第102回(2026年)箱根駅伝 日本体育大学 区間配置予想
本日は日本体育大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根は往路を10位とシード圏内で久しぶりに終え、8区終了時でも9位とシード圏内につけましたが、ハイレベルすぎた9区以降のシード争いにはついていけずに12位でシード獲得とはなりませんでした。今年度の箱根予選は稼ぐべき選手は稼いだものの、100位以内はわずか4人とチームとしては苦戦、これまで箱根予選は6位以内で通過していましたが今回は9位と最も苦戦することとなりました。しかし、全日本では7区終了時で8位と終始シード争いに加わっての11位と十分に見せ場を作ってくれました。エントリーメンバー、箱根成績(直近5年)はこのようになっています。


箱根予選を走った12人は全員がエントリーされています。多くの予選会校が特に箱根予選で下位だった選手が外れている傾向がありますが、揃っているのは心強い限り。この中には全日本を走った8人も全員含まれています。また、状態が気になっていた浦上もメンバー入りを果たしました。箱根予選、全日本を欠場したものの、前回箱根5区11位で走っている浦上が5区を走れるかはチームにとって最も影響の大きい存在かも。
日体大は11末の日体大記録会で1万mに大挙して出場しましたが、27分台をマークした平島を筆頭に16人中14人が自己ベストを更新、すでに実績のある田島と故障明けで5区候補の浦上以外全員ですから、チームの状態の良さが伺えます。前回の箱根メンバー10人中5人が卒業して戦力ダウンが心配されていますが、2年生が6人エントリーするなど下級生からも多く選手が台頭しているのは、来年度以降を見据えても大きいです。そんな日本体育大学の区間配置予想は以下の通りです。
平島④ー山崎④ー田島④ー荻野②ー浦上④
天瀬③ー佐藤大②ー夏見①ー二村④ー吉田③
1区は平島、持ちタイムトップの選手を1区に起用すべきかというのは当然あるのですが…日体大は比較的1区を重視していますし、1区で出遅れてしまった場合に立て直すのは難しい気がするんですよね…リスクを取るのは1区よりも3,4区のどちらかかなということで、平島が3年連続で担うと予想。
2区は山崎、元々5区候補になるほど上りには強い選手ですし、前回の悔しさを胸に1年間2区を走るために準備してきたという本人の強い思いも考えると、2年連続で2区を走ることになるのでは。2区を経験しているというのも大きいですし。
3区は田島、前回は4区を走っていますが3本柱を1~3区に並べるのが良さそうかなあと。この3人がしっかりと力を発揮してくれれば3区終了時でシード圏内どころかもっと上位争いに食い込んでいてもおかしくないですからね。
4区は荻野、3本柱を1~3区に起用すると4区がどうなるのかということになりますが、箱根予選でも全日本でも良い走りを見せていた荻野が抜擢されると予想。ここに4年生だと往路が全員4年生予想となって流石にやりすぎかなというのもありますし。荻野が全日本に続いて箱根でも1区で十分計算出来るのが理想ではありますが、果たして…
5区は浦上、監督も浦上が走ってくれるのが一番良いという話をしていますし、箱根予選も全日本も出場出来なかったのは不安はありますが、箱根一本に合わせてくれると信じて…平地でも勝負出来る走力はありますし、万全の状態で5区で臨んでくれれば。
6区は天瀬、箱根予選ではチーム12番手だったのは気になるところですが、6区希望をしている選手でエントリーされたのが天瀬だけだったので…1万でもハーフでもタイムを伸ばしていますし、箱根でも期待。
7区は佐藤大、箱根予選ではチーム4番手、全日本8区では苦戦しましたが最長区間を任せられるだけの期待があるということです。連戦となった全日本は仕方ない部分もありますし、1万でも好タイムをマークしていて往路への抜擢もあり得る選手です。復路を走るなら大事な7区を走ってほしい。
8区は夏見、箱根予選ではチーム9番手ですが1万では28分29秒までタイムを伸ばしてきました。この走りを見ると箱根でも活躍を期待したくなります。とはいえ1年というのもありますし、比較的負担の少なく1年が走ることも多い8区と予想。
9は二村、前回は10区を走っていますが、今回は10区まで残す余裕は無いでしょう。1万でも好タイムをマークしており、往路が全員4年生でよければ二村が往路を走る可能性もあると思っています。過去5年を見ても9区はずっと4年生が担っており、今回走るとすれば二村になるのかなと予想。
10区は吉田、箱根予選ではチーム8番手で全日本では5区8位と良い走りを見せています。もっと大事な区間を任される可能性もあるのですが、まだ箱根は未経験ではありますし、全日本も比較的負担の少ない5区だったことを考えると、箱根も距離は長いながらも走りやすい10区と予想。
日体大の区間配置で気になるのはすでに予想でも記載していますが2つ。まずは5,6区の山をどうするかです。5区は浦上が走ってくれるのがベストですが、故障明けで走るにはあまりにも負担の大きい区間。少しでも不安があるのであれば5区はやめて方が良いですから…他には2年の永見が5区を希望していますが、持ちタイムや実績を見る限りはまだ不安な部分もあり…誰が起用されることになるのか。
6区は天瀬としましたが、こちらも勝負レースでの実績となると乏しい…過去5年を見ても6区は苦戦気味の区間ですし、山は複数の選手が準備しているでしょうが誰が下るのかどんな走りを見せるのか注目です。シードを狙うのであれば5区も6区も区間10位前後では走りたいですからね。もう1つ気になるのは往路の1~4区です。平島、山崎、田島の3人が1~4区に起用されるのはまず間違いないでしょう。この3本柱はそれだけ持ちタイムでも実績でも経験でも抜けています。
前回は1区平島、2区山崎、4区田島と走っていますが、この3人は1区ならば上位で、2区ならば中位では耐えてくれるでしょうし、3,4区ならば上位で走ってくれるであろう期待感があります。ただ、4区間を3人が担うとなると、1区間はリスクを背負う必要があるんですよね。2区を3本柱以外はまずありえないので1区か3区か4区か…理想は先述の通り1区荻野が全日本のようにタイム差無く走ってくれるのが理想ではありますが、全日本1区と箱根1区は別物ですからね。今回は4区荻野と予想していますが、山と同じくらい重要な区間となり得ます。
箱根予選では9位通過ではありましたが、箱根ではシード争いに絡むだけの力はあると思います。箱根予選会校の中で3本柱の強力さではトップクラスなのは間違いないですし、箱根予選会校の中で最もシードに近いのは順大だと思っていますが、その次は日体大を挙げたいほど期待しています。それだけ往路の平地を走れる選手が揃っていること、5区を中位で走れる選手がいるというのが箱根では大事ですからね。選手層も厚くなってきてエースも揃う今年度は大きなチャンス、2018年に4位になって以来、8年ぶりのシード獲得を是非とも果たして欲しいです。