第56回(2024年)全日本大学駅伝 戦力分析&区間配置予想 ~中央大学~
続いては、前回の全日本では最後の最後まで2位を争っての4位、箱根予選では主力を複数欠きながらもルーキーの活躍もあって6位通過を果たした中央大学の全日本大学駅伝における戦力分析と区間配置予想を行っていきます。エントリー一覧、過去5年の成績はこのようになっております。


箱根予選に出場したメンバーでは、阿部、山平の2人がメンバー入りを果たしましたが、11番手だった佐野は外れています。その一方で今月1万で28分48秒のベストをマークした東海林、同じく28分54秒をマークし箱根では6区5位で走っている浦田がエントリーされ、4人がメンバー入り。
箱根予選でチームトップだった白川に吉中もエントリーされましたが、その一方で9番手だった伊東夢は外れています。箱根予選を回避したダブルエースの溜池、駿恭が戻ってきてチームの中心である3年生は盤石の布陣で4人がエントリー。
この学年で唯一箱根予選を走った鈴木は引き続きエントリー、エントリーされながらも当日欠場となった本間も引き続きメンバーに入っていますし、ハーフで61分41秒のベストを持つ柴田も戻ってきており、3人がエントリー。
箱根予選に出場した岡田、原田、佐藤、並川、七枝の5人がそのまま全日本でもメンバー入りを果たしました。岡田はチーム2番手、原田が4番手、佐藤が5番手でいずれも50位以内に走るなど揃って快走を見せています。チーム戦力があったとはいえ、箱根予選でチームを牽引するのがルーキーとは思いませんでした。箱根予選に続き、全日本でも5人エントリーされているのは全学年最多です。
主力が複数いなかった箱根予選とは異なり、全日本はほぼベストなエントリーとなりました。やはり、駿恭、溜池、浦田、柴田らが戻ってくるとグッと戦力にも厚みが増しますね。箱根予選の過酷な暑さを考えると連戦となる選手は非常に負担が大きいだけに、箱根シード校と比べてもそん色ないコンディションで臨むことが出来そう。そんな中央大学の区間配置予想は以下のとおりです。
浦田④ー岡田①ー駿恭③ー柴田②
溜池③ー東海林④ー白川③ー阿部④
1区は浦田、直近の記録会で28分台のベストをマークしているのは大きいですし、前年度は出雲1区、箱根6区といずれもスタートとなる区間を走っています。スピードもありますし、1区も安心して任せられそう。
2区は岡田、箱根予選では日本人集団を引っ張るなど積極的な走り、それでいてチーム2番手で走る強さを見せました。箱根予選からの連戦となると負担の少ない区間への起用もあり得ますが…今年度の活躍ぶりを見ていると主要区間で見たい選手ですし、エース級も揃う2区としました。
3区は駿恭、後半の主要区間よりは前半の主要区間に起用される可能性がこれまでの傾向だと高そうですし、そうなると1年時に走っている3区かなと。他の選手はともかく、駿恭は全日本を見据えての箱根予選回避のようですし、エースの走りを期待。
4区は柴田、今年度は5千、1万でも自己ベストを更新とさらなる飛躍を遂げています。すでに主力の一人となっていますが、まだ3大駅伝の経験となると箱根10区だけですし…それならば全日本もまずはつなぎ区間のデビューの方が良さそうかなということで、4区としました。
5区は溜池、箱根予選は万全の状態ではなかったということで、走れなくは無かったようですが回避、となるとその2週間後である全日本にどこまで合わせられるかはやや未知数なんですよね。本来であればエース区間に起用されてもおかしくないエースの1人ではありますが、故障明けの主力が起用されることもある5区としました。
6区は東海林、今月に入って1万でベストを更新しているのはやはり魅力ですし、東海林の6区と言えば2年前に直前まで走る予定だったところから、大和の復調で急遽6区を譲ることになりました。ここまで3大駅伝の出場は無いということもあり…最初の最後の全日本で2年前に走れなかった6区を走って欲しいという想いもあって6区としました。
7区は白川、箱根予選ではチームトップの快走、箱根予選を回避した選手たちはどちらかと言えばスピードのある選手が多いだけに前半区間を任せ、長距離区間は箱根予選で良かった選手を起用してくるのではないかと予想したため、最も良かった白川を7区としました。
8区は阿部、こちらも箱根予選ではチーム3番手の好走で復活をアピール、8区は阿部が2年連続で走っている知り尽くした区間ですからね。白川同様にコンディションに問題がなければ長距離区間を走って欲しいということで3年連続の8区と予想しました。
箱根予選に出場した選手がどれだけ走るのか、回避した選手たちがどれだけ全日本にコンディションを合わせてこれているのかによってガラッとメンバーが変わってきますよね。それだけ選手層が厚いとも言えますが…今回は箱根予選を回避した選手が多く走ると予想して、箱根予選トップ3のみ出場としています。ただ、岡田以外のルーキーも原田、佐藤は良かったですし、前回6区で好走した吉中、箱根予選を当日欠場したものの、前回5区で好走の本間もいて本当に選手層が厚いチームですね。
箱根予選を走った2週間後という条件が無ければ、今回エントリーされた16人全員が全日本を走ってもおかしくないほどですからね。その選手層を活かすためにも、やはり主要区間での走りが大事になってきます。特に長距離区間である7,8区ですね。中央はスピードのあるエースは前半区間に起用することが多いので今回は箱根予選を走った主力としましたが、駿恭、溜池のダブルエースを投入という可能性もありますし…全大学でもトップクラスに様々な区間配置が組めそう。
そんな豊富な戦力を考えると、今回もシード獲得は最低限の目標として、前回のように上位争いに入ってくる可能性も十分ありますよね。ラストは遅れてしまって2位と15秒差の4位でしたが最後まで2位争いをしていたわけですし、2007年に3位になって以来17年ぶりの表彰台への期待も…箱根予選に主力を温存というのは箱根予選で圧倒的な戦力を誇った大学でもしてこなかったですし、それだけ全日本に賭ける想いも感じます。まずは全日本で中央は強いという走りを見せてほしいです!