箱根駅伝における区間別平均順位(2020~2025) その3 ~國學、東国、山学、大東~
箱根駅伝のエントリーも近づいてきたということで、箱根に出場する20校の区間別平均順位、先頭とのタイム差を見てみます。対象はシューズの進化で高速化が始まった2020年以降、6大会となります。続いては國學院大學、東京国際大学、山梨学院大学、大東文化大学の4校です。
| 区間 | 平均順位 | 先頭との差 |
|---|---|---|
| 1区 | 9.2位 | 51.3秒 |
| 2区 | 8.8位 | 90.2秒 |
| 3区 | 5.2位 | 90.8秒 |
| 4区 | 5.3位 | 79.8秒 |
| 5区 | 9.7位 | 151.7秒 |
| 6区 | 11.2位 | 105.5秒 |
| 7区 | 8.8位 | 109.8秒 |
| 8区 | 8.2位 | 70.8秒 |
| 9区 | 9.3位 | 115.5秒 |
| 10区 | 6.7位 | 84.2秒 |
予想出来たことではありますが…最も悪い平均順位は6区で11.2位、続いて5区の9.7位ということで、平均順位からも國學院が山を苦手としていることがわかります。5区ならば区間3位だった浦野、6区ならば4位だった島崎の順位も入っているわけで…それでも他の区間に比べて明らかに苦戦しています。出雲・全日本ともに優勝を経験している國學院が悲願の箱根初優勝を果たす最大の壁は山なのがデータからもわかります。タイムでも5区は151.7秒ということで平均で2分半以上先頭から離されていることに。
今回は1年間かけてしっかりと準備してきたという話ですが、優勝するのであればそれこそどちらも区間3,4位ではまとめてこないと厳しいでしょう。逆に得意としているのが5.2位の3区と5.3位の4区。準エース級が起用されるこの2区間でハイレベルな結果を残しているのは國學院の大きな武器です。実際、過去4大会はどちらも区間5位以内で走り続けています。復路で最も得意としているのが10区で6.7位、アンカー勝負での強さも國學院の魅力で2度3位になったときはいずれも10区で逆転&秒差の争いを制しての結果でした。エース力も選手層も揃う今年度は優勝を狙うには大きなチャンスですし、掴み取れるか。
| 区間 | 平均順位 | 先頭との差 |
|---|---|---|
| 1区 | 11.6位 | 71.2秒 |
| 2区 | 4.0位 | 34.8秒 |
| 3区 | 7.4位 | 73.4秒 |
| 4区 | 9.6位 | 106.4秒 |
| 5区 | 13.2位 | 199.6秒 |
| 6区 | 15.4位 | 162.6秒 |
| 7区 | 6.2位 | 86.8秒 |
| 8区 | 11.6位 | 111.6秒 |
| 9区 | 7.2位 | 108.0秒 |
| 10区 | 8.2位 | 98.6秒 |
2024年はまさかの予選落ちとなってしまったため、出場回数は5回となっています。最も良いのは4.0位の2区、ヴィンセントとエティーリと伊藤と丹所という最強留学生コンビと日本人エースしか走っていませんから当然です。往路では7.4位の3区が続いており、こちらはヴィンセントと丹所がいずれも区間賞を獲得しているのが大きいですね。留学生と日本人エースの活躍が反映されやすい区間なだけに、エティーリ、菅野らの好走に期待。
復路では7区の6.2位が最もよく、9区の7.2位と続きます。確かに東京国際の7区は安定していますね…佐伯が区間賞を獲得したこともありました。9区は長い距離に強いエースを起用してくることが多い影響かな。逆に苦手としているのが6区で15.4位、5区も13.2位ということで東京国際も山がワースト2ということに…ただ、6区は前回10位で走っている中山がいるのは大きいですし、5区の走りというのがとにかく大事になってきそう。この6年間で最も悪かったのが総合11位と箱根での強さと安定感も光ります。
| 区間 | 平均順位 | 先頭との差 |
|---|---|---|
| 1区 | 13.0位 | 82.2秒 |
| 2区 | 9.2位 | 105.0秒 |
| 3区 | 19.0位 | 224.2秒 |
| 4区 | 12.8位 | 142.2秒 |
| 5区 | 13.8位 | 247.8秒 |
| 6区 | 14.4位 | 145.8秒 |
| 7区 | 16.6位 | 184.0秒 |
| 8区 | 14.6位 | 160.6秒 |
| 9区 | 19.6位 | 310.2秒 |
| 10区 | 15.2位 | 191.0秒 |
2020年に箱根出場を逃していますが、その後は5大会連続の出場、最も良いかつ唯一の1桁なのが9.2位の2区、留学生が5回中4回走っている区間ですからね。もう少し順位が良いかと思っていたのですが…過去2大会はいずれも9位、10位と超ハイレベルな2区には留学生といえど苦戦しています。ついで良いのが12.8位の4区ですが、こちらはオニエゴが区間賞を獲得したのが大きく影響していますし、決して得意としているわけではないかな。むしろ、前回7位の1区や8位の5区あたりが平均順位は目立ちませんが、山梨学院の大きな武器となるかも。
そして、苦戦している2区間はもうあまりにも明らかで3区の19.0位、9区の19.6位です。普段は20校で1度だけ23校出場している中で平均が19位以下というのはあまりにも苦しいです。実際、23校の記念大会はいずれも区間22位に沈んでいます。3区というのは基本的に留学生の後に走ることになる大事な区間ですが、ここで崩れてしまっているのはもったいない。9区もここでの走りが総合順位に影響したり繰り上げ回避に繋がったりしますが、なかなか上手くいっていません。今回の箱根でも特に注目の2区間かな。
| 区間 | 平均順位 | 先頭との差 |
|---|---|---|
| 1区 | 12.0位 | 65.7秒 |
| 2区 | 16.3位 | 193.0秒 |
| 3区 | 15.0位 | 193.0秒 |
| 4区 | 15.7位 | 184.0秒 |
| 5区 | 11.7位 | 240.7秒 |
| 6区 | 8.3位 | 84.7秒 |
| 7区 | 13.3位 | 179.3秒 |
| 8区 | 19.7位 | 203.7秒 |
| 9区 | 13.3位 | 147.0秒 |
| 10区 | 10.3位 | 115.3秒 |
大東大は2020~2022年の箱根は出場出来ておらず、苦しい時を過ごしていました。過去6年での出場は直近の3大会のみです。よくぞ戻ってきてくれましたよね。最も良いのが6区の8.3位、往路で最も良いのも11.7位の5区ということでかつては山の大東とも呼ばれましたが、3回と数は少ないですが山は得意としています。ただ、前回は5区19位、6区15位とどちらも苦戦してしまっただけに、今回はしっかりと立て直してこれるかにも注目です。
1区が12.0位で往路で2番目、10区が10.3位で復路で2番目とスタートとアンカーも安定していますね。1区で出遅れないというのは箱根では特に大事になってきますし、10区もシード争いには大事になってくる区間で実際に2年前は10区で逆転してのシードを獲得しています。逆に最も苦戦しているのが19.7位の8区、何故か8区を走る選手は苦戦することが多いですね。10番手の選手が起用されることも多いだけに、選手層も影響しているのか…往路では16.3位で2区が最も悪い順位、こちらも大エースがいない影響が響いていますが…棟方、入濱らエースの走りに期待したいところ。