第５６回（２０２４年）全日本大学駅伝　戦力分析＆区間配置予想　～城西大学～

続いては、前回の全日本は５位と過去最高の成績、出雲では７位だった城西大学の全日本大学駅伝における戦力分析と区間配置予想を行っていきます。エントリー一覧、過去５年の成績はこのようになっております。出雲は上位争いに絡むかと思いましたが総合７位とやや物足りない結果、前年度ほど駅伝シーズン好スタートとはいかなかったですが、それでも戦力が充実していることは間違いないです。

極めて順当なエントリーですね。３大駅伝経験者で外れたのは前々回の箱根で６区を走った大沼だけですし、そんな大沼も前年度は３大駅伝・予選会に出場していませんし…この選手がエントリー漏れ？と思うような選手はいませんでした。学年バランスも３年生が強いのはもちろんですが、出雲０人だった２年生が３人入ってきたことで良くなりました。そんな城西大学の区間配置予想は以下のとおりです。

１区は柴田、直近の１万で２８分台をマークしているのは個人的にも評価が高く…３大駅伝は未経験ですがそろそろ見てみたい選手。スピードもありますし、１区への抜擢もあり得るのではないかと。


２区は斎藤、前回は４区で区間賞を獲得しましたが、本来であればエース区間を担ってほしい選手。後半よりも前半のエース区間に起用される可能性が高いですし、そうなると近年はエースが起用されることの多い２区としました。


３区はキムタイ、前回も同区間で区間賞を獲得していますし、城西は引き続き前半区間に留学生を起用してくるはず。そうなると前半区間では比較的距離が長くエース級が起用されることも多い３区というのは合っていそう。


４区は鈴木、チームが苦しんだ出雲において好走した選手、となれば全日本で起用される可能性は高いです。前回斎藤を起用したようにつなぎ区間でも城西が重視している４区としました。

５区は小林、こちらも柴田同様に直近の記録会で自己ベストをマークしているのは高評価、出雲は３，４年生だけだったので１，２年生を１人ずつくらいは全日本で起用してくるのではないかと。となると小林が可能性が高そうで…ルーキーが走ることも多い負担の少ない５区としました。


６区は林、出雲は出場しませんでしたがスピード抜群の魅力的な選手、前回は１区を走っていますが区間１８位と苦戦したこともあり今回は別の区間で予想、３番目に距離が長いものの、比較的スピードがある主力も起用される６区としました。


７区は平林、前回も同区間を走っている選手、出雲はもう一歩ではありましたが４区に回った時点で本調子ではなかったですよね。万全であれば７，８区と長距離のエース区間を担ってほしい選手ですし、引き続き７区としました。


８区は久保出、過去３大会はいずれも４年生が８区を走っていますし、出雲では最長区間の６区を任されました。出雲６区→全日本８区はよくあるパターンですし、出雲に続いて最長区間に起用されると予想。