中央大学 2025年度 出雲・全日本振り返り⇒箱根に向けて
続いては中央大学について、出雲・全日本の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。出雲・全日本結果はこのようになっております。出雲ではコンディションの問題もあってチームとして噛み合わずに10位でしたが、そこから全日本では優勝争いに終盤まで加わりながらの2位、全日本で2位に入るのは2005年以来20年ぶりのことです。

1区の岡田が区間賞と最高のスタート、先頭集団で何度か揺さぶりがある中、岡田の切れ味抜群のスパートが光りました。しかし、2区の濱口は区間11位と非常に苦しい3大駅伝デビューとなり、総合では1→10位と9つも順位を落としてしまうことに。3区の溜池も区間7位で総合10位は変わらず、正直出雲には合わせていないという話ですし、この展開も仕方ないですね。むしろ、ここで区間賞を獲得した岡田が凄すぎる。
4区の駿恭も同じく区間7位、総合では10→9位に浮上しています。5区の佐藤大が区間3位で走ったのは良かったですね。着実に安定感を増してきています。しかし、6区の本間は区間10位で再び総合10位に下がってしまうことに。優勝候補の一角と言われていましたが、関東勢ではブービーというまさかの結果に終わりました。
1区の本間は区間9位も先頭とは5秒差と好位置で繋ぐことに。一時は集団から抜け出そうとする走りも見せましたし、十分スターターの役割を果たしました。2区の駿恭は区間2位と見事な走りで8→1位と先頭に浮上、ラストの切れ味はさすが駿恭と思わせるものでした。エースがしっかりと走ってくれるとチームも乗っていきます。3区の藤田は区間4位、藤田が主要区間を上位で走ってくれたのは今後を見据えても非常に大きかったのでは。本間を1区に起用しても主要区間で安心の強さでした。
4区の柴田は区間賞とこちらも素晴らしい走り、故障などもあってなかなか3大駅伝に出場出来ていませんでしたが、本来は本間と並んで3年生を牽引する存在ですからね。1年の箱根以来となる3大駅伝で先頭に立つ走りを見せました。5区の三宅も区間3位とルーキーながら見事な走りを披露、全日本予選でも2組5位で走っていますし、先頭とは離されましたがよく走ったと思います。
6区の佐藤大は区間3位と出雲に続いての区間3位、出雲・全日本両方合わせてきたのは佐藤大だけでしたからね。3大駅伝・予選会で苦戦したのは前回の箱根くらいです。総合でも3→2位に浮上することに。7区に起用された岡田は区間6位、決して悪くはなかったですが優勝を争う他大のエースからは遅れてしまい、総合では再び2→3位と下がってしまうことに。それでも、8区の溜池は素晴らしい走りで区間2位、再び総合2位に浮上してのフィニッシュとなりました。ほぼ狙い通りのレースが出来たのではないでしょうか。
MARCH対抗や八王子LDで好タイムを連発、ついに史上初めて1万の平均タイムが27分台に乗ってきました。学生が27分台を出すだけでも凄いのに、平均で27分台は凄まじいですね。箱根に向けても期待は高まるばかりです。往路は駿恭、溜池、本間と前回の1~3区をそのまま並べることも出来ますし、1区にエース級以外を起用すれば、さらに他の区間に厚みを持たせることもできます。岡田、藤田と往路を任せられる選手が少なくとも5人はいて、1~4区のいずれも心配いらないのは大きいですね。
そうなると、気になるのは前回最上級生が担った5,6区をどれだけ走れるかでしょうか。6区は5年連続で区間6位以内と安定しており、最近は中央が得意としてる区間。走りた区間としては佐藤蓮や杉本らが挙げていましたが、6区はあまり心配いらなそうかなあ。5区に誰を起用してくるのかどんな走りを見せるのかは往路の平地が十分すぎるほど計算出来るだけに、チームの命運を握ることになるかも。最注目区間です。
復路も実力者を揃えることができます。先述の選手以外にも前回8区を走った佐藤大は今年度安定した走りを披露、4区を走った白川、9区を走った吉中も戻ってきてチームとしても足並みが揃ってきました。3年の柴田、鈴木、2年の並川、七枝、1年の濱口、三宅や勝負レースで実績を残す選手、持ちタイムを伸ばす選手もズラッと揃っていて復路のメンバー争いも全大学でトップクラスに熾烈です。
これまでの走りを見ていると、30年ぶりの箱根優勝も現実的な目標に見えてきますよね。監督のコメントからも今回の箱根に賭ける強い想いと自信が伺えますし、後は各選手がどれだけ箱根に合わせられるかでしょう。ベストメンバー、ベストコンディションで臨めれば優勝争いを制するだけの力は十分にありますし、チームとしても悲願の箱根優勝、果たして欲しいです。