関東インカレ2013 1万m ~1部結果考察~
続いては有力選手が集結した1部の1万mについて・・・結果はこのようになっております。例年、5000mに比べるとメンバーが劣る印象がある1万mですが、今年は各大学のエースクラスが揃いましたねー。強いて言えば、大迫がいないくらいかな?
そんなハイレベルな1万mを制したのは山梨学院のオムワンバ、前日に1500mを2本走っているにもかかわらず、そのうち1度は3分39秒で走っているにも関わらず、自己ベストを3秒更新しての28分15秒での優勝は見事としか言いようがありません。これで2冠達成、残すは去年逃した5000mのタイトルですねー。大迫を始めこれまた豪華なメンバーが揃う5000mですが、今のオムワンバなら3冠も十分狙えそうです。駅伝シーズンもエース区間での活躍は間違いなさそうかなー。
2位となったのは日大のキトニー、自己ベストを7秒更新しての28分21秒でした。こういう大舞台で自己ベストを更新してくるというのはさすがですよねー。ベンジャミンは卒業しまいしたが、キトニーが十分に穴を埋めてくれることになりそうです。3位は東洋の悠太、先週GGN1万mで27分台で走っテイルにもかかわらず、28分31秒で表彰台に上がってくるとは、これまた見事という他ないです。1年の頃はまだまだ啓太と大きな差があるという感じだったのですが、今は本当に遜色ないレベルまで到達してきましたね。駅伝シーズンでも大活躍してくれることでしょう。
4位は日体大の服部、去年の全日本以降、どんなレースでもきっちりと結果を残せる安定感も身につけた印象です。残りの3本柱の本田、矢野の勢いがやや落ちているだけにその安定感と強さが光ります。キャプテンとして2年目を迎える今シーズンですが、今年も箱根はもちろん、他の駅伝でも素晴らしい走りをみたいです。5位は東洋の啓太、やはり先週の疲れがあったのか去年よりは順位を落としましたが、それでもきっちり5位入賞してくるのはさすがです。悠太とともにダブルエースとしては全大学中No.1でしょう。強力な双子に周りを固める主力も戦力十分、3冠への挑戦が楽しみです。
6位は明治の大六野、1,2部通じて入賞した日本人唯一の自己ベスト更新です。去年は主要区間を任されながらやや精彩を欠く走りが続いてしまいましたが、今年は徐々にエースとしての風格が出てきたような・・・層の厚い明治にエースが出てくればより一層チーム力もアップすると思いますので、チームを引っ張る存在になってほしい。7位は西池、一時怪我などもありましたが、28分台、入賞できるまでに回復してきました。関口、田井の爆発によりやや影が薄くなってしまった感じはありますが、能力はピカイチなだけにこれまたチームのエースとしての活躍が期待されます。
8位は日体大の矢野、去年に続いての8位入賞となりました。去年はびっくりの入賞でしたが、ことしは残念の8位かなあ?ちょっと一時の勢いが無くなってきているのが気になります。とはいえ、駅伝では箱根予選会、全日本、箱根、都道府県対抗とずっと好成績を収めているだけに、今年も3代駅伝では大いに活躍してほしいですね。惜しくも入賞を逃したのは山梨学院の井上、どうしても惜しい選手という印象が・・・28分台にもわずかに届きませんでした。安定感は十分あるだけに、もうワンランク上で安定するようになれば、他大のエースとも十分に張り合えると思うんですけどねえ。。。。10位には東洋の勇馬が入りました。ちょっとここ最近名前を聞かずに心配していましたが、しっかりとあげてきましたねー。設楽兄弟とともにチームの主力として頑張って欲しいです。
今度は逆にちょっと心配な選手を・・・まずは早稲田が3人とも。。。山本は丸亀ハーフ以降、ずっと好走と呼べる走りを見せれていないですね。大迫との2本柱と思っていましたが、だいぶ水を開けられてしまいました。早めに戻したいところ・・・武田も29分台ギリギリではやはり不満かなあ?日体大で29分1桁で走っているだけに。。。まだ1年生ですが、それだけ期待も大きいと思います。一番心配なのは志方・・・30分30秒とはどうしてしまったんでしょう?学生ハーフで3分台は出しましたが、それ以外はずっと凡走続きです。。。ちょっと戦力としての計算がしにくくなってきてしまったような・・・復活が待たれます。
他には、個人的に大六野に負けずにエースとなってほしい有村が30分22秒と凡走・・・寒い季節しか好走しないなんて揶揄されていますが、どんなコンディションでも力を発揮できる選手になってほしいなあ。あとは期待のルーキー、城西の高橋が最下位でしたね・・・先日5000mで14分1秒で走っただけに楽しみにしていたのですが。。。ちょっと撃沈癖があるのが気になります。。。