第57回(2025年)全日本予選 組エントリー発表&感想
いよいよ明日に全日本予選が迫り、組エントリーが発表されました。組エントリー(PDF)はこのようになっています。当日変更は医師の診断書が必要とは記載されていませんが、緊急の場合のみとなっているので戦略的な変更は無いはず…大学ごとに組エントリーを見ての感想を簡単に述べていきます。
最終組かと思っていた本間が補欠、さらにエースの駿恭が2組というのはびっくりしました。それでも、最終組に溜池、岡田という布陣は強力ですし、実力者は揃っています。そんなメンバーの中でルーキーの三宅が2組に入ってきたのがすごいですね。ベストな布陣のようには見えないですが…それでもトップ通過は余程のことが無い限りは揺らがないのでは。
最終組は大エースのキップケメイに日本人エースの冨田と盤石、3組の天野&高田も個人的には楽しみです。1組の滝澤が29分6秒でほかの7人は29分切りという持ちタイムはやはり魅力的。山口彰太は外れてしまいましたが、かといって出場する8人はいずれも納得ですからね。ほぼベストな布陣といってよいのではないでしょうか。この組エントリーを見る限りはボーダー争いの中からも一歩抜け出してきた印象…通過する可能性が高そうに思えます。
最終組は吉岡と川原できましたね。勝負レースで結果を残している選手たちですし、納得ではありますがどちらかといえば耐える組なりそうな気も…そうなると3組までが大事になってきますね。石岡、玉目という実績のある3組も力はありますし、8人全員が28分台をそろえてきました。個人的に自己ベスト連発している1組の山崎に期待。通過する可能性も十分ありますが、前回のように崩れてしまう可能性も十分あり得てしまいそう…
キプロップは補欠ということでなかなか大東大は留学生に苦労している…院2の喜早も補欠でしたね。最終組は入濱&棟方という最強コンビ、大濱&中澤という2年生コンビが3組なのも盤石ですね。その一方で1,2組はまだ実績のない選手という印象で全日本予選でどこまで戦えるかは未知数かなあ。ここで上位に食らいつくことが出来れば、十分通過も狙えると思うのですが。最終組は強いですが大きく稼いだり挽回できるほどではないはずなので、ボーダーを争う1校かな。
最終組はムトゥク&平八重という留学生&日本人エースという盤石の布陣。となると3組の宮地&和田の2人がどれだけ走れるかが非常に大事になってきそう。阿部紘は2組できましたし、1組の占部も問題は無いと思うので…梅田や松岡ら新戦力の走りも3組同様に重要です。ボーダー争いの中では最終組が強いのが大きいですよね。通過も十分にあり得ると思います。
最終組が古橋と佐藤ということで…最終組と目されていたレマイヤンはまさかの2組、状態次第ですが中央の駿恭とレマイヤンが抜け出す展開となるのかな?東泉は外れてしまいました。全日本初出場の可能性も…と思っていましたがこれはあまりにも苦しいですね。岡崎、沖といった実績のある選手も外れていますし、2組の藤井や3組の長田、小島ら楽しみな選手はいますがボーダー争いに加われたとしても最終組がさすがに苦しいのでは…
最終組はやはり近田&市川というダブルエースできましたね。それでも、ともにトラックよりもロードでのエースだと思っているので、全日本予選の最終組は厳しそう…3組に米田が抜擢されたのはちょっとびっくり。長部とともにこの2年生コンビがどれだけ走れるかは大事になってきます。エントリーメンバーからはほぼベストな布陣が組めているようには見えますが…ボーダー争いに絡むことが出来ても通過となるとなかなかに険しい道となりそう。
最終組は宮本、酒井とダブルエースをしっかりと配置できたのはまずよかったですね。高潮、三原という3組もある程度順当ですし、前回4組だった新妻が1組だったのがちょっと気になりますが、それで後半の組を任せられる選手が揃っているとも言えます。大岩、滝本という前回1組で揃って快走を見せた2人も揃って補欠ということで…正直厳しいとは思うのですが、前回のほうがもっと厳しいと思っていながらも通過してきましたからね。今回もその再現を期待。
エースの花岡がまさかの1組ですね。兵藤とともに最終組を担うと思っていたのですが…担ったのは鈴木でした。この2人なら安心して任せられますが、花岡はどのような走りを見せるのか…独走で大きく貯金を稼ぐことが求められるのも大変ですし、万全でなくて1組ということならば不安もあります。3組の竹割、永本も実績はありますし、組はともかく8人はほぼ万全と言えそう。一抹の不安はありますが、さすがに予選落ちということはないのでは。
ベットではなくエティーリを起用してきましたね、逆に言えばそれだけ不安という可能性も…菅野とともに組む最終組は20大学の中でも最強かもしれません。となると大事になるのは古賀、政という2年生コンビが担う3組ですね。ここでの走りが成績に直結してきそう。1組の大村、川内という4年生コンビも信頼できますし、かなりベストな布陣のようにも思えます。エントリー時点では厳しいと思っていましたが、これは通過してきてもおかしくないかも…
4組は松井は順当としてもう1人は内堀でしたね。正直意外でしたが最終組でどうなのか…?その一方で1組が西村、濱中という実力者コンビなのが逆に不安…状態が良ければ3組あたりでもおかしくないはずですし…さらに4組を走ったこともある緒方が外れてしまったのも痛いです。3組に藤宮というのも正直意外で、かなり苦しいエントリーのように思えます。これだけ見ると…予選落ちのほうが可能性が高いように思えてくるのですが、それでも「東洋」ならば何とかしてくるのでしょうか?
