創価大学 2024年度 出雲・全日本振り返り⇒箱根に向けて

続いては創価大学について、出雲・全日本の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。出雲・全日本結果はこのようになっております。出雲、全日本ともに4位は上出来。吉田響が2区で流れを作ったのは大きいですが、出雲は留学生なし、全日本もムチーニが怪我明けで5区を走っての結果ですからね。新戦力の台頭に復活してきた選手も出てきており、強いチームになってきました。

出雲振り返り

1区の石丸惇が区間10位も26秒差に留めると、2区の吉田響が区間賞の走りで9人抜き、先頭に浮上しました。区間2位に大差をつける驚異的な走りでした。ムチーニの欠場で急遽3区となったルーキーの山口もエースが追ってくる中で区間7位はよく走ってくれました。4区の吉田凌は区間4位で総合でも4位をキープ、3大駅伝初出場の黒木も5区6位と上々のデビュー、同じく3大駅伝デビューの小暮も最長区間を6位でまとめて総合4位は死守、ムチーニを欠いての4位は創価の強さを存分に見せることとなりました。

全日本振り返り

1区の小暮が区間3位と好スタート、トップとの差もわずかに2秒でした。下級生の頃から主要区間が走れると期待されていましたが故障続き、そこから4年目にして活躍を見せています。2区の吉田響はいつも通り積極的な走りで集団を引っ張り…というか集団からどんどん選手を振り落としていくことに。1秒差で区間賞を逃して総合でも2位だったのが悔しい走りでしたが、それでも出雲に続いて強さを見せつけました。


3区の石丸惇は区間10位、出雲に続いての主要区間でまとめてはいますが…他の選手の活躍ぶりに比べるともう一歩だったかな…4区の山口は区間8位、ルーキーとしては問題ない走りですが出雲の走りや期待値を考えると4区ならばもっと上位と期待したくなってしまいますね。5区のムチーニは区間2位、区間賞を逃したのは残念ですがそもそも出雲の直前で故障していますし、十分でしょう。


6区の黒木は区間9位で総合3位を死守、決して悪くはないのですがこれでももっといけると正直思ってしまいます。7区の吉田凌は区間12位ということで、ここが最も苦しかったですね…3強のエースたちの走りが凄まじかったのもありますが、この区間だけで3強と3分近い差をつけられています。最もびっくりしたのが8区の野沢、あまり姿を見せていなかったですしどうかと思いましたが、57分台で区間2位、総合4位は変わらずも会心の走りを見せました。3大駅伝ではやや苦戦していただけに、野沢がこの走りを見せたのは今後を見据えても非常に大きいですね。

箱根に向けて

まず吉田響を5区にするのか…あれだけ平地で強いと2区とかでも凄まじい走りをしてくれそうですよね。本人は5区しか見ていないと思いますが。2区はムチーニがいますし、2年連続で2区ムチーニ、5区吉田響が盤石でしょう。往路を走れる選手は多く…2度往路を走っている野沢は全日本を見る限り期待できそうですし、小暮、石丸惇あたりが候補になってくるか。


復路は6区3位と快走した川上がいて心配なし、9区は引き続き吉田凌が有力かな。ここに黒木、ルーキーの山口と出雲・全日本両方を走った2人は有力候補でしょうし、戻ってくれば前回8区を走った小池もいます。後は全日本のエントリーを見る限りは2年生が候補になってくるかな。全日本を走った経験のある織橋、持ちタイムをどんどん伸ばしている齋藤らは特に楽しみ。上級生はハーフで持ちタイムの良い選手は多いですし、メンバー争いは激しそう。


往路はダブルエースを始め実力者が揃うだけに、箱根で上位を目指していくのであれば、復路の走りがむしろ大事になってくるかも。過去5大会を見ても復路で区間15位以下が毎年あるんですよね…そこで順位を下げてしまっていることが多いですし、選手層はどんどん厚くなってきていますから、区間中位以内で走れる選手を揃えていきたいところ。


箱根では驚異的な走りで2位になって以降、7→8→8と安定しているものの、3~6位は取ったことが無いんですよね。出雲、全日本はともに4位で走っていますし、箱根でも3位というのは狙っていきたいところ。山は全大学を見渡してもトップクラスの戦力を誇るわけですし、後は箱根にどこまで合わせられるか…4年前のように優勝争いに絡んできたとしてももはや驚きは無いですし、出雲・全日本と同様に箱根でも創価の強さを見せて欲しいです。

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