第58回(2026年)全日本予選結果 その1

昨日、全日本予選が行われました。7校しか出場出来ないという狭き門の中、文字通り1秒を争うレースとなりました。特に1組は風も強くて選手も大変そうでした。公式結果(PDF)はこのようになっております。公式は変わらずタイム順に並んでおり、個人的にはかなり見づらい。大学→組→組内の順位にしてほしいなあ。私がDB管理している大学はレース結果に登録済です。まずは通過した7校について簡単に振り返ります。

1位:日本大学

持ちタイムが抜けたトップ通過候補、それでもやや組配置が気になったのですが何も問題無かったですね。2位に1分以上の差をつけて順当にトップ通過を決めました。期待のルーキー首藤が1組3位と好走すると、高田も16位ながら首藤と10秒差でしっかりとまとめてきました。2組の長澤、石川という3年生コンビが5,6位と素晴らしい走り、この走りが大きかったですね。出場をグッと近づけました。


3組も山口聡が8位でまとめると、天野も16位、聡太とも12秒差で留めています。そして一番の衝撃は4組、キップケメイが6位というのはやや物足りない走りではあったのですが…抜擢された後藤が11位と素晴らしい走り、3大駅伝・予選会は未経験ですがさすが最終組に起用されるだけのことはありますね。先月も5千で好走を見せていましたが一気に飛躍を遂げました。4年生中心のチームではありますが、3年生以下が揃って好走したのも大きく、2010年度以来となる3大駅伝フル出場がますます楽しみになりました。

2位:東海大学

檜垣がスローすぎるペースを一気に上げる役割を果たした一方でラスト勝負でも競り勝って見事に組トップと復活の走り、今後を見据えても非常に大きい。佐野も8位でともに1桁順位と好スタートを切りました。さらに2組も矢口が9位、松山が11位とともに10位前後でまとめる安定した走り。ただ、最終組に大エースがいるわけでないことを考えると、もう少し貯金がほしいところでしたが…


ここで会心の走りをみせたのが3組の3年生コンビ、中野がトップ、平井が3位とここで一気にリードを広げて4組によほどのことが無い限り、通過は問題ないという位置までチームを押し上げました。二人ともに本当に欠かせない戦力となりましたね。4組は南坂が一時先頭集団に喰らいつく走りを見せながら10位、永本は25位と本来の力からすればもう一歩だったかもしれませんが、誰も崩れない安定の走りで2位通過を決めました。

3位:大東文化大学

1組は大濱、中澤というエースクラスながら故障明け、しかも集団が遅すぎるという難しいレースでしたね。結果として大東大の選手はずっと先頭を引っ張ったり先頭付近にいることが多く、風の影響も大変だったと思いますがそれでも結果を残せる強さ。中澤が9位、大濱が11位でまとめてきました。レース展開と状態を考えれば上出来でそう。2組は近江が3位、上田が7位と揃って1桁の走り、期待のルーキーの1人である近江ですが早速結果を残しました。


3組も菅崎が2位、鈴木が9位で2組連続での1桁順位はさすがですね。本当に全日本予選での安定感は抜群です。菅崎も2年連続の全日本予選好走でした。最終組は松浦が14位は棟方は30位ということで棟方が最近やや苦戦気味かなあ。前回の17位からも順位を下げていますし…松浦はよく走ってくれたと思います。大東大も危なげなく3大会連続3位以内での予選通過となりました。

4位:神奈川大学

1組は大岩が14位、阿部が18位ということで貯金を作っていきたいチーム状況からすると、1組の順位としてはもう一歩だったかなあ。タイムは決して悪くなかったですが…2組は滝本が2位と素晴らしい走り、この走りも大きかったですね。期待のルーキーである新妻昂も14位ではまとめています。


このままだと厳しいかもと思っていた中、3組で北村が5位、平川が7位と揃って1桁順位の走り、これがとにかく大きかった。北村もルーキーで3組に抜擢されて即結果を残す強さが頼もしすぎる。平川もよく走ってくれました。4組は花井が21位、新妻玲が22位としっかりと中位でまとめてきました。4組は正直崩れなければ大丈夫というなかで安定した走りだったかなあ。通過ボーダーかなあと思っていましたが、4位通過は上出来と言って良いでしょう。

5位:東洋大学

1組で陣内が13位とまずまずも小野が27位とやや苦戦したときは前回の予選落ちの恐怖が蘇りましたが…2組では松井が組トップ、内堀も8位と1桁順位でまとめました。この2人は前回最終組を担っている選手たちですし、松井を2組に起用できたチーム状況もびっくり。個人的には絶対的エースとして最終組を担ってほしかった気もしますが。


3組は林が15位、濱中が20位ということでこちらも中位でまとめてくれたかな。特に林はルーキーながら後半の組でしたが良く走ってくれました。濱中も下がってしまってから何とか粘ってくれました。4組は宮崎が15位、迎が18位でしっかりと走ってくれたことで5位通過を来ました。迎(?)が1周間違えたときはビックリしましたが、まずは前回の予選落ちからすぐに全日本に戻ってこれたのは何よりです。

6位:中央学院大学

1組は長友が17位、一ノ瀬が22位ということでいずれも組中位という走り。ただ中央学院も最終組を考えると、順位としてはもう一歩だったかなあ。前半からリードを奪いたいところでしたし。2組は稲見が12位、山本が19位とこちらもまずまずの走り。稲見が全日本予選を走れる状態にまで戻ってきたのは良かったです。1年の箱根以来となる3大駅伝・予選会出場でした。


3組は山中が10位、前原が11位と揃って10位前後でまとめたのが大きかったですね。ここで7位以下に差をつけることに成功しました。山中も箱根では9区を任されるほどですし、前原は1年の全日本予選以来となる3大駅伝・予選会の出場、稲見&前原の復活4年生コンビには個人的にも期待しています。4組は日数谷が17位、長部が26位とよく粘ってくれました。特に日数谷は3大駅伝未経験ですからね。7位以下に差をグッと縮められたものの、13秒差での6位通過を果たしました。

7位:山梨学院大学

最後の1枠を勝ち取ったのは山梨学院大学、本当にギリギリでした。1組は高橋が5位と見事な走りも宮地は26位とやや遅れてしまうことに。そして最も苦しかったのが2組、平井が21位だったものの、阿部が35位に沈んでしまうことに。この時点で通過は正直厳しいかもと思ってしまいました。阿部はもう今年度はエースになる存在だと思っていましたが、前回の箱根に続いて全日本予選でも苦戦が続いています。


しかし、3組で和田が12位、松岡が13位と揃って結果を残したことで4組に希望を繋ぎました。ともに良く走ってくれましたね、2組が苦しかっただけに3組でこの走りが出来たのは本当に大きかった。6位が離れており、現実的には7位の専修との差である36秒差をひっくり返せるかの勝負に。4組のキピエゴは3位で粘りの走り、先頭集団から離されてからもよく走って留学生勝負で差をつけました。そして占部が19位というのは正直ビックリしました。勝負レースでは苦戦することが多かったですが、最終組で大きな役割を果たすことに。8人走って0.65秒、1人あたりわずか0.08秒差での逆転で7位に滑り込みました。個人的にも見たことが無いほどの大接戦でした。