早稲田大学 新年度(2023年度)戦力分析

続いては早稲田大学について、新年度の戦力を学年ごとに見ていきます。公式HPにブログ記載時点で新入生は載っていないですね。普段の更新は早いのですが、新入生情報は比較的遅いです(仮入部扱いとかだったかな?)データベース登録されている人数は4年:6人、3年:4人、2年:4人、1年:2人となっており、学年バランスはかなり良いですね。戦力としては、3年>4年>2年≒1年という感じかなあ。どの学年にもエース級が揃い、選手層は現状だと3年生が最も厚いか。

名前学年5千ベスト1万ベストハーフ換算
早稲田大学 辻 文哉4年13:49.3128:54.7401:03:56
早稲田大学 菖蒲 敦司4年13:52.4628:58.1001:02:00
早稲田大学 北村 光4年13:58.6429:00.5101:05:03
早稲田大学 栁本 匡哉4年14:04.0129:17.3701:04:30
早稲田大学 佐藤 航希4年13:59.9629:35.1201:03:05
早稲田大学 諸冨 湧4年14:07.2030:07.8601:04:58
早稲田大学 石塚 陽士3年13:46.3127:58.5301:04:02
早稲田大学 菅野 雄太3年14:06.7529:25.2101:03:30
早稲田大学 伊藤 大志3年13:35.7029:42.2401:01:50
早稲田大学 伊福 陽太3年14:12.6030:15.4201:02:50
早稲田大学 間瀬田 純平2年13:55.8329:13.4601:04:50
早稲田大学 山口 智規2年13:34.9529:35.4701:03:09
早稲田大学 宮岡 凜太2年14:16.9630:18.0101:04:35
早稲田大学 須山 向陽2年14:15.3330:42.5101:05:57
早稲田大学 工藤 慎作1年13:56.6028:31.87 
早稲田大学 山崎 一吹1年13:50.4029:47.73
4年生

この学年を牽引するのが佐藤と菖蒲、佐藤は2年時こそ苦しみましたが3年時は全日本8区5位、箱根4区6位と結果を残しました。その後はマラソンでも優勝していますし、ロードでの強さは抜群です。今年度も主要区間を上位で走ってくれることでしょう。菖蒲は3000m障害でユニバ代表を決めるなどスピード抜群の選手ですが、箱根でも9区9位で走り、ハーフも62分まで伸ばしています。長い距離でも頼りになる選手になってきました。


箱根6区で2度の快走を見せているのが北村、特に前回は区間3位の快走を見せています。一方で平地では目立った走りを見せられていないだけに、トラックでもロードでも山下り以外で結果を残してくれれば。復活が待たれるのが残る3大駅伝経験者である辻、柳本、諸冨の3人。3人とも記録会に出場はしていますが、まだ目立った走りは見せられていませんからね。この3人がメンバー争いに加わってくれば、6人の3大駅伝経験者がいることもあり、最も層の厚い学年となりそう。

3年生

前回の箱根で最多の4人が出場したのが3年生、石塚は全日本3区3位、箱根で2区10位とエース区間を任せると、今年度は5千で13分46秒、1万では27分58秒をたたき出しました。今年度に入ってさらに力をつけていますし、エースとしてチームを牽引してくれそう。伊藤は全日本で7区5位、箱根でも5区6位と重要区間で揃って快走を見せました。平地でも上位で走れる実力者ですし、トラックでも5000mで13分36秒とセカンドベストを今年度マーク、石塚とともに頼もしいエースの1人です。


続くのが伊福と菅野の二人、菅野は前回の箱根で10区10位、今年度も5千、1万でベストと好調、伊福は前回の箱根で8区10位、ハーフで好結果を残し続けています。たたき上げでスピードよりもスタミナタイプの二人の存在は箱根を見据えても大きいです。この二人の成長がそのままチームの戦力アップにつながりますし楽しみです。他の選手はまだ厳しそうですが、草野が3000m障害の関東インカレメンバーに選ばれていますし、続くたたき上げの選手の台頭にも期待です。

2年生

エースとして活躍が期待されるのが山口、全日本で4区3位の好走、箱根も本来は7区予定でしたし今年度も5千で13分34秒と高校ベストを更新しているのが頼もしいです。トラックでのタイムをまずは狙っているということでどこまで伸ばせるか楽しみですし、3大駅伝でも主要区間を担ってくれれば。続くのが間瀬田、1500mに強いスピードランナーですが全日本、箱根ともに1区を走って崩れずにつなぎました。今年度も5千で13分55秒のベストを早速更新、長い距離にも問題なく対応しているということで、このままラストの強さを活かして1区もよいですし、他の区間でも期待できそう。


この2人に続いてほしいのが宮岡と須山、宮岡はハーフで64分35秒、須山は65分57秒をそれぞれマークして箱根でメンバー入りを果たしています。ただ、それ以外にはトラックでのベスト更新もなく他の学年のエントリー選手と比べても目立った走りは出来ていません。須山、宮岡とともに5千で14分10秒台のベストを持つ藤本も含めてこの3人からメンバー入りだけではなく出場争いに加わってくる選手が出てくるとさらに選手層が厚くなりそう。

1年生

高校時代から実績抜群の工藤が大学でも5千で13分56秒、1万で28分31秒をマークと早速の活躍ぶり。都大路3区5位などロードでの強さが抜群の選手がトラックでこの走りとなると、3大駅伝でも期待せずにはいられません。いきなり主要区間への抜擢もあるかもしれませんね。山崎は都大路で3区14位、今年度も5千で13分50秒のベストを早速マークしています。ともに高校ベストが13分台の選手ですが、大学で早速更新しているのが頼もしいですね。山崎も駅伝メンバーに絡んできそう。


長屋は高3で故障に苦しんだものの、高2では都大路で3区9位で走っている実力者、1万で29分42秒で走れるまでには戻してきましたし、もう心配はいらないのかな?工藤、山崎が早速大活躍ですが長屋も力のある選手ですし、早い段階から戦力となってくれれば。他にも宮本は1500mで関東インカレにエントリーされていますし、14分19秒を持つ小平、大学で早速14分32秒をマークした武田など楽しみな選手が揃っています。エースがいて、選手層も厚い学年となる可能性を秘めていますね。