MARCH対抗戦(2024/11/23)レース結果+八王子LD
MARCH対抗戦が昨日行われましたので、大学ごとに自己ベストを出した選手を中心にレース結果を振り返ります。年々好タイムが出るようになっていますが、今回はついに27分台が何人も出るなどハイレベルなレースとなりました。結果(PDF)はこのようになっております。八王子LDに出場した大学生も数人いましたので、そちらも合わせて…
MARCH対抗戦はやる気から見ても走力から見てもずっと青学が優勝し続けるものだと思っていましたが…今回初めて止めたのが中央ということに。駿恭が27分44秒で全体2位の快走、そして本間が27分46秒で走ったのにはびっくりしました。今回欠場した溜池を含めて27分台が3人という強力な布陣です。
さらに、ルーキーの大活躍ぶりも凄まじく、岡田が28分8秒で走ったのを筆頭に、佐藤大、並川がともに28分32秒、田原が28分33秒ででチーム8~10番手を占めることに。他にも田中が29分12秒、荒井が29分21秒のベストをマークするなど、中央のルーキー凄すぎます。
他にも、藤田が28分29秒で7番手、吉中が28分34秒、山平が28分35秒、鈴木が28分39秒と揃って28分40秒切りでの自己ベストで28分40秒以内が14人はもちろん全大学で最多、1万の平均持ちタイムでも28分15秒で全大学でトップに浮上しました。箱根予選での6位はともかく、全日本で12位だった時は心配になりましたが…箱根に向けて希望が持てるレースとなりました。
エースの鶴川が27分43秒で青学記録を更新、さらに黒田が27分49秒、若林が27分59秒で27分台ランナーは青学も3人揃えることに。箱根往路を走るであろう3人が揃って好結果なのもよいですね。白石も28分21秒でチーム5番手のタイムで続いています。
ルーキーでも小河原が28分37秒で9番手、黒田然が28分40秒でチーム10番手に入るタイムをマーク。佐藤愛が28分40秒、遠藤が28分45秒、佐々木が28分49秒、安島が28分56秒と期待のルーキーたちが続々と28分台のベストをマークしています。あまり姿を見せていなかった飯田が29分12秒で走れたのも良かったかな。
他には本間が28分57秒のベストで走っていますね。塩出は29分1秒でベストももう一歩かな…前回もそこから箱根で快走していましたが…田中は28分37秒でベストには2秒届かずもまずまずか。これだけ結果を残したルーキーも箱根10人に入るのは難しいと思えるほどに選手層は厚いですし、今回優勝を逃したのは残念でしたが箱根連覇に向けては十分に収穫のあるレースだったのでは。
MARCHの中で唯一箱根出場を逃してしまいましたが…森下が28分37秒でセカンドベストの走り、大湊が28分39秒でチーム2番手のタイムと来年度の箱根予選で活躍が期待されるエースたちがここで結果を残せたのは収穫。尾崎が28分48秒、古井が28分58秒、吉川響が28分59秒でともに28分台のベストをマークしており、チーム5,7,8番手のタイムとなっています。大学で苦しんだ尾崎が最後に自己ベストというのはグッとくるものがあります。
古井は元々箱根予選に出場するために走っただけの33分35秒がベストでしたから、最もタイムを更新し、ABEMA賞も授与することとなりました。鈴木が29分18秒、井上が29分35秒、窪田が29分43秒、土田が29分55秒と多くの選手が29分台でベストを更新、今後はトラックにも積極的に出場する予定ということで、どんどんタイムを更新していってほしいですね。来年度の箱根予選に向けても楽しみになる走りでした。
野田が28分44秒でチーム2番手のタイムをマーク、ただ法政は上尾ハーフに多く出場していたこともあって、そもそも主力の出場が少なかったですね。28分台のベストは野田だけでした。それでも、行天が29分7秒、安澤が29分18秒でチーム8,9番手に入ってきたのは収穫ですし、ルーキーの平山が29分23秒、山際が29分28秒、青手木が29分57秒で走ったのも良かったですね。
今年度のルーキーはなかなか先輩たちの間に割って入れていないだけに、これをきっかけにメンバー争いに絡んでいってくれれば。他には永島が29分28秒のベスト、野崎が29分44秒のセカンドベスト、林も30分1秒のベストで走っています。全体的にタイムとしては物足りないかもしれませんが…ハーフで結果を残していることを考えても、箱根に向けては何も心配いらないでしょう。
箱根予選トップ通過、全日本では7位でシード獲得と躍進が続いていましたが、今回は5大学の中で最下位ということに…ベストを出した選手も少なかったですが、あれだけの激戦の中でさらにMARCH対抗にまで合わせるのは難しすぎますよね。そんな中で伊藤が28分56秒のベストをマークして8番手に入ってきたのは大きな収穫だったかな。上級生が持ちタイム上位を占める中で下級生で唯一トップ10に入ってきました。
小倉も29分15秒でベストをマーク、林が28分54秒、稲塚が29分0秒でともにセカンドベストで走っており、こちらもまずまず。馬場が28分58秒、國安が29分24秒とちょっとエースのタイムは奮わずでしたが、今年度は大事なレースで結果を残し続けているので、何も心配いらないでしょう。箱根に復帰してから初シードに向けても期待が膨らみます。
城西の齋藤が27分45秒の好タイムをマーク、すでに27分台のベストを持っていましたが、さらに14秒縮めてきました。平林も28分39秒のセカンドベストで走っています。外国人選手のみだったB組では、麗澤大のキプトゥーが27分29秒をマーク、創価のムチーニも27分47秒でセカンドベストに届かなかったものの、これで3度目の27分40秒台と安定しています。駒澤の篠原は最終組に出場しましたが28分5秒という結果に。26分台を狙う超ハイペースで突っ込むレース展開でしたし、これはある程度仕方ないかな。