第102回(2026年)箱根駅伝 レース結果 ~大会新記録で青学が3連覇を達成~
箱根駅伝が今年も終わりました。駅伝ファンにとっては、1/4から新年が始まりますよね。箱根の青学は毎年言っていますが、やはり強かった。シード争いも最後まで分からずに盛り上がりました。箱根シード校からは全日本予選落ちの東京国際、東洋がシード落ち、全日本で8位の順大、10位の日大がシード獲得ということで、箱根シード獲得するにはやはり全日本でもある程度勝負出来なくないと厳しくなっているのかな。大学ごとに復路の走りを簡単に振り返ります。
※背景青色はシード校、赤色は予選会校
ひたすらに強かったですね。6区の石川が区間3位の快走、ここで後続を引き離しました。7区佐藤愛は区間3位の快走もここで國學院に大きく差を詰められたときはやや気になりましたが…ここで効果的なのが8区の塩出です。8区で3年連続の区間賞は青学OBの下田以来、区間新記録の快走で優勝を大きく引き寄せました。9区の佐藤有も区間賞と連続区間賞で後続を全く寄せ付けない強い青学の走りが今回もありました。
10区折田も区間2位と危なげない走りで往路・復路・総合全てで新記録を達成、完全優勝を果たしました。毎年、〇〇世代が抜けて青学は弱くなるのでは?と言われますが、一度も弱くなったことはないですからね。来年度も優勝候補筆頭でしょう。
6区後村が区間8位、決して悪くないですが58分台後半では優勝争いとなるともう差をグッと広げられてしまうのが恐ろしい。7区高山は圧巻の走りで区間賞を獲得、前回圭汰がマークした区間記録にわずか11秒に迫る快走でした。ここで1分28秒差まで詰めましたからね。ただ、8区の飯國は区間2位の快走、この走りはもう十分ですよね。区間賞に届かなかったとはいえ素晴らしい走りでした。9区のルーキー野田も区間3位、いきなりの67分台の走りは衝撃でした。
10区の尾熊も区間4位の好走と本当に往路はもう少し何とかなったかもしれませんが、復路はもうやれることは全部やっての大会新記録ですから…これでも勝てないのであればもう青学を褒めるしか無いのかなと。過去最高順位の2位は素晴らしいです。後は総合優勝だけですね。
予選会校ながら3位に入ってきたのが順大、6区谷本こそ区間12位とやや苦戦しましたが、それでも58分台ですし決して悪くはないです。すると、7区の玉目が区間2位の快走、玉目が復活してきたのは順大にとって本当に大きい。さらに8区永原も区間3位と素晴らしい走り、永原は玉目以上に大学駅伝で苦戦していましたが…箱根でついに圧巻の走りを見せました。9区の石岡も危なげない走りで区間5位、主将の安定感が光ります。
10区の山本が区間3位の快走で2人を抜いて総合3位と表彰台に上る走り、山本を10区まで温存出来る選手層も素晴らしいですし、今回は区間配置がピタリとハマりました。4年生で箱根出場は石岡1人だけですし、来年度は更に楽しみなチームになります。
6区の山崎が区間6位でしっかりとまとめてくれたのですが…これでも先頭とは1分以上離されてしまうのが恐ろしい。7区の間瀬田は2年の出雲以来となる1区以外を走りましたが、区間12位とやや苦戦、二桁順位を取ってしまうと前を追うのは当然難しくなります。8区の堀野も区間16位ということでここは一部選手を起用出来なかったのもありますが、選手層の薄さも影響してしまったか。
それだけに、9区小平が区間2位の快走を見せたのはビックリしました。ここまで頼りになる選手になっていたとは。10区の瀬間は区間10位で総合4位と前回と同じ順位は死守しました。来年度は都大路の1区トップ3がそのまま加入ということで、復路もエースを並べることが出来そうなのは楽しみ。
6区の並川は区間4位、57分36秒と素晴らしい走りでした。やはり中央の6区は外さないですね。7区の七枝は区間7位、こちらも3大駅伝初出場ということを考えるとよく走ってくれたかな。8区の佐藤大も区間4位、前回は区間最下位に沈みましたがその借りを返す走りを見せてくれました。9区の駿恭が区間8位ということで今回はもう一歩という結果に。今回は復路に回ったことから合わせられなかったかと思いましたが、故障明けでしたか…最後の箱根に4年生が万全で臨めないのは悲しいです。
10区の吉中も区間15位ということでこちらも何とか箱根には間に合わせたものの苦しい走りに…前回は嬉しい5位でしたが今回は悔しい5位でした。
6区伊藤が56分50秒で走るも区間2位、素晴らしい走りでしたがあと一歩区間賞を取れなかったのは残念だったかな。7区の谷中は区間9位、故障明けでしたしこちらも仕方ないですよね。8区野山側は区間4位タイ、こちらもギックリ腰があった中でよく走ってくれました。どちらかというと故障明けの選手が出場せざるを得ない選手層が苦しかった。9区の菅谷は区間10位、上位校が軒並み好走する中ではもう一歩という結果でした。
