第102回(2026年)箱根駅伝 日本大学 区間配置予想
本日は日本大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根は体調不良者が続出してしまったことで非常に苦しいレースとなって総合最下位に沈んでしまいました。今年度の箱根予選では主力が苦戦するもチーム全体としては危なげのない走りで4位通過、全日本では7区2位だったキップケメイの活躍もあって総合10位と上々の結果を残しました。エントリーメンバー、箱根成績(直近5年)はこのようになっています。
かなり盤石なエントリーとなりました。まず、箱根予選を走った12人は全員エントリーされていますからね。主力の冨田が11位、高田が12位だったこともあって全員が箱根出場する可能性が十分にあります。箱根予選メンバーに加えてメンバー入りを果たしたのが駅伝シーズンに活躍を見せた選手たち、山口月、滝澤、石川、後藤といずれも1万で28分台のベストをマークする一方でハーフでも最低63分前半では走っています。
結果として、1万で29分切りの選手が16人中15人、唯一29分台の中澤は箱根予選でチーム2番手で走っている実力者ですから、いかに戦力が充実しているかが分かります。前回7区を走った長谷川、9区を走った小路らは外れてしまいましたが、駅伝シーズンでベストを出しているわけではないですし、今年の駅伝シーズンで結果を残してきたまさにベストの16人が選ばれている印象です。そんな日本大学の区間配置予想は以下の通りです。
冨田④ーキップケメイ③ー高田③ー山口彰③ー鈴木④
山口聡③ー天野③ー大仲④ー中澤④ー長澤②
1区は冨田、留学生のいるチームで大事なのは1,3区、ここにエースを起用するのが基本となるはずで、箱根予選では苦しみましたが日本人エースは冨田だと思っているので、過去2年も西村、安藤と4年生エースが担っている1区としました。
2区はキップケメイ、ここはもう確実ですね。キップケメイが走るのは前提としてどんな走りを見せてくれるかです。箱根予選や全日本の強さに比べると箱根ではまだその力を見せられていないですからね。本来であれば区間賞争いに加わってきてもおかしくない持ちタイム・実績がありますし、エースの走りに期待。
3区は高田、こちらも冨田同様に箱根予選では苦戦したエース格の1人。上尾ハーフでは唯一61分台のベストで走っていますし、全日本予選での2年連続3組10位など勝負レースでの実績もあります。箱根はまだ走っていませんが、重要な3区を任せるに相応しい選手かなと。
4区は山口彰、箱根予選でチーム3番手という実績、全日本でも1区11位と悪くない走りを見せていますし、勝負レースで安定した走りを見せているのが魅力です。往路の主要区間を担ってもおかしくないですし、1,3区に日本人エースを起用するとなると、4区が良さそう。
5区は鈴木、前回も5区15位で走っている実績もありますが、全日本の8区9位と最長区間を1桁順位で走っているのが頼もしい限り。長い距離も上りも強い選手ですし、5区の経験もあるとなるとあえて鈴木以外の選手を起用する理由も無いです。
6区は山口聡、2年連続で走っている山口月はいるのですが、箱根予選は2度とも400位台、箱根は2度とも区間19位と勝負レースで結果を残せていないのはどうしても気になるんですよね。それならば下りも問題無い主力を起用した方が良いのではという思いもあり…山口聡としました。
7区は天野、全日本では主要区間の3区を担っている選手であり、箱根予選でもチーム4番手で走っています。この実績を考えると往路への起用もあり得るかなと思ったのですが、全日本では3区15位と苦戦したこともあり、復路でも大事な7区と予想。
8区は大仲、前回は4区を走っていますが本来は8区予定という話でしたし、今回も8区を希望。箱根予選でもチーム6番手、全日本でも6区11位と安定した走りを見せています。もっと重要区間を走ってもおかしくないですが、8区に大仲がいるのも頼もしそう。
9区は中澤、2年前に9区を走った経験もありますし、箱根予選ではチーム2番手の快走を見せています。長い距離の実績と経験を考えると、今回も23km区間かつ重要度の高い9区を走ってもらうのが良さそう。
10区は長澤、箱根予選ではチーム8番手、全日本でも5区を走っています。長い距離は何も心配いらないですし、箱根予選も全日本も走った経験はやはり大きいですし、本人も希望している10区としました。
どうしても箱根予選に出場した選手を選んでしまいますが…決して安泰ではなく10人の争いは非常に熾烈です。今回エントリーされた16人全員が少なくともいずれかの記録会で好結果を残して誰が出場してもおかしくありません。10人中9人が上級生という予想になりましたが、駅伝シーズンに入ってから好タイム連発の石川や早速1万で28分台をマークした1年の後藤など勢いのある選手がそのまま箱根出場するのも見てみたい…復路の選手層は予選会校の中でも上位でしょう。
逆に言えば課題も明確で往路の平地をどれだけ凌げるかです。往路に限らず、箱根で1桁順位で走ったことのある選手は誰もいないです。2年前、1区西村、3区安藤がともに区間4位で走って3区終了時に4位だったときは震えましたが…そんな走りを見せられる選手が1人でも出てくれば、ガラッと状況は変わってくるでしょう。5区が鈴木だとすると中位では走ってくれそうな期待感があるので余計に平地が気になります。
今回予想した冨田、高田、山口彰以外にも山口聡、天野ら往路を走ってもおかしくない選手は何人もいますし、ここを区間中位で走れることが出来れば非常に大きいです。また、復路も選手層は厚いと言っても、日大はハーフで2025年にタイムが出たトップ3,丸亀ハーフ、箱根予選、上尾ハーフのいずれにも多くの選手が出場していることは事実としてあります。チームとして力をつけているのは間違いないですが、それを1回勝負の最もプレッシャーのかかる箱根で発揮出来るかはまた別問題ですからね。
箱根エントリーメンバーを見ても、1万の平均は5位、ハーフは8位と持ちタイム通りの力を発揮出来れば十分にシード争いに加わることは出来るでしょう。実際、新監督が「シード争いに加わること」と初めて明確にシードを意識した目標を立ててきました。監督としてもそれだけ自信があるということでしょうし、前回体調不良が続出して合わせられなかった経験を活かし、2014年以来12年ぶりのシード獲得、果たして欲しいです。