箱根駅伝における区間別平均順位(2020~2025) その4 ~早大、創価、日大、神大~
箱根駅伝のエントリーも近づいてきたということで、箱根に出場する20校の区間別平均順位、先頭とのタイム差を見てみます。対象はシューズの進化で高速化が始まった2020年以降、6大会となります。続いては早稲田大学、創価大学、日本大学、神奈川大学の4校です。
| 区間 | 平均順位 | 先頭との差 |
|---|---|---|
| 1区 | 9.5位 | 53.8秒 |
| 2区 | 9.8位 | 97.5秒 |
| 3区 | 6.3位 | 112.8秒 |
| 4区 | 7.2位 | 94.8秒 |
| 5区 | 9.8位 | 166.5秒 |
| 6区 | 12.3位 | 122.7秒 |
| 7区 | 8.7位 | 100.3秒 |
| 8区 | 6.7位 | 66.0秒 |
| 9区 | 9.5位 | 111.7秒 |
| 10区 | 8.0位 | 99.5秒 |
最も良い順位なのは6.3位の3区、エース級が起用されることの影響も大きいですが、2年前の辻の区間7位、前回の山口竣が区間3位などの快走が直近ではありました。往路で2番目に良いのが7.2位の4区、復路で最も良いのが8区で6.7位、直近だと千明が2年間、伊福が3年間と同じ選手が走ることが多い区間ですがいずれも区間上位か悪くても中位ではまとめていますからね。3区、4区と準エース区間をしっかりと上位で走れているのが、早稲田の安定した強さにも繋がっています。
その一方で10区間で最も苦戦しているのが12.3位の6区、6年間で区間19位以下が3度もありますからね。それだけに、前回6区5位で走っている山崎の存在は大きいです。そして、往路で最も順位が悪いのが2区と5区の9.8位、二桁順位となることも多いのですが…2区に山口智、5区に工藤がいるのが何よりも大きいですよね。苦手としている区間に実力者が揃っているというのが次の箱根への期待が高まります。後は出雲・全日本を走っていない山口竣、長屋、山崎らが揃えば盤石なのですが…
| 区間 | 平均順位 | |
|---|---|---|
| 1区 | 7.2位 | 45.3秒 |
| 2区 | 5.3位 | 58.8秒 |
| 3区 | 11.0位 | 138.0秒 |
| 4区 | 6.0位 | 75.3秒 |
| 5区 | 9.7位 | 158.7秒 |
| 6区 | 8.7位 | 88.7秒 |
| 7区 | 6.8位 | 83.5秒 |
| 8区 | 10.0位 | 95.0秒 |
| 9区 | 8.8位 | 97.5秒 |
| 10区 | 10.8位 | 123.3秒 |
最も良いのは2区の5.3位、留学生が5回、残る1回は大エースの吉田響が走っている区間ですから、この順位も当然です。今回はムチーニが再び担うことになるのかな。ついで良いのが6.0位の4区、この区間は3年連続で担った嶋津の走りが印象的ですね。往路の平地で大事な2,4区をしっかりと上位で走れているのが創価の強さを支えています。復路では7区の6.8位が最も良い順位、区間2位だった原富、区間賞を獲得した葛西らの走りが印象的ですが、過去5年間はいずれも区間1桁と安定しています。
逆に往路では11.0位の3区が最も悪い順位、前回こそムチーニが区間2位で走っていますが、それまでは3大会連続で区間14位以下と苦戦気味です。今回の箱根でムチーニが2区となると、3区の選手とその走りは大事になってくるかも。復路では10.8位の10区が最も悪いですが、ここもアクシデントによる区間最下位の影響もありますが、過去3大会はいずれも二桁順位で順位を落とすこともあり…本来10番手が走ることも多い区間ですが、創価にとっては特に大事になる区間かもしれません。
| 区間 | 平均順位 | 先頭との差 |
|---|---|---|
| 1区 | 12.3位 | 93.3秒 |
| 2区 | 12.0位 | 111.7秒 |
| 3区 | 10.7位 | 203.7秒 |
| 4区 | 19.0位 | 250.3秒 |
| 5区 | 17.0位 | 270.7秒 |
| 6区 | 14.0位 | 159.7秒 |
| 7区 | 18.7位 | 251.7秒 |
| 8区 | 17.3位 | 178.7秒 |
| 9区 | 19.3位 | 239.7秒 |
| 10区 | 15.7位 | 164.3秒 |
日大は2021~2023の3年間は出場出来ていなかったため、6年中3度の箱根出場となります。あの3年間からよく戻ってきましたし、新監督の偉大さも分かります。総合順位はいずれも15位以下ということもあり、10区間全てで二桁順位ではあるのですが…最も良いのが3区の10.7位、ここではルーキーだった三山の区間8位、そして何と言っても安藤の区間4位という会心の走りが光ります。ついで良いのが2区の区間12位、ここは3度とも留学生が走っている区間なわけですし、この順位はやはり物足りないですよね。キップケメイには箱根予選や全日本で見せた快走を期待したいところ。
ついでに12.3位の往路となっており、トップ3はいずれも往路なんですよね。1区も西村が区間4位だった快走が印象的です。今回もシード争いに絡んでいくのであれば、西村や安藤のような走りを見せる選手が複数必要になってくるでしょう。逆に最も苦戦しているのが19.3位の9区、3大会全てで区間19位以下ですからね…今年度は選手層の厚さはこれまでよりも遥かに上ですし、多少は解消出来るはず。ついで19.0位の4区となっており、ここも主力を1~3区に起用した際の4番手が苦しいことを示しているか。自己ベスト連発の日大がどれだけ箱根で結果を残してくるか楽しみです。
| 区間 | 平均順位 | 先頭との差 |
|---|---|---|
| 1区 | 13.6位 | 95.0秒 |
| 2区 | 15.4位 | 182.8秒 |
| 3区 | 13.2位 | 209.6秒 |
| 4区 | 14.8位 | 175.2秒 |
| 5区 | 12.6位 | 188.8秒 |
| 6区 | 10.0位 | 95.2秒 |
| 7区 | 14.6位 | 170.6秒 |
| 8区 | 14.2位 | 134.2秒 |
| 9区 | 14.6位 | 191.8秒 |
| 10区 | 9.8位 | 138.4秒 |
2023年の箱根のみ予選11位で予選落ちとなったため不出場、6年間で5度の箱根となります。唯一平均が1桁なのが9.8位の10区、10区は比較的安定しているのもありますが、佐々木がルーキーながら区間2位の快走を見せたのが大きいですね。次いで良いのが10.0位の6区、こちらは2年連続で区間6位と安定、経験者の上田がいるのは大きいですが…もう上田を6区に起用する余裕は無いでしょうし、往路の主要区間を担うことになりそう。
往路で最も良いのは12.6位の5区ということで、比較的山を得意としていることに。井出や山崎の好走が光っています。前回は三原が区間16位でしたが5区の選手起用には注目。そして最も苦戦しているのは15.4位の2区ということに。エース格が複数いるときも大エースという存在はなかなか出てきませんし、どうしても2区は苦戦しやすくなりますよね。そして、2区で遅れると3区以降も力を発揮出来ないという展開に繋がりやすい…準エース区間である4区が14.8と2番目に悪い順位なのもエース力不足を表していて…エースの走りがチームの命運を握ることになりそう。