10区の圭汰は疲労骨折ながら区間新&区間賞を獲得、最後の箱根で万全で臨めなかったのは残念ですが、それでもこの走りは流石です。今回はいずれも区間4位以内で走った主力の4年生が4人いなくなるだけに、来年度はまたチーム作りが大変そうです。
6区の大沼が区間9位、3年ぶりの箱根で区間1桁&58分台で走ってくれたのは良かったですね。7区の山中が区間4位の快走、箱根に間に合わせただけではなく初出場でこの走りは素晴らしいですね、頼りになる主将です。8区の小田は区間13位、2年前の8区よりは順位を上げてきましたが、それでも上位争いからするともう一歩かな。9区の中島は区間6位と快走、前回も10区で好走しており頼りになる選手です。10区の岩田は区間13位、1つ順位は下げたものの、総合7位でしっかりと4年連続シードを獲得したのは城西の強さを見せることが出来たのでは。
6区小池が区間賞、区間記録にわずか1秒及びませんでしたが、その力を存分に見せてくれました。監督が自信を持っていただけのことはあります。しかし、7区の石丸惇が区間17位と下位に沈んでしまうことに。主力の1人なだけにちょっと意外な順位でした。8区の衣川は区間11位、1年ですし決して悪い走りでは無かったですね。9区の榎木は区間18位と10区間で最も苦しい走りに…ちょっと駅伝で力を発揮出来ずにいます。
10区の齊藤大も区間17位と区間17位以下が3区間も出てしまう苦しい復路となりました。9位以降とは大差があったために8位をキープしてシードはしっかりと確保していますが、7位と5分以上離されていますしちょっと上位陣に喰らいついていけなかったかな。
いくら帝京でも往路であれだけ出遅れたらシードは厳しいと思いましたが…6区廣田が区間6位の走りでまずは一斉スタート組から抜け出す走りを見せると、7区柴戸も区間6位の走り、一斉スタートのため、見えないシード権を目指してどんどん前を追っていきました。8区の松井も区間4位の快走、個人的にずっと期待していた選手ですが3大駅伝初出場での快走は嬉しい。9区の尾崎も区間4位の走りでついにシードラインと13秒まで迫ることに。
10区の鎗田も区間5位と復路はもう完璧なレースでしたね。というか3区以降完璧なレースでした。総合9位で3年連続シードを獲得、本当に粘り強いチームですね。往路終了時点でさすがにシードは絶望的と言ってしまい、失礼しました。
6区の山口聡が区間15位もタイムとしては決して悪くなかったですからね。大事な復路スタートでよく走りました。7区の天野が区間9位と1桁順位で走ったのも大きかった。この走りはシードを大きく近づけました。8区の山口月は区間18位と苦しい走りになってしまい、ここでシード争いに完全に巻き込まれることに。それでも、9区中澤が区間13位で粘って中央学院と帝京との激しいシード争いで最終区に。
10区大仲は区間10位と区間中位での見事な走り、正直順位は関係なくシード争いを制したらそれはもう勝ちですからね。12年ぶりのシード獲得は日大がさらなる飛躍を遂げるシードとなりそう。
6区の小松が区間11位と上々の走り、これでも58分台で走っていますからね。7区の三角は区間15位とやや苦しい走りになってしまったかな。8区の黒谷は区間7位と2年連続の8区で好走と便りになる選手ですね。しかし、9区の山中は区間16位と再び区間15位以下に沈んでしまい…激しいシード争いで10区に託すことに。
10区の成川は終盤まで粘っていましたが区間14位、最後は一気に差をつけられてしまい、シードには55秒届きませんでした。箱根予選トップ通過からあと一歩まで迫ったのですが、惜しかったです。
6区水野が区間19位と出遅れてしまったのが痛かったですね。往路は10位だったのですが、ここで一気に10位と差がついてしまいました。7区の鈴木は区間11位、主力の1人ですしもっと上位も…という気持ちもありますが箱根予選で苦戦してからよく戻ってくれました。8区のロホマンは個人的にも応援していた選手、区間10位と中位で走ってくれたのはこれまで苦労指摘多分、素直に嬉しかったです。
9区の中野は区間12位と中位でまとめているのは良かったですが、一度シード圏外に下がってしまうと、稼ぐ区間が無いと戻るのは難しいんですよね。10区の竹割も区間12位と7~10区はいずれも10~12位でまとめたものの、シードラインには1分5秒届かずに12位とあと一歩届きませんでした。
6区の大岩が57分44秒で区間5位の快走、前回は1区で悔しすぎる走りとなりましたが、今回は本人の希望している6区で兄のタイムを上回る快走を見せてくれました。7区の滝本は区間14位もここまでシードラインとは1分以内でまとめていました。しかし、8区の遠藤は区間19位と非常に苦しい走りになってしまい、ここでシード争いからは実質脱落してしまうことに。それでも9区の花井は区間7位と箱根初出場で見事な走りを見せていますし、10区の志食も区間8位と前回と比べても今回は復路で1桁が3区間と十分シード争いの大学に対しても勝負出来ていたのは収穫だったのでは。
