第102回(2026年)箱根駅伝 9区振り返り ~区間賞:佐藤有(青学)~
続いては箱根駅伝の9区における各選手の走りを振り返っていきます。9区結果はこのようになっております。 優勝争いは実質この区間で勝負ありということになったかな。展開としては前回と比較的似ていましたね。7区で2位の大学(今回は國學院の高山、前回は駒澤の圭汰)が猛追をしてひょっとすると?と思ったものの、8,9区でしっかりと差を広げて10区に繋ぐという…もう何度見たか分からない青学の強さを再び見せてくれました。

区間賞を獲得したのは青学の佐藤有、箱根は初出場で3大駅伝の経験も全日本で5区4位で走ったのみですが、そういった選手が区間賞を獲得するのが青学の強さと選手層ですね。タイムも67分38秒とハイレベルですし、素晴らしい走りでした。國學院の野田は区間3位の快走、9区は距離も長く1年生で9区を走ったのは野田だけであることからも分かるように、1年には負担の大きい区間なのですが、凄まじい走りでした。5区を走った高石といいしっかりと1年生に強さを発揮させる國學院は凄いです。ただ、優勝を狙うにはここで差を詰めないと厳しい中、先頭とは15秒離され、1分59秒差と厳しいタイム差に。
ここで区間2位に入った早稲田の小平も素晴らしかったですね。トップ3の中で一番びっくりしたかも。3大駅伝の経験は前回の全日本で5区7位で走ったのみ、箱根もエントリー自体初めてでしたが会心の走りでした。上位争いでは、中央の駿恭に注目が集まりましたが万全では無かったこともあって区間8位、最後の箱根は悔しい結果となりました。
順大の石岡が区間5位と2年連続の好走、4年生で唯一の出場となりましたが、本当に頼りになる主将で最後まで外さなかったですね。城西の中島も区間6位と見事な走り、全日本では7区16位と苦戦しましたが前回の10区7位に続いて箱根にはしっかりと合わせてきています。駒澤の菅谷は区間10位と崩れたわけではないですが、上尾ハーフの快走を考えるとちょっと物足りなかったか。創価の榎木は区間18位とこちらはさらに苦しい走り、もう総合8位はほぼ確実という状況ではありましたが、この走りは正直厳しすぎたかな。
シード争いでは、帝京の尾崎が区間4位とここでも素晴らしい走りを見せ、ついに10位のシードラインとは13秒まで縮めてきました。3区以降、ここまでずっと区間8位以内で走り続けていますからね。これだけ安定しているのも凄まじい。日大の中澤は区間13位も総合9位と1つ順位を上げることに。しかし、10位とはわずか3秒差ということで11位に帝京がいることを考えると、全く予断を許さない状況に。中央学院の山中は区間16位、順位はさておき日大とは16秒差にとどめていますしよく走ってくれたと思います。
東海の中野は区間12位で総合12位、決して悪い走りではなかったですが、帝京に逆転されて10位と55秒差というのはシードに向けてはかなり厳しい位置となってしまったかな。タイム差も厳しいですが、2校抜かないといけないというのが更に難しくしています。神奈川の花井は区間7位と見事な走りで総合は13位、今年度飛躍を遂げた叩き上げの選手ですが、箱根でもこの順位で走るのは頼りになりすぎます。10位とは1分31秒差ということに。
下位を見ていくと、日体大の佐藤大が区間9位と一桁順位での走り、全日本でも8区を担う選手ですし、長い距離での強さが箱根でも光ります。関東学生連合の染谷も区間10位相当と復路となると関東学生連合の各大学のエースが揃っている状況が活きていますね。大東大の入濱が区間11位、復路では苦戦が続いていましたがやはり入濱は1年時からチームが出場した3大駅伝・予選会全てに出場しているだけありますね、今回も苦しい位置ながら中位でまとめてきました。
東農大の菅野が区間14位、東京国際の川内が15位と続きました。菅野はこれまでの実績を考えても十分よく走ってくれたと思います。川内は全日本8区で2度出場もようやく掴んだ最初で最後の箱根でしたが、もう一歩だったかなあ。山梨学院の和田が区間17位、2年連続の4区から今回は9区となりましたが…箱根は3大会連続で区間17位以下と箱根予選の強さを考えるともどかしい結果が続いています。
東洋の久保田が区間19位、立教の永井が区間20位という結果に。東洋はすでにシード争いから実質脱落していましたが…それでもこの9区で19位というのはなかなかに衝撃的な結果…ここまで箱根で苦戦する東洋はいつ以来なのか…そもそも20年連続でシードを獲得していたわけですからね。立教はこれで3区間連続で区間最下位という正直どうしようもない展開でしたね…箱根予選の最下位通過から箱根でもこの走りは苦しすぎる。。。