東京農業大学 2024年度 箱根予選振り返り⇒来年度に向けて

続いては東京農業大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、来年度への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。箱根予選は11位で10位と1秒差、そして箱根に出場できるのは10校…インカレポイントがあった時代に拓殖が1秒差で箱根出場を逃したことがありましたが、走ったタイムで1秒差で箱根を逃したのは東農大が初めてです。10人がハーフの距離を走った合計タイムで1秒差ですから、あまりにも惜しすぎ&悔しすぎますよね…

箱根予選振り返り

栗本が46位でチームトップ、74位の植月、97位の原田の3人が2桁順位ということに。栗本は前回の箱根10区で最下位でしたが、今年度持ちタイムも伸ばし、力をつけてきました。植月は箱根で6区22位、箱根予選未経験&箱根で悔しい走りになった2年生コンビが出場できなかった前田の分も活躍を見せてくれたのは今後につながります。


原田は深堀、大エースの前田とともにトリプルエースと呼ばれていた存在、ハーフでの実績を考えてもこの走りはもう一歩だったかなあ。前回61位で走っていますし…102位で深堀、108位で高島、120位で実井、125位で磯、144位で菅野と101~150位は5人と多かったです。深堀は箱根で9区4位と快走を見せている実力者ですし、原田とともに稼ぐ役割を期待されていただけにこちらもちょっと物足りない結果だったか。


高島は3度目の箱根予選で過去最高順位でしたし、実井も前回の189位から69位の順位アップ、磯は3大駅伝・予選会初エントリー、菅野はルーキーであることを考えてもチーム5~8番手だったこの4人はよく走ってくれたと思います。高山が161位、田岡が211位でここが10番手ということに。高山も4年連続の箱根予選出場で過去最高順位を60位以上更新していますので決して悪くないです。田岡は前回155位だったことを考えてももう少し上位を狙えたか…9番手と44秒離れてしまったのも痛かった。


小島が232位、吉村が268位ということで11,12番手もそこまで崩れていないんですよね。二人とも箱根予選は初出場ですし、そこまで悪かったとは言えないかな。多くの選手がこれまでの実績を上回る走りか同等くらいでは走れていたと思います。それが前田を欠いて10位と1秒差の11位にまでつながったわけですし…明確にもっと上位で走れる力があったと思えるのは、先述の原田、深堀くらいだったのでは…

来年度に向けて

今回箱根予選落ちとなった中でもトップクラスに来年度に向けて希望が持てる大学の1校です。箱根予選に出場した12人中7人が残り、さらに上位4人が揃って3年生以下ですからね。戦力ダウンがそこまで大きくないことに加えて、大エースの前田が今回は走っていませんからね。1万の日本人学生記録保持者、前回の箱根予選で日本人トップの実力者、前田が普通に走っていれば今回も4分は変わってきたでしょうし…今回走らなかった影響が全大学で最も大きい選手ということは、逆に言えば来年度に向けて最強の戦力アップということにもなります。


3年生は原田、深堀のエース級が健在、今回は悔しい走りだっただけに来年度は上位で走る活躍が期待されますし、箱根予選でチーム最下位だった吉村も本来はもっと力のある選手、今回出場できなかった圓谷もいます。2年生は前田に今回トップ2だった栗本、植月の3人がおり、さらに磯も箱根予選は7番手で走っていますし、チームの中心となる学年です。他には鈴木が全日本予選を走っていますね。


ルーキーは箱根予選でチーム8番手だった菅野に生田も全日本予選に出場しています。渡邊、石田はすでにハーフで65分台をマークしていますし、この学年も今後に向けて期待が持てそう。3学年ともに楽しみな選手は何人もいますが、ちょっと人数は少なめなだけに来年度に向けて新入生を含めて新戦力の台頭は必要です。1秒届かなかった箱根、来年度はこの悔しさをバネにボーダー争いに絡まない安心順位での通過を果たしてほしいです。

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