第３６回出雲駅伝（２０２４年）戦力分析＆区間配置予想　～東洋大学～

前回の出雲では３区７位、箱根では３区６位と２年連続快走、関東インカレ１万でも快走を見せている小林、２年前の出雲では６区８位、前回の箱根では９区２位と快走している吉田の２人。

出雲は２年連続のエントリー、全日本予選で２組１位で走っている網本、前回の出雲では１区５位と快走し３大駅伝フル出場、今年ハーフで６１分４２秒をマークしている緒方、箱根では２年連続６区で出場、５千で１３分５０秒、１万で２８分４５秒のベストを今年度マークしている西村の３人。

５千で１４分１２秒、１万で３０分１５秒のベストを持ち、３０００ｍ障害で関東インカレに出場している濱中が唯一のエントリー。

５千で１３分５６秒、１万で２９分２５秒のベストを持ち、全日本予選では２組４位で走っている宮崎、５千で１３分５７秒、１万で２９分３０秒のベストを持ち、ハーフでも高校時代に６４分２０秒をマークしている内堀、５千で１４分４秒、１万で２９分５２秒のベストを大学入学後にマークしている迎、５千のベストは１４分１３秒と１０番手ながらもメンバー入りを果たした馬場光の４人。

緒方③ー内堀①ー西村③ー小林④ー濱中②ー網本③

１区は緒方、直近のレースでもよい走りを見せていましたし、何よりも前回１区５位で走っている実績はチームにとって非常に大きい。出雲において１区は最重要区間となりつつありますし、好走経験のある選手に任せるのが良さそう。


２区は内堀、４人もエントリーされたとなるとルーキーも最低１人は出場してほしいところ。直近の記録会で最も良かった内堀が抜擢されることもありそうということで、２区としています。


３区は西村、全日本で７区を任されるなどエース区間を経験している選手ですし、今年度はトラックシーズンも安定した走りを見せていましたからね。今回主力が複数いない状況を考えると、主要区間への起用も十分ありそう。


４区は小林、本来であればエース格の１人であり、主要区間を当然担うべき選手なのですが９月時点で故障明けというのが気がかり…万全であれば３区あたりと思いますが、そうでなければ前回の松山のように万全ではないエース級が走ることもある４区としました。


５区は濱中、こちらは持ちタイムも実績も目立たないのですが、直近の記録会ではチームでも上位で走っていてこれがある程度選考の役割を果たしているであろうこと、経験を積ませることも考えて５区としました。


６区は網本、３大駅伝は未経験ですが今年度飛躍を遂げた選手で監督の期待も大きいようですし、全日本予選でも２組１位で走っています。こういった選手を最長区間の６区に抜擢することは東洋は何度もありますし、今回当てはまるとしたら網本かと。

主力が何人も外れているのですから、ある程度厳しい戦いになることは仕方なさそう。松山、石田、梅崎と最後の出雲となる４年生が揃ってエントリーもされていないのは残念です。そうなると、ある程度新戦力を試してくることになるのではないかなと。直近の記録会がもう一歩だったので今回はは外して予想しましたが、ルーキーの宮崎は本来であれば出場する可能性が高い選手ですし、４年の吉田も出雲６区を走った実績があります。


経験を重視するか直近の走りを重視するかは判断が分かれるところですが…３大駅伝経験者は１０人中４人しかおらず、ルーキーが全学年で最多となる４人エントリーされていることを考えると、最低でも半分は３大駅伝初出場の選手が走ることになりそう。東洋は出雲で新戦力を試してくることも多いですからね。理想は同じように主力を複数欠きながらも３位に入った３年前の再現かな。


２年前は１区で出遅れてしまって巻き返せず…前回は１区で好スタートだったものの、その後は中位以下であまり目立たない状況でした。今回も１区で好位置につけるのは最低限、その後は稼ぐ区間を作ることが出来るかかなあ。まだ全大学のエントリーは出ていませんが、現状だとよくて５位前後という印象ですが…３年前の出雲や前回の箱根のように何度も何度も前評判を上回るような走りを見せてきていますし、まずは出雲から好結果を残してほしいです。