全日本大学駅伝２０１６ 戦力分析＆区間配置予想 ～日本大学～
公式エントリーはまだですが、一部の大学で全日本のエントリー１３人が発表されていますので、戦力分析＆区間配置予想をしていきます。まずは日本大学からです。箱根予選ではワンブィ、石川がともに１ケタ順位と前評判通りの走りを見せたものの、他の選手は奮わず、前回のトップ通過から一転、まさかの最下位通過となってしまいました。エントリー一覧、過去５年成績はこのようになっております。
４年：石川 颯真、清水目 大貴、畔柳 揮
３年：岡野 佑輝、石井 健登、高野 千尋、山崎 一輝、川口 賢人
２年：P・ﾜﾝﾌﾞｨ、加藤 拓海
１年：石垣 陽介、金子 智哉、松木 之衣
箱根予選が１４人、全日本が１３人というエントリーと３週間しか間が無いこともあり、エントリーが比較的似てくるのも当然ですね。箱根予選メンバーからは村田、町井宏が外れ、石井が入ってきました。気になるのは主力の一人ながら箱根予選を外れた加藤が全日本を走れるかですね…
４年生からは、箱根予選で７位、全カレ５０００ｍで２位などエースとしての走りを見せ続ける石川、前回の箱根では４区１６位、箱根予選ではチーム６番手の１３０位で走っている清水目、箱根予選が３大駅伝・予選会通じて初出場、チーム９番手の１７４位だった畔柳の３人。
３年生からは、５０００ｍで１４分８秒のタイムを持ち、全日本予選では３組２７位、箱根予選では１２７位でチーム５番手で走っている岡野、５０００ｍで１４分２秒のスピード、前回の箱根は７区１８位だった石井、前回の全日本では６区１２位、今年の箱根予選では２５０位と苦しい走りになった高野。
前回の箱根予選で４６位でチーム５位、今回は７６位でチーム３位と安定した走りを見せている山崎一、全日本予選では３組８位と好走、箱根予選でもチーム４番手の９２位と今年になってグッと力を付けてきた川口の５人。
２年生からは、関東インカレ５０００ｍ，１万ｍ２冠、全日本インカレでも２冠全日本予選で最終組トップ、箱根予選でも圧巻の走りで全体トップと留学生相手にも無敵の強さを見せているワンブィ、前回の全日本は３区５位、今年の全日本予選では２組４位とワンブィ、石川に次ぐ強さを見せている加藤の２人。
１年生からは、５０００ｍで１４分２２秒のベストをマークしたものの、箱根予選ではチーム最下位の２８９位と厳しいデビューとなった石垣、全日本予選では２組２８位、箱根予選ではチーム１０番手も２２０位とこちらも苦しい走りになった金子、５０００ｍで１４分２４秒のベストを持ち、箱根予選に続いてのエントリーとなった松木の３人。
そんな日大の区間配置予想は以下のとおりです。
石川（４）ー川口（３）ー金子（１）ー山崎一（４）
石井（３）ー清水目（４）ー岡野（３）ーワンブィ（２）
箱根予選に出場したメンバーを中心に選んでいます。ワンブィの８区は過去６大会連続で留学生がアンカーということからも確定的でしょう。もう一人のエース石川ですが、日大はダブルエースの場合は１、８区に起用することが多く、出遅れるわけにもいかないことから１区石川の可能性が高そう。
残る主要区間の２，４区ですが…加藤が起用出来ない前提で考えると、今年度の実績からして川口、山崎一の二人ということになりそう。２、４区では２区を重視することが多く、全日本予選の快走から２区川口、４区山崎一としました。加藤が起用出来なければかなり厳しそうです…
繫ぎ区間ですが、３区は１年生が走ることが多く、全日本予選も走っているルーキーの金子に託したいなあ。箱根予選は苦戦しましたが、最短区間の３区ならば何とか…５～７区では上級生を６区に起用することが多いことを考え、箱根経験者でもある４年の清水目を６区にしました。
前回も７区を走っている岡野にはそのまま７区で良さそうかな。前回はまさかの区間２０位だっただけに、経験を活かして大幅に順位アップしてくれれば。残る５区は箱根予選未エントリーながら、全日本にエントリーされ、１４分２秒のスピードを持つ石井にしました。
箱根予選の大苦戦からちょっと期待値が下がっている感じのする日大ですが、元々全日本は得意としていますし、アンカーには全大学最強のワンブィが控えることになるでしょう。そして１区石川ならば後は２～７区でどれだけ耐えられるかですね。ここ数年に比べてワンブィ、石川以外の主要区間が破壊力に欠けるのは懸念材料ですが、一方で繫ぎ区間はまずまずのオーダーが組めそうですし、厳しい戦いになるとは思いますが、何とか２０１２年以来のシードを目指して走って欲しいものです。
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