第55回(2023年) 全日本予選戦力分析 中央学院大学

出場予想

本日は前回の全日本予選では6位通過、全日本で13位だった中央学院大学の全日本予選における戦力分析を行っていきます。上位8人の1万の平均持ちタイムは私がDB管理する23校中6位、全日本予選に出場する大学では2位ということで、タイム上は通過有力となります。27分台のベストを有する吉田を筆頭に8番手でも28分57秒ですからね。


29分切りが8人揃っているというのは、全日本予選校でも2校しかいませんしタイム上は正直心配はいらないですよね。また、箱根はこの3年間で2度出場を逃すなど箱根予選は近年苦戦していますが…全日本は10大会連続で出場を果たしており、その点でも相性は良いかなあ。過去4度の出場はいずれも5位以下と中位以下での通過となっているのはやや不安ですが、勝負強さを発揮しています。


あまり姿を見せていなかった伊藤も復活の走りを見せ、ルーキーも早速稲見が28分台のベストをマーク、前回の箱根予選以降に自己ベストをマークする選手が多く、それは今年度に入っても続いています。関東インカレを吉田が欠場したのは気にはなりますが、少なくともベストメンバーが組めれば全日本予選は心配無さそう。今年の走りを考慮すると組配置は以下のようなイメージかなあ。

1組:蒲田③、前原①
2組:近田②、稲見①
3組:伊藤④、柴田③
4組:吉田③、飯塚④

展望

最終組は吉田に走ってもらわないと困りますね、最終組を耐える組ではなく稼ぐ組に出来る頼もしい選手です。全日本予選会校の日本人選手で27分台ランナーを有しているのは中央学院だけですし。もう1人は関東インカレ5000mで決勝に進んだ飯塚かと思っていましたが、伊藤が直近で快走を見せていたことを考えると、2年連続で吉田&伊藤という強力コンビに託すかもしれません。どちらかのコンビが組めれば順当かなあ。


3組は伊藤か飯塚が最低1人は出場するとすると、もう1人は誰になるのか…関東インカレ1万で安定したはしりを見せた柴田としましたが、調子のよい選手が起用されることになりそうかなあ。さらに、ルーキーは稲見も前原も起用されそうな期待感があって…1組に前原、2組に稲見のように揃って出場するのであれば前半の1,2組に1人ずつ起用されるのではないでしょうか。特に稲見は初1万で28分台と期待大です。


後は関東インカレで最大のサプライズだった近田ですね。ハーフで5位に入る走りは素晴らしかったです。後半の組に抜擢されてもおかしくないですね。もう1人は関東インカレ1万に出場した蒲田としましたが…他にも候補は何人もいるんですよね。前回2組を走っている堀田は万全であればまず起用されるであろう選手、箱根6区&学生ハーフで好走している工藤も力がありますし、ハーフのタイムでは62分17秒を持つ安藤が抜けています。


今回はトラックシーズンで自己ベストを出している選手を中心に予想したのですが、ここに名前を挙げた28分台トリオが揃って出場となれば全日本予選はますます盤石となりそう。もう走力は心配いらないので、後は全日本予選にしっかりと合わせられるかどうかですね。箱根予選は通過できる戦力を有しながらベストな布陣が組めなかったりしましたからね。箱根返り咲きを1年で果たすためにも、まずは全日本予選で強さを見せての上位通過を期待したいです。

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