第102回(2026年)箱根駅伝 ~シード争い展望~
2025年も今日で終わりですね。毎年言っている気がしますが、今年は今まで以上に色々とあってブログもしばらく休止していて、駅伝シーズンに入ってもやめたままだともう今後ブログは書かないだろうなと思っていたのですが…Twitterで声をかけてくれた方のおかげで、何とかブログ続けられています。来年もまた続けられるかは分からないですが、駅伝シーズンの楽しさはやはり魅力的だなと感じています。
区間エントリーが発表され、箱根駅伝まで後2日に迫ってきました。今日はシード争いの展望について各大学ごとに見ていきます。前回は10区まで4校でのシード争いが過去最高レベルで繰り広げられましたが、往路でシード圏外だった大学のうちシードを獲得したのは、往路で11位の東京国際、14位の帝京の2校。タイム差が無かったとはいえ、14位からのシード獲得は驚異的です。今大会は青学、駒澤、國學院、中央、早稲田が5強と言われ、前回の箱根でもトップ5を占めています。5強が5位以内を逃す可能性はそれなりにあると思いますが、シードを落とす可能性は低そうということで、残る15大学について見ていきます。
シード校の中でもやや評価が低いのがこの城西、全日本で9位とシード落ちとなってしまったのが一番の要因ですかね。ただ、箱根は4年生が鈴木、桜井、山中とズラッと戻ってきてましたし、キムタイが2区、斎藤が5区と2大重用区間で全大学トップクラスの戦力を有しているのが大きい。補員に戦力がだいぶ揃っているのも不安ではありますが…それでもシード争いをする大学よりは一歩上だと思っています。
全日本では苦戦したものの、7位とシード権を危なげなく確保しました。箱根に向けては新戦力の台頭に黒木なども戻ってきましたし、6区を走っている川上がいないくらいで区間配置を見てもかなりベストに近い布陣が組めています。前回は盤石だった2区が今回は最も不安区間ではあるのですが…ムチーニでも山口でより計算の出来る選手が起用されるのであれば、十分に耐えてくれるのでは。全日本・箱根ともに安定してシードを獲得していますし、創価もシード争いに巻き込まれる可能性はかなり低そう。
箱根シード校の中で最も戦力的に厳しいのが東京国際なのはさすがに否定出来ないか。駅伝で実績のある選手がエティーリ、菅野、大村、中山くらいしかいないですからね。前回シード争いを制した箱根8位メンバーのうち6人が抜けた影響と全日本も予選落ちですからね。ただ、小柴が日本人エースとして台頭、区間配置も現状だとかなり理想的な布陣が組めているように思えます。また、2区終了時で上位にいるであろうアドバンテージ、箱根での勝負強さも魅力です。シード争いをするであろう1校、ただどちらかといえば厳しい位置にはいると思います。
前回はアクシデントがあった上でのシード獲得、今回は監督のコメントを見てもかなり理想的な布陣が組めているように思えます。2区と5区がが誰になるかというのだけが気になるところで、2区が宮崎でも西村でもシード争いをする大学と比べるとさすがに厳しそうな気はしますし、2区宮崎だと5区木村になるはずで成長著しい選手ではありますが1年で5区はさすがに負担が大きいです。往路で多少苦戦しても、復路で巻き返すだけの戦力は揃っていると思いますが、現状だとシード争いをするであろう1校という印象です。
5強以外で最も評価が高いのが帝京大学、全日本では6区終了時までは4位、長距離区間で逆転されても6位とハイレベルな走り、さらに上尾ハーフでは面白いように自己ベスト連発とエース力も選手層も厚くなってきました。区間配置も2区楠岡を始め大きな違和感はないですし、5区はどうしても気になるところですが…平地がシード争いをするであろう大学よりも駅伝の実績でもハーフのタイムでも上回っていますし、5位以内に入る可能性も十分あると期待しています。
1区にエースの近田を起用してきたのが、どうなるか…ただ1区で好位置につけたとしても、どうしても2区は厳しいですからね…かなり理想的な区間配置に見えるのですが、それでも往路でシード争いに加わるのは正直難しいと思っています。箱根予選で強さを見せていますが、箱根で実績ある選手が少ないのがどうしても不安…5区も1年に託すことになりますからね。復路はシード争いをする大学と比べても戦力は上だと思いますが、復路で巻き返したとしてもシードラインまでは難しそうかな。
区間配置はもちろん当日変更次第ですが、やや予想外な部分もありました。1区は誰なのか、5,6区は前回走った川原、林がいますが別の選手が走ることになるのか。また、総合力では予選会校の中でトップクラスですが、エース力はそこまで圧倒的でもないだけに、2区吉岡、3区井上の走りは本当に大事になってきます。復路も戦力は充実していますし、特に違和感もないので…往路で耐えられるかですね。シード争いをするであろう大学の中でも上位の力はあると思います。
1区,2区,4区,5区が何も心配いらないどころかいずれも区間1桁や上位争いが期待出来るのが大きいです。1区の平八重、5区の弓削は一桁順位で前回走っていますし、キピエゴも箱根予選トップの走りを箱根でも見せてくれれば…阿部もすでに日本人エースですからね。もう全ては3区にかかっています。占部がこのまま走るのかそれとも他の選手が走るのか…3区で崩れること無く耐えれれば、往路はシード圏内どころか11位の大学とかなりのタイム差をつけている可能性も十分。それを復路でどれだけ耐えられるか…前回は復路も崩れてしまいましたが、今回はシード争いをするであろう1校かと。