最終組は森下と堀できましたね。ここは順当と言って良いでしょう。さらに3組の井上、成合という2年生コンビも結果を残していますし、個人的にも期待している2人です。前回は最終組の吉川が2組というのはちょっと気になりますが、エントリーメンバーではベストの布陣が組めたのは。1組に入ったルーキーの桶田も非常に楽しみな選手の1人です。どうしてもエース力不足で通過は難しいと思っているのですが…ここで通過となればチームが良い方向に変わっていることの証明が出来そう。
最終組は上山は当然としてももう1人は平松というのはびっくり。さすがに荷が重すぎると思いますが、ここでしっかりと耐えれれば本人とっても大きい。1組に藁科、2組に具志堅と実力者がエントリーされながら前半の組なのが戦略ならばよいのですが…3組の福田、和田もこのエントリーだと順当だと思いますが、正直不安のほうが大きい。本来であれば最終組を走るべきダブルエースがいないのですから、さすがに通過争いは難しいでしょう。
4組は平島、山崎と盤石の2人で3組も田島、二村で組めたのは大きいですね。ここは不安がないどころか関東インカレのような走りを見せてくれれば逆に貯金を稼げる組です。その一方で2組の佐藤、夏目という下級生コンビがどうなのか…不安があるのはこの2組だけなのですが、今回は高速レースになる可能性もあるので揃って沈んでしまう可能性も。2組で大崩れしなければ通過は十分狙えそう。
4組は大島と清水できましたね。野田が3組ということで清水の状態が良くて野田を3組に回せるのであれば大きいです。清水には前回途中棄権の悔しさを晴らす走りを見せてほしい。平山はいきなり3組に抜擢されたということで自己ベスト連発した走りを全日本予選という重要レースでも発揮できるか。1組に澤中、2組に花岡がいて正直どの組も大きな不安はないかなあ。その一方で稼げそうな組もあるとしても前半かなということで…ボーダー争いに加われたとしても通過まではもう一歩厳しそう。
前田は最終組に入ってきましたね。2年前のような走りを見せてくれれば最高なのですが。もう1人が小島というのはちょっとビックリでしたが、それだけ状態が良いということであれば大きいです。3組の深堀、栗本という最終組を走ってもおかしくない2人を押しのけての起用ですから。1,2組は下級生できましたね。内田、井坂と期待のルーキーの走りにも注目。植月が走れないのは痛いですが、各学年でバランスの良い布陣が組めています。通過は難しいと思っていますが…2年前のほうがもっと厳しいと思っていたのに通過してきましたので、その再現はあり得るかも。
キプルトが最終組は当然として、もう1人は窪田できましたね。28分台ランナーである近藤が2組、染谷が3組ということで窪田がそれだけ力をつけているということなのかな。2~4組で1人は上位争いできるかもしれない選手がいるのは心強いですね。エントリーはある程度順当だと思いますが…現実的には総合タイムの17位が目安になるかなあ。
最終組はロンギサと二瓶ということでここは順当かな。しかし、1~3組はどこも苦しそう。持ちタイムでは2組の中野、3組の徳田らがチームでも上位ですが、今回の全日本予選のレベルを考えると食らい付くのも大変です。拓殖はなかなか全日本予選に出場することさえできなかったわけで、今回はどちらと言えば経験を積む場になるのかなあ。
総合タイムが19位にまで下がってしまった国士舘大学、留学生のエヴァンスは持ちタイムが全く無いのかな?今回は3組に入ってきましたがどんな走りを見せてくれるのかは気になります。最終組は横田と今堀ということでこれまでの実績を見ても持ちタイムを見ても厳しい…実績のある川勝も1組となっていますし。今回はかなり厳しいレースになりそうです。さすがに総合タイムの19位よりは上に行くと思いますが…
最終組、留学生はブライアンが起用されましたね。27分29秒の走力はやはり強力。ただ、もう1人の荒原は30分台のベストとなっていてさすがに最終組は荷が重すぎるのでは。持ちタイムの良い水上は外れており、最も良い神之田大は3組にエントリーされています。麗澤も箱根予選突破に向けて今回はある程度経験を積ませる場となりそう。