国士舘大学 2024年度 箱根予選振り返り⇒来年度に向けて
今日からは3大駅伝・予選会の振り返りと今後について見ていきます。最初は国士館大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、来年度への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。2016年度に3年ぶりの箱根出場を果たして以降、8年連続で箱根出場を果たし前回の箱根ではこの8年間で最高順位となる12位を獲得しましたが…その翌年度の箱根予選では主力を欠いたこともあり、13位で予選落ちとなってしまいました。
エースのカマウはチームトップの20位、前回は全体6位でしたしタイムも先頭からは3分以上離されてしまいましたからね…少なくとも出場した選手の中でもっと稼ぐチャンスがあったとすればカマウだったかなあ、留学生の集団から遅れるのも早かったですから。。。日本人トップの55位に西田、61位の川勝、72位の横田と3大駅伝経験者の3人が2桁順位での走り、いずれもこれまでの実績を考えても悪くない走りでした。
しかし、4番手と5番手が1分近く空いてしまい、5番手が134位の渡辺と間が空いてしまいました。101~150位も渡辺だけで155位の水野、178位の瀬川、192位の鈴木、194位の今堀と151~200位には4人、ここら辺ももう少し底上げできていれば…10番手の松井が227位でしたが、これでも本当にギリギリでしたよね。11番手の竹前は410位でしたし、宮崎は10~15kmの間で途中棄権でしたから…稼いでほしい選手が稼ぎきれず、その一方で8~10番手の底上げももう一歩だったことも響き、ボーダーには1分15秒届きませんでした。
箱根予選に出場した12人の中で4年生は5人、そこにはエースのカマウ、西田も含まれます。さらに今回は走れませんでしたが、全日本予選での活躍も目立った中島を始め、小林、生田目ら3大駅伝経験者も抜ける影響は大きいです。
そんな中で最も影響が大きいのはカマウが抜ける穴でしょう。留学生は2年のンゴニョクがいますが、ここまで3大駅伝・予選会にエントリーは無いですし、目立ったタイムもマーク出来ていません。まだ箱根予選で稼ぐ役割を担うのは難しそうで、来年度に新留学生の加入もあり得るかも…今回、箱根予選を走れなかった選手には主力も複数織、中でも最も大きかったのは日本人エースの生駒がいなかったこと。持ちタイムも3大駅伝の実績もチームトップクラスですし、来年度はチームを牽引してもらわないと困ります。
3年生はさらに前回の箱根6区を走った勝部や箱根予選経験者の富岡もいますし、今回箱根予選をチーム上位で走った川勝、横田、水野、瀬川らとともに来年度はチームの中心となっていく学年です。今回は12人中6人が3年生でしたが、来年度も最低同じかさらに増えるかも。3年生が充実している一方で1,2年生はまだまだこれからの学年かな。
2年は山中、榎本の2人が全日本予選を経験しており、今後も活躍が期待される選手。1万では江上が最もタイムが良く、ハーフでは永峯が64分3秒でこの学年トップタイムとなっています。まだ3大駅伝や箱根予選経験者はいませんが、1万では佐藤佑や山本要もタイムを伸ばしていますし、来年度は複数の選手が箱根予選を走れるくらいには力をつけていって欲しいですね。
1年は今堀が唯一箱根予選に出場しており、5千、1万ともに持ちタイムもトップでこの学年を牽引する存在です。全日本予選には坂上が出場を果たしていますし、全日本予選にエントリーされた郡司もいます。他にも岡元、中村、野口ら1万で29分台のベストをマークする選手も出てきています。こちらも2年同様に戦力を底上げしていってほしいところ。
1,2年はどちらも30人以上も選手が揃っている大所帯なんですよね。チーム全体では100人を超える選手がいますし、抜け出す選手が出てきてほしいです。来年度に向けては主力が戻ってきたとしても戦力としては厳しい部分もありますし、留学生の心配もありますからね。留学生に頼らなくても箱根予選を突破できるくらいのチーム力をこの1年間で身につけ、1年で箱根返り咲きを果たしてほしいです。