2016年 箱根予選結果考察 ~11位:中央大学~

未だに全日本のエントリーが発表されないため、箱根予選で残念ながら予選落ちとなってしまった大学について、箱根予選の結果を振り返ります。まずは、11位だった中央大学について・・・箱根予選結果はこのようになっております。

 

エースの町澤は2年連続で15位ですね。タイムもいずれも60分前後と安定しています。箱根での爆走を見るともっと走ってほしかった気もしますが、今年は全日本予選にも出場出来ませんでしたし、箱根予選にしっかりと合わせてくれた町澤は責められません。。

 

相馬は前回の44位に続いて33位、2年連続の好走です。過去の箱根予選に比べて順位を落とした選手が少なくない中、2年連続で結果を残したのは見事ですね。さらに、前回127位だった堀尾が51位と大幅順位アップ、3年生以下でチームトップ、1万mベストもトップと来年度大きく期待される選手です。

 

3大駅伝・予選会通じて初エントリーの新城が99位とギリギリの2桁順位、持ちタイムやこれまでの実績を考えればよく走ってくれたと思います。続くのが1年生、二井が110位、主将の舟津が115位となりました。20kmの距離でルーキーに期待しすぎるわけにもいけませんが、箱根予選通過校のルーキーが何人も100位以内に入ってきていることを考えると、もう少し上に行きたかったかなあ。。。

 

チーム7番手の小池が144位、100位以内が4人しかいなかったこと以上に6番手と7番手の差が痛かったですね。小池は全日本予選では最終組を任されている選手、1万mのベストも更新して期待していたのですが奮わなかったですね…

 

8番手の渥美は147位、チーム唯一の4年連続出場となりました。順位は141位→67位→130位→147位と4年目の順位がワーストとなってしまいました。経験豊富な4年生にはもう少し上位で走って欲しかった。9番手の江連は157位ですが、1万mで30分17秒、ハーフも66分台の選手であることを考えると力は出し切ったのかなあ。62分40秒はハーフ換算で自己ベストですしねえ。

 

 

10番手に159位の鈴木、中央にとて最も誤算だったのはこの鈴木だったかなあ。箱根予選では3年連続の出場で54位→71位→159位となり、過去2大会はいずれもチーム4番手と好走していたのですが、最も走って欲しかった今大会でまさかの結果に終わってしまいました。

 

11、12位はいずれも3年生、竹内が245位、蛭田が281位とチーム10番手とは大きく離されてしまいました。ともに64分台ですからねえ。竹内は1万mで29分38秒とベストを更新し、全日本予選でも1組14位と好走していただけに、前回の187位から大きく順位アップが期待されたのですが、そこから大幅に順位を落としてしまうとは思いませんでした。

 

蛭田はハーフで65分14秒を持っていますし、セカンドベストも65分台ですからね。3大駅伝・予選会初エントリーだったとはいえ、上級生としてもう少し走ってほしかった!!

 

ベストメンバーを組めなかったこと、3,4年生がもう一歩という選手が何人かいたことが通過出来なかった要因でしょうか。44秒差となると、1人の好走、失敗であっという間に変わってしまいますからね。連続出場というのも選手には大きなプレッシャーだったことでしょう。

 

来年度は、箱根予選を走った12人中トップ2を含む6人が抜けることになります。さらに、ハーフの持ちタイムトップ10のうち8人が4年生となっており、現4年生が抜ける影響がどれだけ大きいのかがこのデータだけでも痛いほどわかります。

 

少なくとも、現有戦力のままでは来年度の箱根予選通過は難しいでしょう。1年生はかなり計算できそうだとしても、2,3年生から戦力となる選手が何人も出てくるのはもはや必須ですね。中央は箱根でシードを逃して以来、ずっと連続出場という重圧と戦っているようにも見えました。そのプレッシャーから開放された今、また新しい栄光の歴史を築いていって欲しいです!!!

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