日本体育大学 2025年度 箱根予選・全日本振り返り⇒箱根に向けて
3本柱の平島が8位、田島が16位、山崎が57位とトップ3を順当に占めることに。平島、田島はまさにエースの走りでしたし、山崎も集団を引っ張ってから抜けてきたはず…その集団がそこまで後半や終盤ペースが上がりきらなかったかなあ…4番手の佐藤大が89位で100位以内はわずかに4人ですからね。集団走でずっと安定した走りを見せてきた日体大ですが、今回は本当に苦しかった。
それでも5~7番手に108位の荻野、110位の二村、112位の大竹と2秒の間に3人が入る走り、特に3大駅伝・予選会のエントリー自体初めてだった荻野、大竹はよく走ってくれました。吉田が8番手の127位で続き、こちらもまずまず…9番手の145位に夏見、10番手の177位に水津と9,10番手は1年が入ることとなりました。夏見は全日本予選でも良い走りを見せましたし、もっと上位で走る力はありそうでしたが、今回は結果として1年に負担がかかってしまいました。
11番手の232位に樋村、12番手の天瀬は232位ということで10番手と11番手は35秒も離れてしまい、タイムや順位を見てもギリギリの戦いだったのがわかります。結果としてエースが稼いで8~10番手が耐えるというこれまでの日体大らしくないレースだったかもしれませんが、エース力というのは予選よりもむしろ本戦で大事になってきますからね。
1区の荻野が区間5位、先頭と2秒差という素晴らしいスタートを切りました。箱根予選でも良い走りは見せていましたが、初の3大駅伝出場でこの走りはびっくり。これは箱根も俄然楽しみになってきました。2区の平林は区間7位、エース区間でも先頭集団に食らいつく走りはさすがでした。5→6位と1つ順位を下げてしまったものの、十分にエースの役割を果たしてくれたのでは。3区の田島も区間5位で続き、総合でも6→5位と好位置をキープ、頼りになる4年生たちです。
4区の二村は区間12位、総合では5→8位とシードラインギリギリに下がることに。箱根予選との連戦もありますし、つなぎ区間がある程度厳しくなるのは仕方ないですね。むしろ、1区の荻野がよく走ってくれました。5区の吉田は区間8位、ここで区間1桁の走りで総合8位もキープ出来たのは良かったですね。6区の大竹は区間14位とやや苦しい走りになり、総合では8→9位と6区にして初めてシード圏外に下がってしまうことに。
それでも、7区の山崎は区間7位の走りで総合8位と再びシード圏内に浮上、3本柱がいずれも主要区間を区間7位以内で走っているのが素晴らしいですね。シード獲得はアンカーに託すこととなりました。しかし、8区の佐藤大は区間16位と苦しい走り…8→11位と3つ順位を落としてしまいました。3本柱の場合、全日本の主要区間のどこかが手薄になってしまいますが、その影響をもろに受ける8区となりました。
箱根予選9位通過だったことを考えると、全日本で7区終了時で8位とシード圏内にいたのは大きな収穫でしたよね。箱根は3本柱の平島、山崎、田島を1~3区に起用してくるのか、それとも1区間は別の誰かに託すのか…前回苦戦した山崎は再度の2区を希望、本当は1区を3本柱以外、例えば荻野とかに託せれば2~4区に3本柱を起用出来てこちらが理想ですが、その分1区で出遅れるリスクも高くなってしまいます。1区が誰になるのかが気になるところ。
往路で最も気になるのは浦上の状態、箱根予選、全日本ともにエントリー止まりでしたが前回5区11位で走っている実力者であり、再び5区で起用出来るのかは気になるところです。復路は前回10区を走った二村しかおらず、新戦力に託すことになります。箱根予選を走った選手が中心になってくると思いますが、箱根はいずれも初出場なだけにどれだけ走れるか。個人的には2年の荻野、佐藤大、1年の夏見、水津ら下級生に特に期待したいところ。箱根予選に出場していない選手は、持ちタイムや実績などを見ても16人に入ってきたとしても、10人に入るのはなかなかに難しそうかな、5,6区の特殊区間以外だと。
箱根予選会校はどうしても往路で出遅れてしまって、シード争いに絡めないということが多いですが…日体大はエース級が3人いるのが大きく、4区まではシード圏内に入っている可能性は高いんですよね。先述の通り、5区に浦上を起用出来ればさらに往路は盤石となりそう。その一方で復路は4年生が4人走った前回の方が強力だと思いますが、どれだけ食らいつけるか。エースがいずれも4年生の今年度は何が何でもシードが欲しいところですし、2018年の箱根で4位になって以来のシード獲得、期待したいです。