順天堂大学 2025年度 箱根予選・全日本振り返り⇒箱根に向けて

吉岡が26位だったのを筆頭に31位の小林、35位の井上、43位の山本と50位以内が4人、吉岡はエースの風格が漂ってきましたし、上級生になって安定感もましてきました。3大駅伝・予選会初出場だった小林がこの順位だったのは正直びっくり、一気に力をつけてきましたね。1年の井上も35位は素晴らしいですよね。即戦力ルーキーとして期待されていましたが、見事に応えています。山本も1年時は3大駅伝・予選会のエントリーさえなかったところからこの快走、いずれも期待通りか期待以上の走りでした。
5~8番手で60位の古川、66位の石岡、68位の川原、78位の林とこちらも高順位で続きました。古川は前回もチーム3番手で走っていますし安定感のある選手ですし、石岡も長い距離で特に安定していて安心感があります。川原はエース格の1人ですし、この順位はやや物足りないかもですが、それでもしっかりと走れています。林は前回の箱根で6区8位で走っている選手、平地でも強さを見せています。2年生に注目が集まりますが、箱根予選では3年生の活躍が目立ちました。
9番手の99位に大倉で二桁順位が9人というハイレベルなレース、大倉は前回の150位からしっかりと順位を上げてきました。玉目が113位ということで、エースの1人が今回は苦戦…それでも2位通過出来る総合力の高さを感じます。11番手の144位に永原、12番手の182位に石井と続き、永原は2年連続でチーム11番手以降なのが気になるところ…石井も予選会初出場でそこまで悪い順位でもないですし、全員が200位以内で走れたのは良かったかな。全員が完璧というわけでは無かったですが、それでも強さを見せた2位でした。

1区の吉岡は区間6位、先頭と4秒差と好スタートを切りました。エースが最短区間の1区?というのはありましたが、それだけ1区を重視したということでしょう。実際、1区で出遅れた大学は基本的にシードを獲得出来ていないですからね。2区の井上は区間8位、ルーキーがいきなり先頭集団かつエースの集まる2区というのはプレッシャーも大きかったでしょうが、よく走ってくれました。近いうちに井上もエースと呼ばれる存在になっているでしょう。
3区の山本は区間14位、箱根予選は良い走りを見せていましたが、その疲労も残っているであろう初の駅伝でいきなり主要区間でいきなりの3区はやはり負担が大きいですよね。8→11位とここでシード圏外に下がることに。ここで4区の永原は区間8位と粘れたのは良かったですね。もちろん、高校時代の圧倒的な強さからすればまだ物足りないですが、それでも初の大学駅伝で一桁順位で走ってくれました。5区の川原は区間5位、つなぎ区間でしっかりと順位を上げていくのが順大らしいというべきか…頼もしい選手が揃っています。
そして6区の石岡も区間5位で続いて9→8位と再びシード圏内に入ることに。石岡も安定して強いですね。今回出場した唯一の4年生でしたが…頼りになる選手です。7区の古川は区間14位と苦戦して8→9位と再びシード圏外に。古川も長い距離で実績があるとはいえ、さすがに前回の箱根10区から全日本でエース区間は厳しかったかなあ。それでも、8区の小林が区間10位の走り、区間順位以上に総合8位に浮上して箱根予選会校の中で唯一シードを獲得する走りを見せたのが素晴らしかったです。
箱根シード校のうち、東京国際と東洋は全日本予選落ちのため、全日本に出場したのは8校、そのうち7校がシードで唯一シードを逃した城西も9位、箱根シード校の強さももちろんありますが、出雲→全日本の方が箱根予選→全日本よりも遥かに日程的に恵まれていますからね。それだけに唯一箱根予選会こうでシードを獲得した順大の強さが光る結果となりました。その一方で全日本で見える課題は主要区間での苦戦、全日本で二桁順位は3区間ありましたが、いずれも主要区間である3,7,8区です。
これがそのまま単純に箱根に当てはまるわけではありませんが、箱根の主要区間となる往路をどう走るかが大事になってきます。前回2区を走った玉目が復調してきたのは大きく、5区を走っている川原もいますから2,5区の経験者が残っているのは大きい。ここに吉岡、井上と箱根予選・全日本ともに良かった2人も往路を走ることが有力。後は小林や山本ら全日本で主要区間を走った選手が候補になってくるか。エースの吉岡に2区を走ってほしいと個人的には想いますが、誰が2区を走るかにも注目です。
6区は前回1桁順位で走っている林がいるのが大きく、箱根予選の走りを見ても心配はいらなそう。石岡は前回と同じ9区が良さそうですし、前回10区で悔しすぎる結果となった古川も復路での出場する可能性が高いかな。永原の箱根初出場も待たれます。箱根予選会に出場した選手以外では…今年度飛躍を遂げた山崎は箱根でも十分に戦力になるでしょうし、前回8区9位で走っている荒牧もいます。ハーフでともに62分台のベストを持つ村松や池間、63分1秒の大下ら復路の候補は多そうで、激しいメンバー争いとなりそう。
前回の箱根を見ても、総合力の高さを見ても復路はあまり心配していません。往路でどれだけシード争いを繰り広げるであろう大学と勝負出来るかがシード返り咲きに向けて最も大事になってきます。前回の箱根は過去最高レベルに復路でのシード争いが激しく、往路は13位だったとはいえ10位とはわずか37秒差、そこから復路は7区2位を含む全て1桁順位で走ってもシードに7秒届かなかったですからね。箱根予選会校の中で最もシードを獲得する可能性が高いのは順大だと思っていますし、全日本に続いてのシード獲得、果たして欲しいです。