順天堂大学 2024年度 箱根予選振り返り⇒箱根に向けて

続いては順天堂大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。全日本予選ではまさかの17位に沈み、箱根予選は苦しい走りで予選落ちも覚悟しましたが、11位と1秒差の10位と本当にギリギリでの通過を果たしました。

箱根予選振り返り

エースの浅井が14位と日本人2番手の快走、これが本当に大きかった。10人がハーフを走って1秒差ですから、全員の走りがもちろん大きいのですが…故障明けから間に合わせたという話でしたが、後半上げていく見事な走りでした。よくぞ戻ってきてくれました。海老澤も37位と上々の走りで4年生がしっかりと役割を果たしました。古川が50位に入ったのも良かったですね。ここまでは良かったのですが…


吉岡は98位で10位以内はわずかに4人、吉岡も本来であればもっと稼ぐ役割を期待されるエース格の1人ですから。101~150位も130位の堀越、150位の大倉の2人だけというのも寂しい。それでも救いだったのは、174位の服部、177位の油谷、196位の荒牧、199位の児島とチーム7~10番手がわずか17秒以内に揃ってフィニッシュしたこと。もちろん、3大駅伝を複数経験している服部、油谷ら経験のある4年生はもっと上位で走って欲しかったのはありますが、それでもギリギリで耐えてくれました。


11番手の274位に谷本、12番手の330位に永原とルーキー2人が揃って11位以下に沈んでしまったのも残念でした。今年度のルーキーは全大学でもトップクラス、悪くともトップ3と言えるほどに高校時代に実績のある選手が揃っているのですが…

箱根に向けて

正直、箱根予選で良かったのはエースの浅井が戻ってきたこと、箱根出場を果たせたことくらいだったかも…3年前の箱根では2位に入ったチームが前回の箱根は17位、そして今年度は予選会で苦戦が続いています。ただ、箱根では前回2~4区を走った浅井、海老澤、吉岡といますし、この3人は箱根予選でもトップ4に入っていますから、今年度も往路で走る可能性が高そう。特に浅井は前回2区19位と悔しい思いをしたエース区間でリベンジしてほしいです。


他の往路候補としては個人的には関東インカレで大活躍、全日本予選で最終組を担った玉目に期待しているのですが…箱根予選はエントリーされていませんでしたし、心配です。他のルーキーでは1万で好タイムをマークした池間も楽しみ。全日本予選でも3組を担っていますし。5区経験者もいないのでまた準備する必要がありますね。ルーキーの川原が希望しているという話も入学前にありましたが…今井がコーチとなりましたし、5区の育成にも注目です。


6区は前回走った氷見、前々回走った村尾と経験者が2人いますが、いずれも区間17位と苦戦…6区は重要度も上がっていますし、こちらも期待はありつつも不安かな。復路は他に前回森本が走っているくらいですね。復路候補は箱根予選で良かった古川、服部や油谷らも候補になってくるか。箱根はともにまだ未経験なだけに、最後に出場してほしいですね。


持ちタイムの良い選手や実績のある選手はいるのですが、今年度結果を残している選手となると極端に少なくなってしまうんですよね…箱根予選最下位通過ということで失うものは無いですが、ここから1か月半で一気にシード争いまでチームの状態を上げるのは相当困難かと。それでもこのまま箱根でも下位に沈んでしまうのは寂しすぎますし、有力選手が揃う中で今後に向けて期待が持てるような走りを見せて欲しいです。