第102回(2026年)箱根駅伝 3区振り返り ~区間賞:本間(中央)~
続いては箱根駅伝の3区における各選手の走りを振り返っていきます。3区結果はこのようになっております。スピードのある選手がズラッと揃いましたね。3区で区間9位以内に入った大学は全てシードを獲得しており、唯一二桁順位からシードを獲得したのが日大で総合10位ということで、エース区間の次の区間はシード争いにおいて非常に重要な区間となりました。

この区間を2年連続で制したのが中央の本間、前回は60分16秒、今回は60分8秒と2年連続で素晴らしいタイムをマークしてきました。区間2位とも43秒もの差をつけていますし、この2年間の中央の躍進において、本間の存在感は本当に大きかったです。ここで区間5位に入ってきた帝京の島田の走りも凄まじかったです。単独最下位、19位とも大差がついているとなると力を発揮するのは本当に難しいのですが、帝京の反撃はこの3区から始まりました。
2区で崩れてしまった東洋は迎が区間10位と2年連続区間中位の走り、迎の苦しい位置での安定感も光りますね。往路でさらに区間上位で走れるような選手となってくれれば。大東大は期待のルーキーである菅崎を起用しましたが、最後はフラフラになってしまいました。直前に転倒もしながらも何とかタスキを繋げたのは良かったです。区間順位は最下位ですが、19位とも34秒差ですしそこまで大きく崩れたわけでも無かったです。
日体大の荻野が区間19位、箱根予選、全日本と快走を見せていて箱根でも期待していましたが、こちらは洗礼を浴びる結果となってしまいました。山梨学院の最重要区間だと思っていた3区ですが、こちらは占部が区間18位ということで今回も苦戦…誰が走っても厳しいと思っていましたが、もう1人か2人往路を走れる選手が出てこないとシード争いに加わるのは困難です。
関東学生連合として出場した法政の大島は区間18位相当ということで、最初で最後の箱根でしたがもう一歩力を発揮出来なかったかな。復活を果たした神大の新妻も区間17位、箱根では3年連続区間17位以下と苦戦が続いています。日大の日本人エースである冨田は区間14位、日大が苦戦することも多い区間においてよく走ってくれたと思います。総合でも10位とシード圏内でレースを進めてくれましたからね。
区間上位では区間2位に駒澤の帰山、さすがに突っ込みすぎたのか差し込みもあってややペースダウン、それでも区間2位で走るところに強さを感じました。区間3位に國學院の野中でしたが、出雲・全日本の支配的な強さを考えると区間3位でももう一歩、区間賞は最低限獲得したかったと思うほどに今年度は強さを見せています。
区間4位に順大のルーキー井上が入ってきたのも素晴らしかった。ずっと順大の走りを褒めている気がしますが…中でも3区で4位に入ったのは会心の走りだったのでは。頼りになりすぎるルーキーです。区間6位に城西の小林で1つ順位を落とすも総合2位ですし、平地でもエース級の選手となりました。青学の宇田川が区間7位、早稲田の山口竣が区間8位ということで宇田川も主要区間をしっかりとまとめてくれましたし、山口竣は前回よりもやや順位は下げましたが、出雲・全日本回避を考えてもよく走ってくれました。
創価の織橋は区間9位、3大駅伝はずっと一桁順位で安定していますし、それは往路の主要区間でも同様なのが素晴らしい。区間11位に東京国際の菅野、チームの日本人エースであることを考えるともう一歩だったかな…12位に東農大の原田、13位に東海の草刈が続きました。原田は前回4区19位だったこと、草刈は箱根初出場であることを考えると、ともによく走ってくれたかな。
立教の原田が区間15位、難しい位置ではありましたが、2年連続の6区から3区に抜擢されてこちらもよく走ってくれたかな。城西の小林など箱根6区→力をつけて3区というのはよくある流れですね。中央学院の坂本が区間16位、区間順位としてはもう一歩ではありますが、これまでの実績を考えても最低限では走ってくれたのでは。