6区の内堀が区間14位、主力の1人ですが今回は苦しい走りとなってしまいました。7区の濱中は区間8位、箱根は初出場でしたが良く走ってくれました。8区の網本は区間14位と2年連続の快走とはならず…ここで実質シード争いからは完全に脱落してしまったかな。9区久保田は区間19位と2,9区が今回は特に苦しみました。10区の薄根は20年連続シードと現行最長シードが途絶えてしまうことに。ここから立て直せるのか本当に正念場を迎えています。
6区の山上は区間16位とほろ苦い3大駅伝・予選会デビューに。7区の二村は区間5位の好走、3本柱が目立ちますが二村も頼りになる4年生です。8区の吉田は区間12位、こちらも区間中位でまとめてくれました。9区の佐藤大は区間9位と1桁順位での走りは上出来と言って良いでしょう。10区の夏見も区間7位と3年生以下も復路でしっかりと走れたのは収穫だったのでは。2年生が9区、1年が10区を走ったのはやや意外でしたが…来年度はいずれも往路を走ってほしい選手たちです。ただ、全体としてはもう一歩噛み合わなかったかな。
シード校の中で最も悪い順位になってしまったのが東京国際大学、6区の中山は区間10位と2年連続10位で走ってくれました。7区の大村は区間16位とやや苦しい走りになってしまうことに。8区の前田は区間8位と3大駅伝・予選会初エントリーが4年の箱根でこの走りは見事でした。9区の川内は区間15位、こちらも箱根は最初で最後でしたが、区間順位としてはもう一歩だったか。10区の1年久保茉が区間9位ということで、4年生が4人走った復路において久保芙の走りは来年度につながるはず。
6区の南葉が区間18位と復路は苦しいスタートになってしまいました。7区の大杉は区間13位と2年連続の7区で前回よりも3つ順位を上げてきました。8区の松岡は区間9位、箱根初出場でこの走りは上出来と言って良いでしょう。9区の和田は区間17位、力のある選手なのですがどうしても箱根となると力を発揮出来ないのがもどかしい。10区の田原は区間18位ということで復路は苦しいレースが続いてしまい、往路の12位から総合17位に下がってしまいました。
6区の梅原は区間17位、出場もびっくりしましたが20km区間もしっかりと走ってくれました。7区の内田は区間19位、期待のルーキーの1人ですがほろ苦い箱根デビューとなりました。8区の菅原匠は区間15位はよく走ってくれたと思いますし、9区の菅野が区間14位というのもこれまでの実績を考えても粘って走れていますよね。
10区の井坂は区間20位とこちらもルーキーが苦戦だっただけに、来年度の躍進に期待。往路の13位から18位まで下がってしまい、まだ主力以外の選手層という点ではこれからか。
6区の戸田は区間20位と入濱以外の4年生が初の3大駅伝・予選会出場となりましたが、非常に苦しい走りとなってしまいました。7区の中澤も区間18位と6区の一斉スタートで出遅れると、主力も力を発揮するのは困難です。8区の照井も区間17位ということでこちらもなかなかに厳しく…9区の入濱は区間11位とチームを牽引してきた4年生エースとしての走りを見せてくれました。
10区の赤星は区間19位となっており、4年生を4人して入濱以外の3人が区間17位以下というのは、ちょっと来年度に向けても不安になる結果だったか。前回はまさかの19位でしたが、今回はある程度納得の19位となってしまったかも。
6区の野口は区間13位、こちらは上々の走りだったと思いますし、よく走ってくれました。7区の小倉は区間最下位、8区の山下、9区の永井も区間最下位とまさかの3区間連続で区間最下位ということに。往路でタイム差のついた最下位だったとはいえ厳しすぎますね。持ちタイムやこれまでの実績を見ても最下位になるような選手ではないのですが…10区の鈴木が区間16位と4連続最下位こそ避けましたが、箱根予選最下位からの箱根最下位は来年度の箱根予選に向けても不安になる走りでした。
やはり往路よりも復路のほうが関東学生連合は力を発揮出来ますね。6区の山中は区間16位相当、よく走ったと思います。7区の秋山は区間4位相当と流石の走り、2年連続で箱根で結果を残す走力は抜けています。8区の横尾は区間14位相当とこちらも上々の走りと言ってよいのでは。9区の染谷も区間10位相当ですからね。10区の佐野に至っては区間4位タイ相当ということで、これまた素晴らしすぎる走り。復路はかなり理想的なレースが出来たのは?関東学生連合の力をしっかりと示してくれました。