2014年度 ハーフ持ちタイム変動に見る戦力ダウン ~後半~

最後は、ハーフの平均持ちタイムが13位~24位の大学における4年生が抜けて新入生が入ってきたことによる持ちタイムの変化(通常はダウンするはず)を見ていきたいと思います。現在の平均持ちタイム3年生以下の平均持ちタイムはそれぞれこのようになっております。

 

 

順位 大学名 順位変動 タイム変動 タイム差
13位 中央学院大学 12位→13位 1:03:38→1:04:02 24秒2
14位 順天堂大学 18位→15位 1:03:54→1:04:16 22秒3
15位 拓殖大学 21位→17位 1:04:03→1:04:24 20秒9
16位 創価大学 23位→23位 1:04:32→1:04:51 18秒4
17位 中央大学 11位→10位 1:03:29→1:03:48 18秒3
18位 国士舘大学 24位→22位 1:04:34→1:04:49 15秒8
19位 國學院大學 15位→11位 1:03:41→1:03:55 14秒7
20位 早稲田大学 3位→2位 1:02:39→1:02:54 14秒5
21位 日本体育大学 8位→7位 1:03:15→1:03:26 10秒4
22位 東洋大学 5位→4位 1:03:02→1:03:10 8秒5
23位 青山学院大学 2位→1位 1:02:34→1:02:37 3秒4
24位 東海大学 7位→5位 1:03:14→1:03:17 2秒8

 

 

13位は中央学院大学、及川・芝山・山田の63分台トリオに64分1桁の木部、松下と5人も抜けるのですが、24秒2のダウンに留まり、順位も12→13位と1ランクダウンで済んでいます。芝山・山田は63分50秒台ですし、その一方で3年生以下にも64分台が揃っていますからね。10番手で64分46秒というのはまずまずではないでしょうか?今年度チームトップはルーキーの大森の62分47秒・・持ちタイム通りの走りを勝負レースで出来るようになれば、また柱となる選手が増えることになりますが果たして・・・?

 

 

14位は順天堂、順位も18位→15位と3ランクアップします。順大はあまりハーフには積極的に出場しておらず、箱根も2年連続でシードを獲得していたこともあり、20kmのタイムも持っていない選手が多く、結果としてハーフの持ちタイムはかなり悪くなっていたんですよね。 チーム唯一の62分台であるエースの松村優に63分台の松村和と松村兄弟の穴がそのままタイムダウンの要因となります。西郷は結局20km,ハーフのタイムは持っていませんし、的野も撃沈した1年の箱根予選会のタイム(ハーフ換算で67分台)がベストえすからね。5000m、1万mよりも影響は少ないです。63分台ランナーも増えてきましたので、ハーフでも62分台ランナーが出てきて欲しいですね。1万m28分台、ハーフ62分台がいないのはちょっと寂しいです。

 

 

15位は拓殖大学、21位→17位と4ランクアップしています。チーム唯一の62分台ランナーだった佐護に早川、櫻井、谷野と4人が抜けることとなりますが、学生ハーフで好走した3年生以下の選手が多かったですからね。平尾、新井、苅田、白石あたりがトップ10に入ってきて10番手で65分13秒というのは拓殖にしてはまずまずなのでは?1万mに比べてハーフのタイムが優れている選手が多いですし、これまで実績に乏しい選手も着実にハーフの距離に対応してきていますね。

 

 

16位は創価大学、小島、沼口の2人がトップ10にいますが、それぞれチーム7位、9位ですからね。結果としてその影響は小さめです。ただ、来年度の10番手が66分34秒という状況、62分台は山口がいるものの、63分台は0人など山口に続くエース格の台頭と選手層の底上げの両方が求められる状況ですね。今年度の箱根出場を1度で終わらせないためにも、さらなる戦力アップに期待したいです。

 

 

17位は中央大学、4年生の穴は大きい印象の中央ですが、ハーフでは18秒3のダウンに留まっていますね。多田・新庄が63分台前半、永井が63分台後半で3人が抜けることとなるのですが、ともに62分台を出してきた徳永、町澤の存在がまず大きいですね。一気にエース級のタイムを出してきて他、三宅、鈴木、相馬あたりが64分前半のベストを揃ってマーク、その結として10番手でもタイムは64分25秒とかなり優秀です。来年度も特にハーフの距離では侮れない戦力となりそう。

