第102回(2026年)箱根駅伝 大東文化大学 区間配置予想
最後は大東文化大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根は1区こそ8位でしたが2区以降は苦戦が続いて往路は19位、復路でも順位は上げられずに総合19位で2年連続のシード獲得とはなりませんでした。今年度の箱根予選でも8位と下位通過、全日本では1区で出遅れてしまうと、一桁順位は1区間のみと苦戦、13位と駅伝シーズンでは苦戦が続いています。エントリーメンバー、箱根成績(直近5年)はこのようになっています。


箱根予選を走った12人からは、チーム8番手だった1年の増子、9番手だった和田、10番手の藤原、11番手の宮倉と4人も外れてしまいました。これは全大学中でも最多かな。いずれも8番手以降ではありますが、ここまで外れたのには正直びっくり。そんな状況で一気にメンバー入りを果たしたのが4年生、入濱が3大駅伝出場回数が8回、予選会が6回とチームが出場した全てに出場している一方で他の選手は3大駅伝どころか予選会にも誰一人出場出来ないという状況でしたが…赤星、照井、戸田の3人がメンバー入りを果たしました。
入濱以外に最初で最後の箱根出場を果たす4年生が出てくるかには注目。また、1年生も4人がメンバー入りを果たしました。菅崎、鈴木、上田の3人は全日本にも出場を果たしていますし、早くも戦力として台頭する選手が複数人いるのは頼もしい限り。本来選手が揃う3年生が3人と最少人数となってしまったのは残念ですが、4年生の台頭で学年バランスはかなり良くなりました。そんな大東文化大学の区間配置予想は以下の通りです。
大濱②ー棟方③ー松浦②ー中澤②ー上田①
戸田④ー菅崎①ーキプロップ②ー入濱④ー赤星④
1区は大濱、前回も区間8位で走っている実力者、持ちタイムもチームトップクラスですし1区を経験しているのは大きいです。シードを狙うためにも1区で出遅れるわけにはいかないですし、1区でリスクを背負うよりはエース格の大濱を起用するのが良さそう。
2区は棟方、本人も2年連続で走る気満々ですし、監督も起用を示唆しています。前回は区間17位と非常に苦しい走りとなりましたが、チームのエースは棟方ですし、前回の悔しさを晴らすエースの走りに期待。
3区は松浦、全日本では8区で良い走りを見せていました。箱根予選でも好走と今年度は一気に主力の仲間入りを果たしましたし、全日本8区からの箱根9区もありそうですが…入濱を復路に残したいという話もあったので、であれば3区を任せられるのは松浦ということになるかな。
4区は中澤、前回は5区19位とほろ苦い箱根デビューとなりました。今回は往路の平地で勝負したいという話ですし、本人も希望している4区としました。箱根予選でもチーム2番手で走っている主力の1人ですし。
5区は上田、本人も5区を強く希望しているようですし、箱根予選でもチーム7番手で走った実績があります。全日本でも6区で起用されていますし、1年ながら欠かせない戦力となっています。1年が箱根の5区で好走してくれれば来年度以降を見据えても大きいですし、大東大の山はやはり楽しみです。
6区は戸田、入濱以外の4年生に箱根を走ってもらいたいという思いもあり…明確に6区を希望していてエントリーされた選手が戸田だけだったということもあって、戸田としました。持ちタイムは目立たないですし、箱根のエントリーも初ですが6区に賭けてきた走りに期待。
7区は菅崎、全日本は1区21位と非常に苦しみましたがこちらは万全ではない中での起用だったということですし、上尾ハーフで62分17秒の走りを見ると箱根でも10人どころか往路を走ってもおかしくないほどです。復路の中でも大事な7区としました。
8区はキプロップ、大東大の留学生はなかなかに苦戦していますが、小江戸川越ハーフでは良い走りを見せていましたし、箱根でもそろそろ戦力となってきてほしいところ。まだ主要区間は難しいかなということで、2年前にワンジルも走った8区としました。
9区は入濱、復路に入濱を残せればチームとしても大きいですが…走るとすれば23km区間である9区が良いかなあ。下り基調というのも3度走った3区と同じですし。それで往路で遅れてしまっては元も子もないですが、終盤までシード争いに加われていれば、9区入濱はシード獲得の切り札となりそう。
10区は赤星、こちらも小江戸川越ハーフで自己ベストとタイムを伸ばしていますし、10区を4年生に任せるというのはあり得るのかなあと。監督も4年生の活躍には期待をしていましたし、10区の争いは激しいですが勝ち取ってほしい。
10人の争いはだいぶ激しくなってきましたよね。今回は外して予想舌選手には、上尾ハーフでタイムを伸ばしてきた4年の照井、前回10区を走っている庄司、箱根予選・全日本を走った鈴木要らがおり、いずれも箱根を走ってもおかしくない選手ばかり。4年生を3人起用は正直期待を込めてというのもあるので…例えば6区鈴木要、10区庄司というのはむしろこちらのほうが可能性が高そうと思うほどです。
往路の平地も大濱、棟方、松浦、中澤と予想しましたが3区を3年連続で走っている入濱はもちろん、菅崎も往路候補として名前が挙がっており、往路の出場争いも激しそうなのは頼もしい限り。その一方で往路を上位で走れそうな選手…となるとなかなかに厳しい気がするんですよね。往路をシード圏内で終えることが出来れば、復路は十分にその位置を守れると思うのですが、往路でシード争いに喰らいつくのが大きな課題となりそう。箱根に復帰して以降も往路は苦戦気味で、2年前にシードを獲得したのは5,6区で区間4位だったのがあまりにも大きかったですし。
今回は前回5区を走った中澤は平地が有力という話ですし、6区は経験者がいないので山はどちらも初めて走ることになります。大東大は昔から山を得意としているとはいえ、こちらも気になるところ。実際、前回の箱根では5,6区はいずれも区間15位以下と苦戦していますし。ただ、箱根予選で8位と下位通過ではありますが、予選会校の中ではシード獲得の可能性が高い大学だとも思っています。今回の予選会校で2年前にシードを獲得しているのは大東大だけですし、直近でシードを獲得している経験は大きいです。
前回の箱根、そして今年度の箱根予選、全日本となかなか結果が出ていないのはどうしても気になるのですが…戦力は揃っていますし、この苦しい時期を糧にさらなる飛躍を果たしてほしいところ。1年生の活躍に2年の松浦など新戦力の台頭もありましたし、今回の箱根ではしっかりとチームとしてベストな布陣・コンディションで臨んでほしいですし、2年ぶりの箱根シード獲得を期待したいです。