専修大学 来年度の箱根駅伝(2023年)に向けて

経験値

続いては箱根で20位、来年度は箱根予選からとなる専修大学について見ていきます。今年度の箱根結果はこのようになっています。3大駅伝経験者は13人おり、来年度も9人が残ることとなります。服部、横山らが抜けることとなりますが、2年連続で箱根出場を果たしたことで経験者はグッと増えることに。箱根で1区4位と快走を見せた木村の存在は大きく、箱根は苦戦しましたが高瀬、キサイサと1~3区を任せられるエースたちは来年度も健在です。


水谷、野下を含めて今年度往路を走った選手が全員残るのは頼もしいですね。復路も7区9位と好走を見せた国増に中山もいます。6区を走った横山は抜けることとなりますが、前年度6区を走っている南はいますから山の経験者も揃っています。2年連続で箱根最下位と苦戦してはいますが、箱根の経験値としては他の大学に引けを取らないです。


箱根は未経験ながら箱根予選経験者となると、今年度の箱根予選を走っている吉岡、小島、粟江の3人がいます。吉岡はチーム6番手で走っており、今年度の箱根を走ってもおかしくない成績だった一方、小島はチーム11番手、粟江は12番手といずれも苦しい走り…この悔しい経験を来年度に活かして箱根出場を狙ってほしいです。

新戦力

3大駅伝、箱根予選未経験者の中で来年度出場争いに現時点で絡んできそうな選手としては…1万のタイムでは田島が29分28秒とチーム上位、箱根でもメンバー入りを果たしています。ハーフではまだ目立った走りを残せていないだけに、長い距離でも結果を残してくれば箱根出場も十分あり得る選手です。


また辻、千代島の1年生コンビはいずれも1万で29分台のベスト、ともに全日本予選にも出場を果たしています。二人ともまだハーフでのベストは67分台にとどまっており、この距離となるとまだ未知数な部分が大きいですが…千代島は1年ながら箱根メンバー入りを果たしています。今年度の箱根は1年がキサイサしか走っていませんが、来年度は日本人選手も複数走ってほしいところ。


冨永も1万で29分台のべすとを持って箱根メンバー入り、さらにハーフでも65分27秒とまずまずのタイムを有しています。来年度は最上級生ですし、最初で最後の箱根出場が待たれるところ。ハーフでは他にも山村が65分3秒、山城が65分35秒で走っており、まだ箱根エントリー経験はありませんが、長い距離にも対応してきている2年生コンビは楽しみな存在です。


新入生では、14分25秒のベストを持つ手塚、14分28秒を持つ黒田らが早速持ちタイムでもトップ10に入ってきています。手塚は都大路で最長区間の1区を経験していますし、なかなか持ちタイム上位の選手が加入しない専修ではありますが、今年度は14分20秒台が2人、14分30秒台のベストの選手はズラッと揃っていますし、1年目から即戦力として活躍する選手が1人でも多く出てきてほしいですね。来年度は上級生がチームの中心となりますし。

展望

箱根予選を3年連続で突破するのがまずは大きな関門となりますが…過去2年と比べると、現時点では通過の期待は大きいかなあ。今年度上位で走っている高瀬、キサイサに箱根で快走を見せた木村は走っていませんからね。この3本柱で大きな貯金が見込めそうなのがまず大きい。水谷、野下ら箱根往路を走った2人も箱根予選で上位で走っていますし、箱根で好走した国増もいますからね。来年度はチーム上位で計算出来そうな選手が多いんですよね。


ここに箱根予選を走った選手や1万やハーフでタイムを伸ばしている選手たちが加わってくるわけですから、主力が欠けることが無ければ大崩れしなそうな期待感がありますよね。3年連続で箱根予選突破を果たして、再び箱根常連校となっていきたいところ。


箱根予選を突破したとすると…往路は経験者が全員残っており、ここに復路で好走した国増を加えた6人での争いということに現時点ではなりそうかなあ。その中でも木村、高瀬、キサイサの3人は抜けています。5区は野下が2年連続で走っていますがいずれも区間19位以下…走力は2年になって上がってきたと思うのですが、3年連続で5区を担うかも注目です。


復路は6区経験者の南と箱根を走っている中山、箱根予選を走っている吉岡、小島、粟江、持ちタイムを伸ばして箱根初出場を狙う選手たちの争いということになるかなあ。今年度の箱根でも区間17位以下が7区間もありましたからね。箱根10人の争いはさらに激しくなって選手層を厚くしていきたいところ。


現時点での展望ではどうしても箱根出場を果たしたとしても最下位を争う大学の1校となってしまうとは思います。。。実際、過去2大会は最下位だったわけですし、現実的な目標はまずは最下位脱出、そして1つでも上の順位を…ということになりますよね。3本柱が揃って結果を残してくれれば、3区終了時で好位置につけることも可能でしょうし、来年度の箱根では1つでも中位で走れる区間を増やしていって欲しいです!!

箱根の順位予想区間配置予想の投票を受けてけています。投票をお待ちしております~

※1人1票でお願いします。