 

 

18位は国士舘大学、24位→22位と2ランクアップによって最下位を脱出します。浪岡、宇戸、工藤、飯野、櫻井と5人が抜けますが、最もタイムの良い浪岡でハーフ換算64分34秒ですからね。。。エースへと成長して堀合が63分15秒を出した他、1年生が本多、谷村、八巻と3人も来年度のトップ10に入ってきたこともあり、戦力ダウン幅は抑えられました。ハーフで66分切りが10人揃ったのは良かったですが、箱根予選会という勝負レースでも結果を出せる強さを身につけていって欲しいです。

 

 

19位は國學院大學、タイムダウンは14秒7に留まっていますが、11位→15位と4ランクダウンなんですよね。63分台後半には多くの大学が固まっているようです。62分台相当のタイムを持つ沖守に湯川、塚本、大下、川副と5人も抜けますが、1万m29分半前後だけではなく、ハーフも64分前半に多くの選手が控えているんですよね。結果として10番手は64分21秒というレベルの高さを誇っています。その一方で62分台が蜂須賀1人なのはともかく、63分台も稲毛、廣川しかいないのは寂しい・・・64分台前半から抜け出す選手が出てきて欲しいですね。

 

 

20位は早稲田大学、タイムの下落は14秒5,順位は3位→2位へと上がることとなります。62分14秒を持つ山本、62分30秒を持つ田口が抜けはしますが、トップ10に4年生は2人しかいないため、タイムはそれほど落ちません。来年度の10番手は光延の63分57秒ですが、9番手は平・武田の63分12秒となっており、ちょっと間が空いているのが気になりますね。早稲田のスカウトの制約上、なかなか選手層を厚くするのは難しいですが、62分台が大量6人もいる強力布陣、主力に故障者など無ければ来年度も3大駅伝を賑わせてくれそうです。

 

 

21位は日本体育大学、わずか10秒4のダウンに留まり、順位も8位→7位へと上げています。抜けるのは木村・加藤の2人でいずれも63分台だったことが大きいかなあ。来年度は1~4位がいずれも現3年生(山中・奥野・勝亦・小泉)ということで、タイム上は勝負の年となりますねー。その一方で5位~10位はいずれも1,2年生という状況に・・・各学年で伸びてきている選手が多いだけに、新監督となったどうなるのかが気になるところですねー。

 

 

22位は東洋大学、わずか8秒5のダウンになっています。前年度は設楽世代の抜ける影響で一気にタイムは落ちたのですが・・・今年度も田口・今井・髙久・淀川と4人がトップ10から抜けますが、4年生トップの田口がチーム5番手であることや上尾ハーフ・学生ハーフで好タイムを出した3年生以下の選手も多かったですからね。来年度のチーム10番手で63分37秒という高いレベルを誇っています。順位も5位→4位と1つ上げています。毎年戦力ダウンが騒がれる東洋ですが、やっぱり来年度も強そうです。

 

 

23位は青山学院大学、5000m,1万mともにダウンが少なかった青学ですが、ハーフはわずか3秒4のダウンです。ハーフの距離である箱根で圧勝した大学がほとんどハーフでタイムを落とさないというのはやはり他大学にとって脅威であり、最も箱根優勝に近い大学であることは間違い無さそう・・・順位も2位→1位とトップに立ち、2位に17秒もの大差をつけています。トップ10から抜けるのは7位の藤川のみ、来年度は61分21秒の神野を筆頭に62分前半が4人というのが凄まじく、10番手で63分37秒です。偶然にも東洋と10番手のタイムは一緒ですね。箱根で実績豊富な選手が上位にずらっと並び、本当に隙がない布陣が組めそうです。

 

 

24位は東海、最も4年生卒業による戦力ダウンが少ないことになります。わずか2秒8というダウン幅で順位も7位→5位へあげトップ5に入ってきました。トップ10からは吉川・石川が抜けるのみで中川は11位となっています。来年度は62分16秒を出し学生ハーフ4位の白吉を筆頭に、新たに62分台を出した髙木、63分13秒を出した林など勢いのある選手も多く、10番手で63分47秒ですからね。10番手のタイムでは優勝候補と言われる大学と遜色も無くなってきました。となると、求められるのはエース区間で他大学のエースと勝負出来る選手でしょうか?白吉、川端あたりにはそうなってくれることを期待したいです。

 


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