新入生情報その１（2023/03/14時点）　～國學、創価、明治、大東、専修、麗澤、拓殖～

國學院は特に新入生情報は増えていないかな。田中が唯一持ちタイムでトップ１０に入っており、野中、後村、武田、森と続いています。優勝を狙うチームに割って入るのは容易では無いでしょうが、都大路で７区区間賞の田中、１区９位の後村という二人は即戦力として期待出来そうです。１３分台はおらず、１４分１桁も田中しかいませんが、１４分１０秒台の６人もいること、ロードで結果を残している選手も多くタイム以上に良いスカウトと言えるのでは。

新留学生としてﾑﾁｰﾆが加入、創価は３年に１度留学生が加入するイメージでしたが、カミナは来年度に３年生ですから２年に１度の加入となりますね。留学生のチーム内争いも激しくなりそう。日本人選手は川上、織橋がともに１４分１０秒のベストで川上がトップ１０に入ってきています。さらに１４分２５秒の大岩、２６秒の小池、２８秒の根上、川田、２９秒の細田と日本人選手だけでも１４分３０秒切りが７人もいるんですよね。１４分３０秒台も３人おり、現４年生が１４分４０秒切りが２人だったことを考えると、だいぶスカウトも良くなってきました。

明治は正式発表されているので、特に変わりはないですね。気になるのは都道府県対抗に誰も出場しなかったこと。綾は都大路で転倒の影響もあったでしょうが、大学で出遅れることが無いと良いのですが…綾、大湊の二人は１年目から活躍してくれるであろう選手です。１４分１０秒台で乙守、石堂、１４分２０秒台で鬼塚、水野といますし、４年生が抜けて選手層は薄くなるだけに、１３分台コンビ以外にもどんどん戦力となる選手が出てきてくれれば。

沖野が１４分１９秒で持ちタイムトップというのは、タイムとしてはもう一歩かなあ。１４分２７秒の半澤、高草木、１４分２９秒の宮倉と１４分３０秒切りが４人、１４分３４秒の和田、１４分３９秒の庄司と続いています。１４分４０秒台は６人と判明している選手は多いので、ほぼ全量のはず…２年生のようにしっかりと育成したいところです。

専修も正式発表がありましたし、１４分３秒の大西を筆頭に１４分３０秒切りが９人いる素晴らしいスカウトとなりました。箱根に連続出場を果たして３年目でスカウトが大幅に改善されるとなると、やはり箱根出場を続けることの大事さが分かります。箱根は３年連続最下位という苦しい状況が続いていますが、新入生からすれば箱根出場のチャンスは他の箱根出場校よりも高いと言えますし、３大駅伝・予選会に最も出場するのがいきなり１年生なんてこともあり得るかも…とにかく楽しみな学年です。

麗澤は１４分３０秒切りどころか１４分４０秒切りもいないのかなあ。１４分４３秒の荒原、１４分４５秒の杉本がチーム上位だとすると、かなり苦しいスカウトということになります。すでに１０人は判明しているので、ここから一気に増えることも無いでしょうし。１４分５１秒の中村、１４分５２秒の永戸、小鹿と続いてここまででトップ５、１５分切りは他に１４分５５秒の永田しかおらず、悲願の箱根初出場を狙うチームにおいて、なかなか１年目からメンバー争いに割って入るのは大変そうです。

ラジニが卒業して留学生はどうなるかと思っていましたが、新しくロンギサが加入することとなりました。１３分３９秒を既に持っているとなると、相当な力がすでにあることに…１年目からエースとして活躍してくれそう。さらに１４分１７秒の田坂、１４分１８秒の加藤もおり、１４分１０秒台が２人いるのも拓殖にしてはかなり良いのでは。１４分２９秒の千賀、１４分３２秒の前川まででトップ５となっています。６番手以降は１４分４０秒台以降となっていますが、箱根予選で苦戦が続くチームにおいて、楽しみな学年です。