日本大学 2025年度 箱根予選・全日本振り返り⇒箱根に向けて

全日本も終わり、箱根まで2ヶ月となりました。駅伝シーズンのここまでの振り返りと箱根 or 来年度に向けて見ていきます。最初は日本大学について、全日本、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果全日本結果はこのようになっております。取り上げる大学順はランダムです。

箱根予選振り返り

エースのキップケメイは3年連続全体トップとはならずも2位、日本人トップとは1分30秒以上の差がありますし、チームに圧倒的な貯金をもたらしてくれます。中澤、山口彰、天野、鈴木、大仲と続いてチーム6番手の大仲でも79位という安定感。96位の山口聡、97位の長澤と100位以内で8人はしったのが良かったですね。3年生も山口彰、天野、山口聡と3人が入ってきています。


124位の橋本、138位の片桐と続いてここが9,10番手、崩れることなく10番手までまとめてくれました。2人とも箱根予選は初出場ですしよく走ってくれたのでは無いでしょうか。4位通過と上々の結果だった今回の箱根予選で苦しかったのは日本人エースの冨田が11番手、全日本予選で2年連続3組10位の高田が12番手と本来であれば上位を期待された2人が下位に沈んでしまったこと。2人とも全日本は欠場となりましたし、箱根ではしっかりと主要区間を走ってほしいところ。

全日本振り返り

1区の山口彰は区間11位もトップとは8秒差ですし、良い走りでしたね。十分にスターターの役割を果たしてくれました。2区の山口聡は区間12位、こちらもエース級が揃っていたことを考えると、決して悪い走りでは無かったかな。3区の天野は区間15位、2区ほど主力が揃っていなかったことや箱根予選での好走を考えると、ここはもう少し上位で走ってほしかったところかな。だいぶ苦しくなってしまいました。


4区の中澤が区間13位とこちらも箱根予選で好走した選手がもう一歩…今回は日大に限らず箱根予選で良かった選手が全日本ではだいぶ苦戦していますし、箱根予選で力を発揮した選手ほど全日本までにリカバリ&調整が難しかったところもあったかな。5区の長澤も区間14位で総合では14位まで下がってしまいました。関東勢では下から2番目ということに。


6区の大仲は区間11位でまとめると、7区のキップケメイは区間2位と流石の走り、流れを作る前半区間に起用するか、距離の長い長距離区間を任すかは悩ましいところですが、ここで14→10位と4つ順位を上げたことを考えても正解だったのかな。8区の鈴木も区間9位と1桁順位で走り、総合10位を守ったのは良かったですね。全体的にトップから1分20~1分50秒くらい離されている区間が多く、ここをもう少し詰められていれば…といったところでしょうか。それでも、10位という結果は上出来だったのでは。

箱根に向けて

キップケメイが2区を走ることは確実として、過去2年は寒さなどもあっていずれも2桁順位、箱根予選ほどの走りを見せられていませんからね。そろそろ圧倒的な走りを見せてほしいところ。残る往路ですが、前回5区を走った鈴木は全日本も良かったですし2年連続で任せられそう。後は冨田には復活してもらって1区か3区は担ってほしいですよね。山口聡、山口彰の双子コンビや前回4区を走った大仲など往路候補は多いですし、まずは往路から勝負出来る布陣を整えたいところ。


6区は前回走っている山口月がいますが、2年連続で区間19位ということもあり、他の選手も準備していきたいところ。復路候補も2年前に9区を走った中澤、前回走っている長谷川、小路、山口彰に今年度結果を残している天野といった上級生が揃っていますが、2年生も長澤、橋本らが存在感を増しているだけに10人に入ってきてほしい選手たち。


今年度は3,4年生が中心なのであまり心配はいらないですが、ルーキーがなかなかメンバーに入れていないのも気がかりです。エントリーはあってもまだ今年度は3大駅伝・予選会ともに出場出来ていません。岸端や奥村あたりには期待したいところです。前回は箱根最下位に沈みましたが、色々とアクシデントも多かったようですし、その反省を活かして今年度はシード争いに絡んでいけるようなチームを作っていってほしいです。