第102回(2026年)箱根駅伝 10区振り返り ~区間賞:佐藤圭汰(駒澤)~

総評

最後は箱根駅伝の10区における各選手の走りを振り返っていきます。10区結果はこのようになっております。優勝争いは9区時点でほぼ決着はつきましたが、シード争いは終盤まで分からないレースでした。2年連続で熾烈なシード争いでした。また、3位争いも今回は熾烈でしたね。10区での順位変動も多かったです。

大学ごと

青学の折田が区間2位の快走で優勝のゴールテープをきることに。折田が10区はどうなのかな?と思いましたが、折田を10区に残せる青学の選手層があっただけでした。区間賞を獲得したのは駒澤の圭汰、故障明けということで10区に回ってコンディションも良くなかったということですが、それでも区間賞&区間新を獲得してしまうのが凄まじいというか、最後の箱根に万全で臨めなかったのが残念というべきか…1つ順位を上げて6位でのフィニッシュとなりました。


國學院の尾熊は区間4位と安定した走りで総合2位、1位と2分33秒差と青学に喰らいつきましたし、初めての2位ということで残すは優勝のみです。3位争いを制したのは区間3位に入った順大の山本、主力の1人である山本を10区に残せる順大の選手層も素晴らしく、5→3位と2つ順位を上げました。予選会から3位と表彰台に上がる結果を残し、順大の強さを存分に見せてくれました。


早稲田の瀬間は区間10位タイも総合4位はキープ、3大駅伝は1年の出雲から6大会連続で全てエントリーされていましたが、ついに出場を勝ち取りました。中央の吉中は区間15位と結果として9,10区の4年生が苦しい走りとなってしまい…3→5と2つ順位を落としてしまったのは残念でした。城西の岩田は区間13位で総合でも1つ順位を下げましたが総合7位でしっかりとシードを確保、前評判はそこまで高く無かったですが、箱根ではエースを活かす走りを見せてくれました。


創価の齊藤は区間17位で総合8位は変わらずですが、創価の復路は7区以降はかなり苦しい走りだったんですよね。4区間中3区間で区間17位ということで…ちょっと選手層の薄さが出てしまう結果だったか。シード争いを制して9位に入ったのは帝京の鎗田、ここでも区間5位ともう何度も言っていますが、3区以降はほぼ完璧なレースでした。往路を終えた時点でシードはもう無理だと諦めていましたが…粘り強さは本当にピカイチです。


10位で最後のシード枠を確保したのが日大、大仲が中央学院との激しいシード争いを制し、前を行く帝京には逆転を許したものの、見事に区間10位タイで総合10位を確保しました。日大も箱根に出場出来ない日々からよくぞシード校まで戻ってきましたね。中央学院は成川が区間14位と最後に力尽きてしまって総合11位、あと一歩シードには届きませんでした。それでも最後までシード争いに絡みましたし、チームとして力は出し切ったのでは。


関東学生連合の佐野が区間4位タイ相当と素晴らしい走り、復路の関東学生連合は本当に見せ場を多く作りましたね。総合では16位相当ということで、ちょっと往路で苦戦する区間が多すぎたかな。シード獲得とはならなかった大学で区間上位から見ていくと…東洋の薄根が区間6位と意地の走り、1つ順位を上げて総合14位でのフィニッシュとなりました。全日本出場を逃し、そして箱根シードも逃す東洋にとって非常に苦しい1年となりましたが…ここからの巻き返しに期待。


日体大の1年である夏見が区間7位と見事な走り、総合15位でシードには届きませんでしたが、夏見を含め3年生以下も徐々に存在感を見せてきたのは大きな収穫でした。神大の志食が区間8位で総合でも13位、志食も3年生以降は欠かせない戦力として活躍してくれました。東京国際の久保茉が区間9位、夏見といい1年が走ることは多くない10区なのですが、揃って1桁順位だったのは素晴らしいです。ただ東京国際も総合16位でシード落ちとなってしまいました。


東海の竹割は区間12位で総合でも12位という結果に。竹割も箱根に限らず長い距離をずっと担ってくれました。東海も7~10区はいずれも安定はしていたのですが、シード獲得にはどこかで爆発的な走りが必要だったなあ。立教の鈴木は区間16位、これで4区間連続の区間最下位こそ免れましたが、総合は最下位のままということで、箱根予選最下位通過に続いて箱根最下位は辛い結果となりました。


山梨学院の田原が区間18位で総合17位、大東大の赤星が区間19位で総合19位といずれも区間順位と総合順位が近い結果に。田原は持ちタイムも着実に伸ばし箱根予選も良い走りだったのですが、箱根は苦しい走りに。大東大も復路は4年生が4人走ることとなりましたが、入濱以外はいずれも区間17位以下ということで4年生が箱根を走れたのは良かったですが、赤星も最初で最後の箱根は厳しい結果となりました。


東農大の井坂が区間最下位、全日本予選での快走、箱根予選もしっかりと走っていただけに、10区ならばもっと上位で走れる選手だとは思うのですが…ほろ苦い3大駅伝デビューとなりました。チームは総合18位という結果に。まだ1年だけに今後の飛躍に期待です。

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