第102回(2026年)箱根駅伝 駒澤大学 区間配置予想
本日は駒澤大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根は10区間全てで区間6位以内という安定感を見せる一方で7区圭汰の驚異的な区間新記録もあって復路優勝、総合2位という結果は現実的に狙えた最高の結果だったのでは。今年度は出雲でまさかの5位と苦戦したものの、全日本では区間配置もハマって見事に2年ぶりの優勝、箱根では2冠を目指すこととなります。エントリーメンバー、箱根成績(直近5年)はこのようになっています。
出雲、全日本を走った10人は順当にエントリー、4年の圭汰、山川、伊藤、帰山に2年の谷中、桑田ら主力が揃っています。基本的にはこの10人が中心になるはずで、平地で出場争いを繰り広げるであろう植阪、新谷に5区の有力候補として名前の挙がる坂口、6区候補と思われる凜太も入ってきています。その一方で全日本で最後までメンバー争いを繰り広げた島子、出雲・全日本ともにエントリーされていた颯太は外れてしまうことに。
颯太は故障がなければ16人には入ってきたという話ですし、島子も故障があって合宿に参加出来なかったとのこと。監督のコメントや記録会のエントリーなどを見る限りは、森重と篠がエントリーされたのはやや想定外だったのかな。16人がベストな布陣では無いかもしれませんが、万全であれば出場争いするであろう選手全員エントリーされているように見えます。山を含めて複数区間走れる選手が多いことで非常に区間配置が悩ましいところ…そんな駒澤大学の区間配置予想は以下の通りです。
小山③ー圭汰④ー谷中③ー桑田②ー山川④
伊藤④ー帰山④ー菅谷②ー村上③ー海晴③
1区は小山、駒澤は直近でも唐澤や篠原など1区に主力を置いてもあまり差を広げられず、また優勝も出来ていません。ここで帰山を起用してしまうと復路が苦しくなるので…それならば全日本1区で好走した小山に任せたいなと。3年前の円のような役割を果たしてくれるのが理想。
2区は圭汰、1区でリスクを取るなら2区はエースを起用する必要があります。山川が走ってくれるのが理想であるのは百も承知なのですが、そうすると最重要区間の5区で大きなリスクを背負うことになります。駒澤はエースの故障が無い限りは工藤、山下、田澤、芽吹、篠原とずっとエースを起用してきましたし、そこには3区が合っていた田澤や篠原も含まれます。これまでの起用からすると、2区圭汰かなと。
3区は谷中、前回は同区間を走って6位も今の谷中はエース区間で他大のエースと渡り合えるほどに力をつけています。谷中が2区を走っても驚きは無いですが、来年度のエースであって今年度はまだ準エースだと思うので…それならば経験もしている3区の方が良いかな。
4区は桑田、こちらも前回走って区間4位と好走しています。上尾ハーフで好走したといても、前回の4区快走がなければ往路起用は怖く思ってしまいますが…長い距離で失敗レースが無いというのは魅力ですし、復路の7区もあり得そうですが監督のコメントを見ても4区で前回以上の走りが期待出来そう。
5区は山川、ここを坂口が担ってくれればどんなに区間配置が楽かはよく分かります。ただ、今回は青学も國學院も中央も5区は未知数です。監督がどれだけ自信があると言ってもエースが起用されることは無さそうですし、5区は特に走ってみないとわからない怖さがあります。そこに駒澤まで未知数にすることは無いんですよね。山川と他の選手だと1分半とかタイムは違ってくると監督も話していましたし、山川が走ってほしいなあと。
6区は伊藤、全日本で区間新&MVPを叩き出して優勝を決定づけた選手を6区に起用するのがもったいないというのはこれまた至極当然なのですが…仮に6区を凜太が走って1年時の伊藤のような快走を見せたとしても、今の伊藤ならばこれまた1分半とか差をつけてもおかしくないんですよね。今回、5,6区で好走経験者を抱える優勝候補は他に早稲田しかいませんし、前回青学とのタイム差と山のタイム差がほぼ変わらなかったことを考えても…伊藤に任せるのが良さそう。
7区は帰山、今回の箱根では7区が非常に重要になってくる可能性があります。そこに往路の主要区間を走れる帰山を残せれば駒澤にとっても非常に大きいのではないかと。帰山か桑田を復路に残すのは往路でリスクを取ってでもリターンが上回ると思っています。
8区は菅谷、前回区間4位で走って本人も希望している海晴はいますが、全日本や上尾ハーフの走りを見る限りは8区はやや不安…ならばロードや長い距離での強さを見せ、上尾ハーフでは海晴を大きく上回った菅谷の方が良いのかなと。逆も十分ありえます。
9区は村上、こちらも前回走って区間5位でまとめています。全日本の走りを見ても今年度は更に力をつけています。長い距離での実績は十分で、前回は突っ込みすぎた感じもありましたが今の村上ならば23km区間もしっかりと走ってくれそう。
10区は海晴、出雲・全日本メンバー以外が平地で走るとすれば10区だと思いますが、上尾ハーフや宮古サーモンハーフで明確に海晴を上回るような走りを見せられた選手はいませんし、前回の箱根を経験しているのは大きく今回も海晴が走ると予想。
記事を書いている段階でも予想がコロコロ変わってしまって、正直難しすぎます。私も見たいのは2区山川、5区坂口ですからね。監督や山川のコメントを見ても坂口が相当力をつけているのが分かりますし、出雲でも故障がなければ起用していたという言葉からも平地での走力が十分期待出来るのが分かります。ただ、故障が合ったことを考えると余計に今回の箱根は不安が大きいかな。駅伝シーズンは一度も姿を見せていませんし。
複数区間走れるエース格が何人もいるというのはチームにとってありがたいことですが、監督の区間配置の手腕が問われることにもなります。全日本では完璧な区間配置を見せてくれただけに、箱根でも期待したいところ。先述の通り、駒澤は1区にエース級を起用しても上手く活かせていないので…帰山を起用するならもう最初から抜け出すつもりで起用してほしいなと。小山は1区での走りが高校時代から上手い印象がありますし、箱根1区でも好走してくれる期待感があります。
来年度も見据えた区間配置をしたいという監督の言葉もありましたが、それ以上に今の4年生がいる今回勝ちたい気持ちが大きいのも事実なので…4年生カルテットをどのような区間配置で起用してくるのか楽しみです。今回は外して予想しましたが、植阪や新谷が10区を走ってもおかしくないと思っています。特に植阪は上尾ハーフも1万も良い走りを見せていましたし、出雲・全日本メンバーでも出場出来ないかもという緊張感と争いを与えてくれる存在なのでは。
往路優勝出来ても復路で逆転されては意味がないので、復路にどれだけ主力を残せるかも大事になってきます。監督は7区圭汰、9区伊藤を残せるほど往路や山が計算出来れば復路は圧倒できるという話をしていましたが、それはあまりにも理想的すぎるので…4年生4人+谷中、桑田のうち2人を残すのが現実的かな。
2年前の箱根では2年連続の3冠を狙いながらも悔しすぎる2位、前回の箱根では戦力的には苦しいと予想され、箱根が終わってからトラックシーズンあたりまではシード争いに巻き込まれるのでは?と言われたりもしましたが見事に2位に入ってきました。青学が優勝した箱根において最も青学とのタイム差も小さかったんですよね。今回の箱根は駒澤が優勝する大きなチャンスだと思いますし、3年ぶりの箱根優勝を掴み取って欲しいです。