92回箱根駅伝 3区を振り返る ~区間賞:秋山(青学)~

今日は、箱根駅伝の3区を振り返ります。3区結果はこのようになっております。2区終了時で青学との差を東洋が詰め、3区弾馬で一気にトップに立ちたいという思惑だったでしょうが、逆に青学の秋山が序盤から弾馬を突き放し、最後までペースを落とすこと無く、区間賞争いでも駒澤の中谷を終盤に差をつけての区間賞を獲得しました。差を縮めたかった東洋、駒澤を逆に突き放したという点を考慮すると、青学優勝の最大の立役者と言っても良いかもしれません。ここで優勝争いの大勢がある程度決まってしまいましたからねー。前回の3区渡邉利といい、青学の3区は当日変更では?と思わせる選手を起用しておいて、結果を残してきますね―。

 

 

区間2位に駒澤の中谷、序盤は最もハイペースで突っ込んで前を追い、中盤でもペースが落ちずに区間賞争いをしていましたが、終盤に腹痛を起こしてしまい失速、29秒差をつけられての区間2位に終わりました。3年連続の区間賞がかかっていましたが、後一歩届きませんでした。区間3位に東洋の弾馬、序盤から左腕がブラブラする違和感のあるフォームで最初の定点ポイントでは区間10位とスローでの入り、その後は持ち直して区間3位まで位置を上げたものの、秋山とは1分13秒差をつけられる悔しい走りとなってしまいました。今年度は日本インカレ5000m優勝以降、抜群の安定感を誇っていただけに、意外な結果でした。

 

 

4位に中央学院の塩谷、1区を4年連続で走った潰滝と同様に4年連続の3区です。1年時こそ18位でしたが、以後は3年連続で区間4位と結果を残しました。1区潰滝、3区塩谷がいるのは2区の選手はもちろん、4区以降の選手にも安心感を与えていましたよね―。総合順位も9位→5位に上げています。1年時から主力の1人として、潰滝とともにチームを支え続けてくれました。5位タイに早稲田の武田、2区高田がまさかの失速で総合14位でタスキを受け取るという難しい位置での走りとなりましたが、総合11位まで順位を上げてきました。故障さえ無ければ、主要区間も安心して任せられる選手ですね。

 

 

同じく5位タイに東海の廣田、こちらは2区終了時で総合17位と早稲田以上に大きな出遅れとなりましたが、きっちりと5位でまとめ、総合14位まで順位を上げてきました。昨年度はなかなか3大駅伝で結果を残せませんでしたが、今年度は3大駅伝全てで安定した結果を残し、チームに欠かせない選手とないりました。早稲田、東海ともに2区で遅れたものの、3区で立て直したことがそれぞれ総合4位、5位へとつながりましたかねえ。7位に山梨学院の上田、最初の定点ポイントでは区間15位と下位に沈んでいましたが、駒澤の中谷に追いつかれてからは並走し、終盤には逆に中谷を突き放して総合3位を守ってタスキを繫ぎました。全日本、箱根では主要区間を任されるようになり、日本人エースとしての地位を確立してきました。

 

 

8位に日体大の小松、3本柱を3区までに注ぎ込んできました。今年度箱根予選チームトップの10位で走るなど大活躍の小松、全日本は奮いませんでしたが、箱根ではしっかりと区間中位で走り、総合順位も3つ上げて9位とシード圏内に入ってきました。飛躍の1年となりました。9位に城西の高橋、故障に泣かされ続け、3大駅伝・予選会に出場でも苦しい走りが多かったですが、主要区間の3区で一桁でまとめてきたのは良かったですね!ついに復活を遂げてくれました。3年生は松村、菊地を筆頭に力のある選手が揃っていますが、ここに高橋が主力として加わればさらなる上位争いも期待出来そうです。

 

 

