2023年度 新年度持ちタイム(5000m) ~その1~

最後は5000mのタイムにおいて、2023年3月31日(昨年度最終版)、2023年4月1日(今年度開始)における順位・持ちタイムを見ていきます。まずは4月1日時点での持ちタイムが16~23位の8大学についてです。4月1日時点だと新入生が1万のタイムを持っていないことが多いため、5千の方が戦力を反映しているかも…箱根シード校では記録会に積極的でない法政が唯一16位以下となっています。5千だと大体の大学が5秒以下のダウンにとどまり、大学によってはアップしていることも…

大学名順位2023/3/31順位2023/4/1
日本体育大学12位13:56.2816位14:03.61
帝京大学21位14:06.5617位14:04.92
法政大学17位13:58.9418位14:05.32
中央学院大学15位13:58.5419位14:07.94
国士舘大学20位14:05.2620位14:08.22
山梨学院大学22位14:10.7721位14:10.83
専修大学23位14:12.7422位14:11.19
日本大学18位14:00.9723位14:11.33
16位:日本体育大学

前年度の12位から4つ順位を下げて16位となったのが日本体育大学、7秒ダウンしています。藤本、廣澤、盛本らトップ4のうち3人が抜けていますから、影響は大きいです。その一方でトップ10に入る新入生もいないはず。13分50秒の漆畑を筆頭に13分台は3人、10番手で14分12秒となっています。1万のタイムからすると、大森や二村がトップ10圏外でまだタイムを伸ばせるでしょうし、エースの1人である山崎もベストは14分3秒に留まっていますからね。1万に比べればまだまだ伸ばす余地はありそうかなあ。

17位:帝京大学

前年度の21位から17位と4つ順位を上げたのが帝京大学、2秒タイムを縮めているんですよね。大花、北野らが抜けたことによる影響はありますが、13分55秒を持ちチームトップとなる新入生の楠岡、14分5秒の大西、14分10秒の谷口と3人がトップ10に入ってきた結果、前年度を上回ってきました。トップ10圏外にも福田、小林、山中ら3大駅伝経験者が揃ってトップ10圏外ですし、5千のタイムもここから大幅に縮められそうなのが楽しみです。

18位:法政大学

前年度の17位から1つ順位を下げて18位となったのが法政大学、7秒ダウンしています。内田、松本のトップ2に扇、川上、中園らが抜けたことによるダウンは大きいです。13分台は大島、松永の2人だけ…だったのですが、4/2には武田が13分台のベストをマークしています。新入生も星野、野田が早速トップ10に入ってきていますね。箱根で快走した宗像や稲毛、小泉、細迫、高須賀らが揃って9番手以下ですし、タイムはここから一気に伸ばせるとは思うのですが…もう法政の場合はタイムが狙える記録会に出るかどうかですね。

19位:中央学院大学

前年度の15位から4つ順位を下げて19位となったのが中央学院大学、9秒ダウンしています。武川、小島、川田、松島とトップ5のうち4人が抜けたこともあって大きく下がっています。箱根予選落ち後、5千ではなく1万に積極的に出場したというのもありますね。13分台は13分45秒を持つ吉田だけで10番手は14分15秒となっています。ここには新入生の稲見、前原も含まれます。1万のタイムからすれば、堀田、伊藤、飯塚、工藤、安藤ら28分台ランナーは揃って13分台をマークしてもおかしくないですし、1万のように5千でもタイムを伸ばせるかには注目です。

20位:国士館大学

前年度と同じく20位となったのが国士館大学、3秒ダウンに留まっています。綱島、福井らが抜けて新入生もトップ10には入ってきていませんが、13分台はカマウ、岩下、中島と3人おり、14分10秒台がズラッと揃っていて、10番手でも14分19秒ということでそこまでのダウンでは無かったですね。また、新留学生のンゴニョクも加入しています。カマウとの争いも気になるところ。トップ10圏外では箱根5区を2度走った山本雷や箱根メンバーの鈴木、川勝らがいますね。5千もタイムを狙う機会があれば、揃って14分10秒台の選手がタイムを大きく更新なんてこともありそう。

21位:山梨学院大学

前年度の22位から1つつ順位を上げて21位となったのが山梨学院大学、タイムは14分10秒でほぼ変わっていません。5千のタイムは卒業したムルアよりムトゥクが上、木山、篠平、橘田らが抜けましたがいずれも14分10秒台ですからね。その一方で新入生は宮地、占部、和田と3人が早速トップ10に入ってきたこともあって、0.06秒ダウンというほぼ変わらぬ結果に。14分2秒の新本がトップで13分台の日本人選手が1人もいないというのは寂しいですね。14分20秒~22秒だけで9人ほど揃っており、10番手は14分21秒となっています。エースの北村はトップ10圏外、多くの主力がタイムを伸ばせそうですし、5千も積極的にタイムを狙ってほしいなあ。

22位:専修大学

前年度の23位から1つ順位を上げて22位となったのが専修大学、タイムは1秒上がっているんですよね。14分12→14分11秒ということに。松本、高瀬、安達らが抜けていますが、14分3秒で日本人トップとなる新入生の大西をはじめ中島、平松、江幡とトップ10のうち4枠を新入生が占めていますからね。これは3大駅伝出場校で専修大学だけです。エースの木村をはじめ粟江、中山、野下ら箱根経験者が5千で目立ったタイムを持っておらず、専修も5千はまだまだタイムを伸ばせそうですね。

23位:日本大学

前年度の18位から5つ順位を下げて23位となったのが日本大学、ただまだ正式なタイムを把握出来ていない新留学生のキップケイメは入っていません。13分36秒を既に持っているということなので、一気に4秒は縮むことになるのかな。そうすれば19位くらいには入りそうです。13分48秒を持つ下尾が抜けていますが、14分1桁も山口彰しかいないですからね。10番手は14分19秒で14分20秒切りは10人揃っていますが、やはり寂しい…主力の西村、安藤をはじめまだまだタイムを伸ばせる選手はいると思いますが、5千よりも1万の方に積極的に出場してくる気もします。

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