箱根駅伝における区間別平均順位(2020~2025) その5 ~中央、城西、東海、東農~

箱根駅伝のエントリーも近づいてきたということで、箱根に出場する20校の区間別平均順位、先頭とのタイム差を見てみます。対象はシューズの進化で高速化が始まった2020年以降、6大会となります。最後は中央大学、城西大学、東海大学、東京農業大学の4校です。

区間平均順位先頭との差
1区9.7位56.3秒
2区12.2位126.2秒
3区9.3位135.5秒
4区6.8位91.8秒
5区9.3位156.0秒
6区5.5位66.2秒
7区7.8位102.2秒
8区12.5位158.7秒
9区8.3位101.8秒
10区7.3位93.7秒
1.中央大学

最も良い順位は5.5位の6区、この6年間は若林、浦田の2人だけが担っている区間ですし、下りのスペシャリストをしっかりと育ててくる中央の強さは昔から今にいたるまで健在です。次いで6.8位の4区ということに。個人的にはやや意外だったのですが、振り返ってみると他の往路は区間賞を含めインパクトのある走りを残している一方で、崩れるときもありましたからね。4区はこの5年間もずっと区間1桁ですし、高いレベルで安定しています。続いて10区の7.3位となっており、チーム10番手が走ることも多いこの区間での強さは中央の選手層も示しているかな。


逆に最も苦戦しているのは8区で12.5位、こちらは体調不良だった阿部や前回最下位に沈んでしまった佐藤大らの走りが響いていますが…こちらも本来であれば10区と同様に中央がアドバンテージを得やすい区間ではありますよね。往路では2区の12.2位が最も悪い順位ということに。大和の区間賞はありますが、中央の2区は基本的に苦戦気味ですよね。2区を凌ぐ区間とすることもありましたし。ただ、前回9位で走った溜池が今年度さらにレベルアップしているのは凌ぐどころか稼ぐ区間となり得ます。エース力も選手層も揃っているだけに、箱根はやはり楽しみで仕方ありません。

区間平均順位先頭との差
1区7.5位44.5秒
2区11.0位109.8秒
3区9.5位121.8秒
4区13.0位168.8秒
5区2.8位42.5秒
6区10.5位104.3秒
7区10.3位117.5秒
8区16.5位137.5秒
9区8.0位90.5秒
10区12.0位127.0秒
2.城西大学

城西は2020、2022の箱根でいずれも出場出来ていないため、6年で4度の箱根出場となっています。その中で何と言っても目を引くのは5区の2.8位という驚異的な順位です。城西躍進の象徴でもあった山本唯が2度の区間賞、そしてエースの斎藤が万全で無いながらも区間3位、5区の強さは圧倒的で今回も斎藤が担うとなれば非常に楽しみです。往路で次いで良いのが7.5位の1区ということに。過去4大会はいずれも出遅れることなく繋げているのも城西の安定感に繋がっていますし、今回も1区は非常に大事になってきそう。


復路で最も良いのは9区で8.0位、城西は9区を重視して準エース級を起用してくることも多いですし、前回は桜井が区間賞という会心の走りでした。逆に最も苦戦しているのは8区で16.5位、8区は9,10番手の選手が走ることも多い選手層が求められる区間ですが、ここはいずれも区間14位以下と苦手としています。今年度も全日本を見る限りは選手層が厚いとは言えず、苦労する区間となるかも…ついで苦戦しているのが4区の13.0位となっており、ここは得意の5区へと繋ぐ大事な区間だけに、挽回する5区ではなくさらに上位を狙う5区としたいですよね。エースを活かせる走りが出来るかが非常に大事になってきます。

区間平均順位先頭との差
1区6.6位34.6秒
2区9.8位108.4秒
3区8.6位125.8秒
4区11.8位134.2秒
5区11.0位176.8秒
6区6.0位49.6秒
7区9.0位92.8秒
8区10.4位93.6秒
9区9.4位115.2秒
10区13.8位168.8秒
3.東海大学

前回の箱根予選で予選落ちとなってしまったことで、6年間で5度の出場ということに。6年前は黄金世代が4年時、連覇を狙っての2位でした。再び強い東海の姿をみたいです。最も良いのが6区の6.0位、5大会では驚異的な走りを見せた館澤の区間賞を含め、全て1桁順位で走っています。3度走った川上を含め、6区の安定感は抜群です。次いで1区の6.6位、こちらは区間5位以内が4回と高いレベルで安定しています。ただ、1区はタイム差がつきにくいこともあり、今回も主力を起用するかは悩ましいところです。


逆に最も苦戦しているのは10区で13.8位、過去3大会はいずれも区間19位以下とアクシデントもあったりと厳しい走りが続いていますし、3年で2度、シード圏内→シード圏外に落ちてしまっていますから、シード争いに最後まで加われたとしても10区の走りというのは特に大事になってきそう。ついで苦戦しているのが4区で11.8位、東海は1~3区にエースを起用する傾向があるので、相対的に4区に準エースを残せずにいるというのもあるかな。ここも1区との兼ね合いですし、今回の区間配置も悩ましいですね。

区間平均順位先頭との差
1区11.0位43.0秒
2区7.0位56.0秒
3区23.0位413.0秒
4区19.0位164.0秒
5区17.0位297.0秒
6区22.0位208.0秒
7区13.0位106.0秒
8区19.0位197.0秒
9区4.0位49.0秒
10区23.0位252.0秒
4.東京農業大学

今回箱根に出場する他の大学は最低でも3度は6年間で出場していますが、東京農業大学は2年前の1回だけですから、平均順位=2年前の区間順位となって平均の意味は無いです。その前に出場したのは2014年まで遡りますからね。本当によく復活しましたよね。。。2年前の走りで最も衝撃的だったのは9区4位だった深堀、主力の1人ではありましたがビックリしました。今回も深堀を9区に残せれば大きいですが、さすがに往路での起用となるかな。2区は本来であれば大エースの前田が担うべき区間、前回は故障明けで7区13位、箱根予選も万全で無かったですが万全の状態で2区で見てみたいです。


前田が2区だとすると、前後の1,3区が大事になってきます。2年前は高槻、並木の1,2区での快走が光りました。今回は栗本、原田ら箱根予選で好走した選手らもおり、1~4区は箱根予選で好走した選手も並べることが出来るのは楽しみ。そうなると10年ぶりの出場だった前回はさすがに準備が足りなかったであろう5,6区の山の対策も気になるところ。今後、箱根出場だけではなく勝負していくためには、最もタイム差がつきやすい5区、復路のスタートで7区以降に大きな影響を及ぼす6区はとどちらも大事になってきますからね。2010年の箱根で5位となって以降、5大会出場して最高順位は14位ですが…ここらへんが今回のターゲットとなってきそうかな。

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