10位に拓殖の宇田、1,4年生が活躍する拓殖において、3年生で一人気を吐いている状況・・・総合順位も7位を守りました。どちらかと言えば復路で活躍するタイプかと思いましたが、往路でもしっかりと結果を残してきましたね。11位に帝京の畔上、区間エントリー前から3区への起用が示唆されており、ルーキーに3区を任さて大丈夫か?とちょっと心配しましたが、しっかりと区間中位でまとめてきましたね。総合順位は1つ落としましたが、それでも6位ですからね。3区終了時で総合6位は上出来の結果でしょう。

 

 

12位に神奈川の山藤、監督が4区か7区という話をしていたのに3区への抜擢ですからそれだけ期待されているということでしょう。1,2区で苦しみ総合15位と下位でのタスキ渡し、走りにくい状況ではありましたが、まずまずの走りかなあ?来年度は我那覇、西山らエースが抜けるだけに、鈴木健とともにエース格へと飛躍を遂げて欲しいです。13位に東京国際の照井、これはちょっとびっくりしました。箱根に初出場で主要区間の3区、箱根予選では3年連続100位オーバーとなると苦戦は必須かと正直思っていましたが・・・よくぞまとめてきましたね。まだ3年ですし、来年度に向けても期待のもてる走りとなりました。

 

 

14位に順天の松枝、こちらはネガティブな意味でちょっとびっくりだったかなあ。塩尻が総合8位まで順位を上げ、この3区松枝で一気に前を追っていきたいところでしたが、奮わずに総合10位まで逆に順位を下げてしまいました。箱根には4年連続出場していますが、いずれも区間二桁という結果になってしまいました。やはり、もう少し短い距離の方が強さを発揮出来るかなあ。15位に大東大の下尾、ハーフは67分台、正直当日変更かと思っていましたので、主要区間の3区で15位は上出来かなあと思います。総合18位という下位でのタスキリレーで走りにくかったでしょうし・・・1万mでベストを一気に伸ばしてきていますし、ハーフもまだまだタイムを伸ばしてきそうです。

 

 

16位に中央の市田、徳永が苦しい走りで総合13位でのタスキを受け、再度浮上したいところでしたが苦しい走りでさらに2つ順位を下げてしまいました。全日本予選ではまずまずの走りを見せていますが、箱根予選は3年連続で100位オーバー、箱根も2度走ってともに区間16位となかなか結果を残すことが出来ていませんね。ハーフは1年時に63分32秒をマークしている選手なんですけどねー。17位に日大の木津、1,2区を中位で粘り、3区も木津で凌ぎたいところだったのですが、この走りは痛かったですね。1万mで29分5秒、箱根予選でも結果を残しているチーム4番手の選手ですから、ここでシード圏内は維持しておきたかったですが、総合13位と2つ順位を下げてしまいました。

 

 

18位に法政の中村、3区連続の最下位は何とか免れましたが、箱根で4区6位と好走経験のある中村でも、さすがにこのレース展開で力を発揮するのは困難ですね。総合順位も20位は変わらず、ずっと単独走での走りを強いられることとなりました。19位に上武の山岸塁、前回の箱根では9区13位となかなかの走り、箱根予選も2年連続で50位と安定した結果を残している主力の1人ですが、総合順位と同じ区間19位に沈んでしまいました。往路から苦戦することの多い上武ですが、3区間連続で区間18位以下と例年以上に苦しい往路となってしまいました。

 

 

区間最下位に明治の坂口、まさかまさかの走りでした。エースが揃った全日本1区で16秒差の区間7位、既に横手、木村に続く力を備え、来年度にはエースとしての活躍が期待されるほどの選手なのですが・・・区間エントリー後にでん部に痛みがあり、不安を抱えながらの出場でしたが、強行出場はなかなか結果も伴わないですよね。選手層の薄さの影響をもろに受ける3区となってしまいました。この悔しさを来年度、存分に晴らして欲しいです!!!

 

 


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