学生個人選手権(2022/04/15)5000m ~駒澤の篠原がラスト勝負を制して優勝~

学生個人選手権、最後は昨日行われた5000mのレース結果を振り返っていきます。公式結果はこのようになっております。今回は参加標準タイムが13分47秒と非常にハイレベルだったことでエントリー自体が12人、そして5人が欠場したことでわずか7人の出場に留まりました。仕方ないですが、ユニバ選考レースが7人というのは寂しいですね。入賞した選手は以下のようになっています。

順位氏名所属記録
1位篠原 倖太朗 (2)駒澤大13:47.90
2位中野 翔太 (3)中央大13:48.36
3位鶴川 正也 (2)青山学院大13:48.66
4位山内 健登 (3)青山学院大13:58.79
5位藤本 珠輝 (4)日本体育大13:59.58
6位若林 宏樹 (2)青山学院大14:03.14
7位石井 一希 (3)順天堂大14:11.39

レース展開としては序盤は日体大の藤本が引っ張り、その後は先頭を引っ張る選手がどんどん変わっていく展開、ラスト1周は中野が先頭、続く篠原、鶴川の3人の争いとなりました。トップ3は1秒以内の争いとなりました。


ラスト勝負を制したのが13分47秒をマークした駒澤の篠原、先頭には立たずにずっと好位置をキープ、ラスト1周で抜け出す理想的な展開で勝ち切りました。2日前の1万m3位に続いて5千では勝ち切ったのが素晴らしいですね。箱根不出場の悔しさを晴らすかのような走りを続けていますね。


2位に13分48秒で中央の中野、終盤先頭に立ってラスト1周を迎えましたが、わずか0.46秒届かず…それでも十分に強さは見せてくれたのでは無いでしょうか。箱根でも快走を見せるなどエース格の1人ですし、トラックでも活躍を続けてくれれば。


3位に青学の鶴川が13分48秒で続きました。4位とは10秒以上の差がついていますし、上位3人がタイム上抜けていました。青学の2年生の中で最も高校時代の実績が豊富ながら故障もあって1年目はあまり目立ちませんでしたが…2年目は良いトラックシーズンのスタートが切れたのではないでしょうか。若林や太田に負けない活躍を期待。


4位に青学の山内が13分58秒で入りました。1年の全日本以来3大駅伝への出場こそありませんが、トラックでもハーフでも好タイムを連発していますし、今回もしっかりとまとめてきました。層の厚い青学ではなかなか大変でしょうが、また3大駅伝に出場する姿を見せてほしい。


5位に日体大の藤本が13分59秒で入ることに。実績としては最も抜けている選手であり、最初から集団を引っ張ったのも藤本でした。ただ、なかなかペースを上げられずにいましたし走りとしてはもう一歩だったかなあ。前年度はトラックシーズン大活躍の一方で駅伝シーズンは故障もありましたから…無理せずに1年を通して活躍してくれれば。


6位に青学の若林、序盤はずっと2番手と好位置をキープしていましたが、徐々にポジションを下げて14分3秒でのフィニッシュとなりました。箱根5区での快走など実績豊富な選手ですが、同じ青学の鶴川や山内に負けてしまったのは残念だったかなあ。力のある青学2年生の中で唯一3大駅伝フル出場を果たしている選手ですし、また力強い走りを見せてほしい。


7位と最下位になってしまったのが順大の石井、14分11秒ということで6位とも8秒離されてしまいました。積極的な走りが持ち味ですが、トラックでは結構苦戦することも多くなっているのがちょっと気になります。3大駅伝は5度出場して4度5位以内と安定した結果を残しているのですが…

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