箱根駅伝における区間別平均順位(2020~2025) その1 ~青学、東洋、中学、立教~
箱根駅伝のエントリーも近づいてきたということで、箱根に出場する20校の区間別平均順位、先頭とのタイム差を見てみます。対象はシューズの進化で高速化が始まった2020年の箱根以降、6大会が参考になりそう。データはもう揃っているので、需要があれば検索できるページを用意してもよいのですが、どうなんでしょう?マニアックなデータはあまり興味ないかなと思って、個人でデータベースを見ているくらいでしたが。。。それはさておき、4校ずつ見ていきます。最初は青学、東洋、中央学院、立教です。
| 区間 | 平均順位 | 先頭との差 |
|---|---|---|
| 1区 | 7.3位 | 40.0秒 |
| 2区 | 5.3位 | 49.5秒 |
| 3区 | 5.5位 | 70.3秒 |
| 4区 | 2.0位 | 21.2秒 |
| 5区 | 5.7位 | 76.0秒 |
| 6区 | 6.2位 | 75.3秒 |
| 7区 | 4.5位 | 53.8秒 |
| 8区 | 2.3位 | 14.2秒 |
| 9区 | 1.3位 | 13.2秒 |
| 10区 | 3.3位 | 40.0秒 |
この6年間で4度箱根を制している青学、最も得意としているのは9区で脅威の1.3位、区間賞×4、区間2位×2と圧倒的な強さを誇ります。8区が2.3位、10区が3.3位とこちらも非常にハイレベルなのが、復路での驚異的な強さ、そして青学の圧倒的な選手層を示しています。往路では4区が2.0位と最も良い順位、青学は4区で逆転して先頭に立ったり、後続に差をつけたりと優勝するときはこの区間を確かに制している印象があります。
そして、最も平均順位が低いのが7.3位で1区最もタイム差がつきにくい区間で最も順位が低いのもレースが上手いなあという印象を受けます。1区はタイム差よりも順位が極めて大事ですからね。タイム差が40秒と意外になるのは…吉居兄弟の1区爆走が大きいかな。意外に5,6区で先頭とのタイム差が開いているのですが…これは青学が優勝を逃すときは5,6区のいずれか、または両方で崩れているからですね。逆に優勝するときは盤石です。今回の箱根でもやはり鍵を握るのは山ということになりそう。
| 区間 | 区間 | 区間 |
|---|---|---|
| 1区 | 13.0位 | 76.7秒 |
| 2区 | 9.2位 | 99.0秒 |
| 3区 | 8.7位 | 131.8秒 |
| 4区 | 10.3位 | 145.0秒 |
| 5区 | 6.0位 | 100.0秒 |
| 6区 | 9.3位 | 86.5秒 |
| 7区 | 12.5位 | 131.8秒 |
| 8区 | 4.2位 | 40.5秒 |
| 9区 | 5.7位 | 78.7秒 |
| 10区 | 8.3位 | 101.0秒 |
最も良い順位なのは4.2位の8区、東洋の8区はこれまで苦労してきた4年生が最後の箱根で会心の走りを見せる印象があるなあ。さらに5.7位の9区と続き、大事な復路の終盤区間である8,9区での強さが箱根連続シードに繋がっています。往路で最も良い順位なのは6.0の5区、東洋の5区は崩れることがないですし、宮下の区間賞の走りもありましたからね。最も大事な区間をしっかりと抑えています。
最も苦戦しているのは13.0位の1区、東洋が優勝争いに絡んでいたときは1区の強さが印象的でしたが…最近は1区で出遅れてそれを2区で挽回したり、2区で挽回出来ないと最後の最後までシード争いに巻き込まれたりと苦戦していますからね。今回も1,2区というのは非常に大事になってきそう。復路で安定している中で7区だけ12.5位と1区の順位は参考程度とすると最も苦戦していることに。故障明けだったり新戦力を試すのを東洋は7区にすることが多いからかな。ここの順位は選手層が直結しそう。
| 区間 | 平均順位 | 先頭との差 |
|---|---|---|
| 1区 | 14.5位 | 119.3秒 |
| 2区 | 13.0位 | 137.3秒 |
| 3区 | 16.0位 | 231.5秒 |
| 4区 | 12.3位 | 154.3秒 |
| 5区 | 10.3位 | 180.8秒 |
| 6区 | 9.0位 | 98.0秒 |
| 7区 | 13.8位 | 167.8秒 |
| 8区 | 13.3位 | 124.3秒 |
| 9区 | 14.8位 | 195.3秒 |
| 10区 | 12.3位 | 150.8秒 |
中央学院は過去6年間で4度の箱根出場ですが、最も良い順位かつ唯一1桁なのが9.0位で山下りの6区、武川、工藤と1年生の快走が光っています。復路のスタートである6区の走りは大事になってきますが、2年連続で走っている小松の存在は大きいです。往路で最も良いのは10.3位の5区、4回中3回で区間10位以内で走っていますからね。往路が5区、復路が6区ということで、中央学院は山を最も得意としていることがわかります。
一方で平地の区間は比較的苦戦することが多いのですが…特に3区の16.0位というのはかなり苦しい走りですね。先頭とのタイム差も大きく、苦労している区間であることがわかります。今回はエースの吉田が卒業したこともあって、2区がここ2年よりも不安であることを考えると、3区はより大事になってきそう。復路では9区が14.8位と苦戦が目立ちます。2020年、有馬の区間2位という快走があってこの平均順位ですからね。9区も選手層の影響が出やすい区間かな。今年度の選手層ならば復路はあまり心配していませんが…
| 区間 | 区間 | 区間 |
|---|---|---|
| 1区 | 17.3位 | 98.3秒 |
| 2区 | 15.0位 | 161.0秒 |
| 3区 | 12.3位 | 165.3秒 |
| 4区 | 12.7位 | 169.3秒 |
| 5区 | 13.0位 | 267.7秒 |
| 6区 | 12.3位 | 128.7秒 |
| 7区 | 16.7位 | 170.7秒 |
| 8区 | 10.7位 | 71.3秒 |
| 9区 | 13.7位 | 133.0秒 |
| 10区 | 11.7位 | 132.7秒 |
この6年間で3度出場を果たしている立教大学、久しぶりの箱根復帰ということでどうしても箱根では苦戦することが多いですが…そんな中では8区の10.7位、10区の11.7位がトップ2の区間ということに。チームの9,10番手が走ることも多い区間なだけに、本来であれば選手層が厚いことを示しているのですが…立教はこの区間に主力を起用することチラホラありますので、その影響もあるかな。その一方で往路は3区の12.3位が最も良い順位に留まり、特に1区の17.3位、2区の15.0位と前半で苦戦しているんですよね。
この2区間で出遅れてしまうとどうしても取り戻すのが難しく、力のある選手も総合順位に近い区間順位で走ってしまうことが多いですから。前回シード圏内で6区まで喰らいついたのは5区の山本とともに2区馬場の走りが大きかったですし、やはり馬場の復活は気にあるところ。1区以外では7区が16.7位と苦戦…前回も7区でシード圏外に下がってしまいましたし、最近の復路は9区よりも7区が重視されることも多く、今回も7区に主力を起用出来る選手層を作れるかというのは大事になりそう。