専修大学 2024年度 箱根予選振り返り⇒箱根に向けて
続いては専修大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。前回の箱根予選では18位で惨敗、今年度も全日本予選で16位ということで、正直前回の13校→10校になった箱根予選の通過は難しいと思っていましたが…2位通過は衝撃的でした。箱根では苦戦が続いていますが、そこからの脱却に向けても十分に期待の持てるレースでした。

留学生はルーキーのマイナが起用されましたが、ここで3位という素晴らしい走り、力があるのはわかっていましたが、全日本予選も4組28位でしたしまさかここまでの好走を見せるとは思いませんでした。これで大量の貯金を稼ぐことに成功しました。しかし、それ以上に素晴らしかったのは新井が21位、上山が26位に入ってきたこと。新井は前回73位でチーム2番手でしたが、同じ2番手でも50位以上順位を上げてきましたし、上山は持ちタイムは良いものの箱根予選は初出場、そこでいきなりこの走りを見せられるのは強いです。まだ2年生なのも今後が楽しみ。
89位に具志堅、92位に大和田で100位以内が5人、さらに和田が105位で続きました。具志堅も箱根予選初出場の2年生ですが見事な走り、大和田も前回チーム4番手ということで走るべき選手はしっかりと走ったうえで新戦力の台頭もありました。和田は前回299位でしたから…そこから200位近く順位を上げてきました。
117位で佐藤陸、128位で長谷川、129位で藁科と続き、9番手の順位も良いですね。佐藤陸も良い走りでしたし、本当に2年生の活躍がとにかく目立った箱根予選会でした。長谷川は4年目にして3大駅伝・予選会初エントリーでしたがこの走りも良かったですね。藁科は前回134位ということで2年連続でほぼ同じ順位でしたが、もっと走れる選手という期待もあるかなあ。
170位の手塚で10番手、225位の田口、286位の福田と続きました。10番手もしっかりと崩れることなく走れたのは良かったですね。手塚も前回の239位から順位を上げていますが、藁科同様にまだまだいけるはず…田口は唯一の日本人ルーキー出場でしたし、ある程度仕方ないとしても福田はちょっと苦しかったですね…2年生が素晴らしかった一方で3年生は新井以外がもう一歩だったかな…
留学生が強い大学は1,3区が大事になってくるという話をいつもしていますが、箱根予選でトップ3が良かった大学というのは理想的なんですよね。まず2区はマイナということになるかな。キサイサもいますが、あの箱根予選を見るとマイナを2区で見てみたい…そして1,3区は新井、上山という布陣が組めますからね。ともに1区を希望しているようですが、箱根往路でも箱根予選のように好走できるのかは気になるところ。
他の往路候補は正直多すぎてよくわからないですね。箱根予選に出場した選手は誰が走っても違和感はないですし…上位だった選手だと具志堅、大和田、和田あたりになってきますが…5区は福田が希望しているようですが、箱根予選でチーム最下位となるとちょっと不安になってしまうかな。箱根復帰してから往路はずっと苦戦していますが、5区も同様…最もタイム差がつくだけに主力級を起用したいところ。
復路だと6区は経験者はいないですが、希望している選手は何人かいるようで…箱根予選出場者だと和田とかになるのかな。復路の平地も箱根予選で良かった選手たちが候補になってきそう。4年の大和田、長谷川、3年の藁科、手塚、2年の具志堅、和田、佐藤陸らは揃って箱根出場してほしいですし。今回の箱根予選出場者以外だと、4年は千代島、3年は犬塚、2年は大西、1年は佐藤恵あたりに来たいかなあ…2年前に1区を走った千代島とか最後に見てみたい。
箱根予選2位通過となると、箱根でもシード争いに加わることが期待されますが…箱根に復活を果たして以降、過去3大会はいずれも最下位となっているのもまた事実。まずは最下位脱出は当然として、15位以内というのが現実的な目標になってくるのかな。箱根では1桁順位どころか15位以内で走ることも少ないわけで…特に大崩れする区間を減らすことは大事になってきます。箱根予選のような活躍を箱根でも見せて欲しいです。