2013年箱根予選会戦力分析 ~専修大学(前回予選11位)~
昨年度の予選会では、100位以内に5人しか入れず完敗・・・その後の一万m記録会で大幅な自己ベストを連発で一気に盛り上がったものの、今年はなかなか目立った結果を残せていない専修大学について・・・箱根予選14人はこのようになっております。1万mの持ちタイムトップ10では、5位の小原、6位の宮坂、7位の駒井、8位の森、10位の上手と実に半分がエントリー漏れてしてしまうという事態になっています。トップ4がエントリーされているのが救いと言えば救いですが、この大量エントリー漏れは大きな痛手となるのでは・・・?その影響もあってか、2年生のエントリーが0、1年生のエントリーが5人となっています。東海のような即戦力ルーキーがたくさんいての1年生大量エントリーならまだ分かるのですが、専修の場合、1万mで30分を切っている選手が1年ではいません。増枠が無ければかなり絶望的なエントリーだったでしょうが、今年は何とかなりそうでしょうか・・・?
4年生では、澤野、松尾がエース格として上位で走ることが期待されます。ともに1万mの持ちタイムは29分5秒、松尾はハーフで63分28秒という好記録を持っており、昨年度の予選会でも全体64位、チーム3位で走っています。二人とも、50位以内では最低走ってほしいところですねえ。他には、数少ない箱根経験者である上野の復活にも期待したいところですね。2年以降、あまり姿を見ていない気がするので。。。後藤、森口はハーフ65分台の選手ではありますが、何とか100位前後で走ってほしいかなあ・・・1年生が多いだけに、4年生にかかる負担は多くなると思いますが、小原、宮坂、木内といったエントリーに入れなかった他の4年生の分まで頑張ってほしいです。
3年生では、やはり斉藤に期待が集まります。1万mの持ちタイムはチームトップの29分3秒、昨年の箱根予選会でも全体40位、チーム2位という実績があります。今年はチームトップを狙うのはもちろん、30位以内を目指して欲しいかなあ。一人で大きく稼ぐことが出来る選手はいないと思いますので、澤野、松尾、斉藤あたりの3人で1秒でも多く貯金を稼いで欲しいところです。他には、2年連続で箱根予選を100位前後で走っている吉良も貴重な戦力です。今年は最低100以内、そこから1つでも順位を上げてくれたらといったところですね。他にエントリーされている3年生二人は、ともにハーフが66分オーバーであり、走っても150位以内を狙うのが精一杯かなあ?
2年生はまさかのエントリー0となってしまいました。その結果1年生が最低3人は走ることになります。坂本、濱野の二人はともに1万mの持ちタイムが30分10秒台であり、恐らく集団走で走ることになるとは思いますが、出来る限り遅れずについていって欲しいですね。丸山、渡辺、山崎は正直未知数で走ってみるまで分からないといったところかな・・・?うーん、正直不安のほうが大きいです。
こうして見てみると、増枠が無ければ通過は赤信号と言えるエントリーに思えます。専修大にとって、1年で最も大事なイベントのはずなのですが、ここまでエントリー漏れが目立つのはちょっと厳しいですね。さすがに予選落ちすることはないとは思いますが、かなり不安なエントリーには違いありません。順位は何位でもいいので、まずはこのメンバーでしっかりと予選を突破し、ベストメンバーで箱根本戦に臨めるようにしてほしいです。