 これでトップ10に入ってしまうのはさすがに微妙な気が・・・なので、即戦力と言うよりは今後じっくりと育成していく形になりますかねえ。

 

大東文化大学: 5位に須田、6位に原、10位に山本と3人がトップ10入りです。須田は都道府県対抗、山本は都大路を走っていますが、ともに3番手区間の4区なうえに順位もそれぞれ17位、26位と微妙であり、即戦力候補とまではいかなそうです。シードも確保していますし、そこまで焦る必要は無いかな?

 

中央大学: 竹内が10位とギリギリトップ10入りを果たしています。ただ、都大路も都道府県対抗も出場していないため、ロードや大舞台での実力は未知数な部分が多いですね。低迷気味の中央の起爆剤となっていってほしいです。

 

中央学院大学: 細谷が10位でギリギリランクインしております。都大路1区、都道府県対抗5区といずれも最長区間を任されていますが、区間20位台とまだまだこれからの選手かな?持ちタイムが下位の選手もどんどん出てくるのが中央学院なだけに、切磋琢磨していってほしいです。

 

帝京大学: 渡辺が9位にランクインしております。帝京もスカウトが悪いことが多い大学ですので、トップ10に食い込んできたのは意外かも・・・ただ、持ちタイムがいい選手を逆に上手く伸ばせていない気もするんですよね(汗)都大路1区20位、都道府県対抗1区20位とまずまずの実績を残していますし、順調に伸びていって欲しいです。

 

東海大学: 川端が6位、春日が7位と2人入ってきています。川端はインターハイ、国体で入賞、都道府県対抗で1区3位、福岡クロカンでも日本人2位と大学を見渡しても、最も安定している選手の1人だと思います。1年生から3大駅伝に出てきそうです。春日は川端には実績で劣りますが、都大路3区、都道府県対抗5区、福岡クロカンといずれも一桁で走っており、特にロードに強い印象があります。1年目から活躍が楽しみです。

 

東京農業大学: 9位に高橋が入ってきています。ただ、14分30秒の選手であり、即戦力とは言えなそうですねえ。それでも、新1,2年生から選手が出てきてくれないと、今年度でさえ人数が足りなくなってしまいそうな状況ですし、ここからブレイクする選手が出てきて欲しいですね。

 

東洋大学: 竹下が7位に入ってきています。比較的安定している選手という印象で都道府県対抗でも5区5位と好走しています。ただ設楽世代が卒業したとはいえ、まだまだ層の厚い東洋において、1年目から即活躍は難しそうかなあ?

 

日本大学: 残念ながらトップ10に入ってくる新入生はいないですね。最近はスカウトで苦戦しながらも、1人は持ちタイムのいい選手を獲得していた印象なのですが、来年度はさらに厳しいですね。現4年生に主力が集まっているので、再来年度が心配にならないためにも、1年目から戦力となる選手が出てきて欲しいです。

 

日本体育大学: 辻野が4位、吉田が6位、小町が8位とトップ10に3人食い込んでいます。また、冨安は1万m29分24秒でトップ10入り、これだけ見ても新入生に期待が集まりますね。辻野は都大路1区で4位と好走している選手ですし、吉田も都大路3区、都道府県対抗5区を区間一桁で走っており、1万m29分34秒と持ちタイムもいいです。卒業生の穴をどんどん埋めていって欲しい世代ですね。

 

法政大学: 残念ながらトップ10に入ってくる選手はいないですね。西池世代以降はなかなか即戦力が取れていない感じですね。それでも、最近は育成が上手くいっているチームですし、1年生からもどんどん選手が出てきて欲しいです。

 

明治大学: 明治にしては珍しく、トップ10に入ってくる選手はいないようです。ただ、10番手が14分4秒という全大学中最もレベルが高い5000mの争いですからね。高校トップクラスで無い限り、ここに食い込んでくるのは難しいですよね。それでも、明治がさらに上位を狙うのであれば、新入生からも駅伝メンバーに入ってきて欲しいところです。

 

山梨学院大学: 2位に市谷、4位に上田が入ってきていますね。さらに、1万m29分30秒の河村はハーフも64分8秒でトップ10に入ってきています。1万m,ハーフの両方で新入生がトップ10に入るのは、ここ最近では見たことが無いですね。市谷、上田の13分台コンビは都大路でそれぞれ4区3位、1区2位と優勝に貢献する走りをしていますし、即戦力となって欲しい選手です。河村もすでにハーフでしっかりと走れるのがわかっているのは大きいですね。箱根予選会、箱根と戦力となってくれそうです。

 

早稲田大学: 光延が4位、藤原が7位、安井が8位と3人がトップ10入りを果たしており、3人共14分1桁の持ちタイムですからね。即戦力候補が3人もいるのは大きいですね。ただ、層が一気に厚くなってきた早稲田なだけに、駅伝メンバーに食い込むのは容易では無さそうです。3人ともに失敗レースはあるものの、インターハイ、国体、都大路、都道府県対抗のいずれかでトップ8以内に入っており、大舞台で結果を残しているのが心強いです。

 

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