日大も判断が難しい大学ですね。持ちタイムはもうシード校と遜色ないのですが、3大駅伝の実績を私は最も重視していますし、タイムの出る記録会に大挙して何度も出場しており、ある程度持ちタイムが良いのは当然だと思っているので…もちろん、数年前の全然記録会に出ず、自己ベストを更新する選手もほとんどおらず、そして箱根予選も通過出来ない暗黒時代を考えれば、今の走りは見ていて圧倒的に楽しいのですが。2区キップケメイ、5区鈴木と主要区間を計算出来るのは大きく、2区以外の往路の平地で粘ることが出来れば、復路もシード争いに加わっていくことは可能だと思います。後は崩れる区間をいかに減らせるかですね。
1区兵藤、2区花岡と2年前と同様で2年前は2区終了時で10位となっており、今回もそこが一つの目安となりそう。5区が永本だとすれば今年度は最も信頼出来る選手の1人ですし、3区平井の走りが非常に大事になってきます。3区永本だとすれば、5区岩根の走りが命運を握ることになるかも。復路も竹割が9区となれば経験も実績もある選手が揃うことになりますし、シードを争う大学の1校だと思いますが、エース力・選手層ともに充実していてシードは現実的な目標となりそう。
2区前田がとにかく楽しみすぎますね。原田も3区に入っていますし、後は栗本、深堀ら主力がどの区間に入ってくるか。前田が万全であれば2区終了時で上位にいる可能性は高く、3区以降の選手も走りやすくなるのも大きいです。2年生以下もどんどん選手が台頭してきていますし、2年前に出場した前回よりも十分勝負はできそう。ただ、ここからいきなりシード争いに加わるのは難しそうで箱根予選と同じ16位は一つの目安となりそう。
1区上田、2区宮本という布陣はやはり楽しみですよね。上田はすでに今年度からエース級の強さを見せていますし。5区三原、6区大岩も期待しています。平地も当日変更次第ではありますが、酒井や新妻を往路に起用出来るのであればかなりベストに近い布陣は組めそう。前回の箱根経験者が全員揃っているのは神大にしか無いアドバンテージですからね。前回の16位よりも順位を上げる可能性は十分ありますが、それでもエース力が厳しい以上、シード争いに加わるのはなかなかに大変そうかなあ。
箱根予選で8位通過するような戦力ではないですし、1区大濱、2区棟方という布陣は前回と一緒で前回以上の走りが期待できそう。山は新戦力に任せることになりそうで5区上田、6区石川がどれだけ走れるか。6区は戸田や鈴木の可能性もありますが…2年前にシードを獲得している唯一の予選会校であり、前回の19位や箱根予選の18位相当からはグッと順位を上げてくるでしょうし、シード争いに絡んでくる可能性もありますが、それでもシード獲得までは流石に厳しいのでは。
田島が2区というのが気にはなりますが、平島、山崎の3本柱に荻野が平地を走り、5区が浦上なのであれば、区間はともかく往路は現状組むことが可能なベストな布陣ですよね。2年前は5区終了時で10位でしたが、今回は復路のことを考えても出来る限り11位と差をつけたいところ。それが可能な選手は揃っています。復路もただ耐えるだけではなく、二村、佐藤大、夏見らが当日変更で走るとなれば十分に計算は出来るわけで…シードを争うであろう大学の1校という予想ですが、箱根予選下位通過からシードを獲得するのであれば日体大だと思っています。
馬場が2区に入ってきたのは大きいですし、このまま出場するのであれば万全だということでしょう。國安、吉屋、原田あたりが往路に入ってくるのであれば、往路も楽しみな戦力となってきますし、そうなると鍵を握るのは5区ということになるか。木島がそのまま走りそうですが、最重用区間でどんな走りを見せてくれるか。復路も当日変更との兼ね合いもありますが、少なくとも20位相当の大学では無いですよね。見せ場を作ってくれそうな期待感もありますが、それでもシード争いに加わるのは現状難しそう。
まず、シード校というのは全く入れ替わらないということはなく、逆に3校が入れ替わるのもなかなか無いです。1校か多くても2校といったところ。そして、今回のシード校の出雲・全日本の走りや箱根予選を見てもシード校の力は抜けており、多くの予選会校がその枠を狙っているであろう東京国際以外の9校がシード落ちとなる可能性はかなり低いと思っています。その東京国際も別にシード争いをするであろう大学ですし、箱根での強さはトップクラスで連続シードを獲得しても驚きは無いですからね。
そして、予選会校で力が抜けているのが順大というのも変わらずなのですが、シード有力かと言われると決してそんなことは無いかなと。箱根予選通過には総合力が大事になってきますが、箱根でシードを獲得するには往路で勝負出来るエース力の方が総合力よりも大事だと思っています。そうなると、箱根予選会校の中では往路で4区間が計算出来そうな山梨学院大学、東海大学、日本体育大学の3校がシード争いに喰らいついてくる気はするんですよね。山梨学院は他のシード争いするであろう大学と比べてもやや復路が劣るように思えるので…
現状としてはシード予想としては、無難すぎるかもしれませんが、東京国際がシード落ちで順大がシード圏内に入ってくると思っています。シード校がもう1校崩れるとしたらそれは城西か東洋という全日本でシードを獲得できていない大学ということになってくるでしょうし…逆にもう1校予選会校からシードを獲得するとすれば、東海か日体大になるのかなあと。今回のシード争いは前回以上に熾烈を極める可能性もありますし、再びハイレベルなシード争いを期待したいです。