第５７回（２０２５年）全日本大学駅伝　戦力分析＆区間配置予想　～立教大学～

続いては、前回の全日本で７位と初シードを獲得、箱根予選では１０位とギリギリでの通過だった立教大学の全日本大学駅伝における戦力分析と区間配置予想を行っていきます。エントリー一覧、過去５年の成績はこのようになっております。

エントリー自体は問題無いですね。主力は一通りエントリーされており、箱根予選に出場した田丸はいませんが、チーム最下位だったことを考えても仕方なかった部分はあります。それよりも心配ごとは大きく２つ。１つは箱根予選を回避した馬場の状態。全日本に出れる状態なら箱根予選は出場すると思うので、欠場する可能性が高いかな。出場出来たとしてもつなぎ区間か。。。馬場を欠いたことで箱根予選は一気に苦しくなりましたからね。


そうしてもう１つは箱根予選から２週間しかあかないこと。それはもちろん全ての箱根予選＆全日本出場校に共通なのですが…全日本シード校に限ると立教だけなんですよね。前回のシード獲得も７区４位だった馬場の快走が何よりも大きかっただけに、箱根予選最下位通過と合わせてかなり不安は残ります。そんな立教大学の区間配置予想は以下のとおりです。

１区は山下、主力を１区に起用する余裕はなさそうですし、そうなると５千で１３分５２秒のスピードがあり箱根予選でもチーム６番手で走っている山下としました。最短区間の１区に誰を起用するのかは本当に悩ましいですよね。


２区は國安、２区はエース格を起用するしか無いですし、今回は馬場が走らない前提で予想しているので…そうなると前回も走っていて箱根予選でチーム２番手だった國安が順当そう。前回２区１５位だったのは気になりますが、他に任せられる選手もいないですし。


３区は小倉、箱根予選でチーム３番手の走り、前回の全日本でも５区１０位で走っています。今の小倉ならば主要区間も任せられるのでは…ということで、前半の重用区間である３区としました。小倉の安定感は魅力的です。


４区は野口、箱根予選ではチーム５番手の好走、持ちタイムは目立たずまだ３大駅伝も未経験なのですが一気に評価を高めてきました。全日本での３大駅伝デビューを果たす可能性は高そうですし、やや負担の少ない４区としました。

５区は向津、どうしても上級生中心になってしまうのですが、１人くらいはルーキーも走らせたいのかなあと。ということで、箱根予選を走っておらず、高校時代から実績もある向津としました。走るとしても最も走りやすい区間と言われる５区かなあ。


６区は永井、箱根予選でもチーム７番手でまとめていますし、全日本予選、箱根予選を２度走るなど経験も豊富な選手。全日本でもメンバー入りする可能性は高そうで、距離は長いものの比較的重要度は低い６区としました。


７区は原田、馬場が走れるのであれば原田は３，８区あたりを走ってほしいところですが…出場出来ないと仮定した場合、原田が７区になりそう。長い距離に強く箱根予選でもチームトップでしたからね。来年度のエース候補です。


８区は吉屋、箱根予選を４度全て走っており、前回は１区６位と全日本でも好走しています。ただ、吉屋を１区に起用する余裕は無さそうですし、ハーフの距離での実績を考えても、最長区間である８区を任せるのが良さそう。