学生個人選手権(2022/04/15)3000m障害 ~早稲田の菖蒲が2位に5秒以上の大差をつけて優勝~

学生個人選手権3000m障害が本日行われましたので、レース結果を振り返っていきます。公式結果はこのようになっております。今回は14人エントリーして11人出場ということで、やはり出場条件が厳しいと人数も少なくなりますね。前年度の関東インカレとほぼ一緒の展開、順大の服部が1人集団から抜け出してそれを追う選手たち、その中で唯一逆転を果たしたのが早稲田の菖蒲で服部が2位と続きました。入賞した選手は以下のようになっています。

順位氏名所属記録
1位菖蒲 敦司 (3)早稲田大08:40.57
2位服部 壮馬 (2)順天堂大08:45.84
3位山口 翔平 (1)帝京大08:48.11
4位大沼 良太郎 (1)城西大08:49.50
5位内田 賢利 (3)立教大08:49.89
6位花谷 そら (3)福岡大08:54.73
7位小原  響 (3)青山学院大08:56.24
8位九嶋 大雅 (4)日本体育大08:56.30

優勝を果たしたのは早稲田の菖蒲、ずっと第二集団の前の方でレースを進め、終盤に服部との差を詰めるとラスト1周で逆転、そのままスパートで引き離して8分40秒と2位に5秒以上の差をつける大会記録で優勝を果たしました。前年度の関東インカレ制覇時は3000m障害は今後はあまり出場しないという話でしたが、ラストも強い選手ですしこの種目での活躍はまだまだ楽しみです。


2位に入ったのが順大の服部、最初から1人集団を抜け出す積極性は凄いですよね。優勝には一歩届きませんでしたが、それでも前回の関東インカレに続いての2位は価値があります。順大の1学年上には三浦という3000m障害の最強ランナーがいますし、服部もまだまだ伸びていきそうな期待感がありますね。


3位に帝京のルーキー山口が8分48秒で入ってきたのは見事でしたね。高校時代からインターハイを含め3000m障害でもトップクラスの実績を誇る選手ですが、早速自己ベストも縮めてきましたし、勝負レースで結果を残せたのも良かったです。関東インカレでも大いに活躍してくれそう。


4位に城西のルーキー大沼が8分49秒で続きました。3,4位はルーキーが占めることに。大沼もインターハイでは入賞している実力者ですが、こちらもいきなり8分40秒台のベストを叩き出してきました。山口も大沼も5千のベストはまだ14分20秒前後ですが、関東インカレはもちろん、3000m障害以外でも1年目から活躍を見せてくれそうです。

5位に立教の内田が8分49秒で続きました。8分40秒台が5人も出るハイレベルなレースでしたね。内田まで5人大会新記録をマークしています。内田も3000m障害で1年目から活躍を続けて自己ベストも着実に更新している選手、今回はタイムも順位も悪くなかったのでは。


6位に8分54秒をマークした福岡大の花谷、関東勢以外では唯一3000m障害に出場しての6位入賞は上々の結果と言えるのではないでしょうか。前回も個人選手権に出場してその際は3位に入っていますが、今回はユニバ選考レースということで遥かにレベルが高かったですからね。


7位に8分56秒だった青学の小原、3000m障害で8分27秒と三浦に次ぐタイムを有し、1万で28分28秒を持つなどトラックのスピードは抜けているのですが、勝負レースとなるとちょっと結果を残し切れていないかなあ。


8位に日体大の九嶋が8分56秒で入ることに。タイムはともかく順位としてはもう一歩かなあ。5千や1万のスピードもありますし、箱根にも出場するなど勝負レースの経験も豊富ですし、大学最後のトラックシーズンでの活躍を期待したいです。

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