第28回(2023年)都道府県対抗男子駅伝結果 ~長野が連覇&9度目の優勝を達成~

都道府県対抗男子駅伝が本日行われました。高校に13分台トリオを揃えた兵庫と長野の対決かと思いましたが、高校3区間全てで区間新記録を叩き出した長野が見事に優勝を果たしました。レース結果(PDF)はこのようになっております。入賞したチームを中心に振り返ります。

優勝:長野

1区の永原が区間2位ながら区間新の快走、都大路に続いての1区2位はお見事で現時点では来年度の高校No.1ランナーか。2区で離された時には厳しいかと思いましたが、3区伊藤が区間8位で走ったのが大きかったですね。4区山口、5区吉岡の連続区間賞&区間新で後続を引き離し、6区も区間3位の好走でした。7区の上野監督はどうなのかと思いましたが区間12位…凄すぎます。アンカーに起用されるだけのことはありますね。3年ぶりの開催でしたが連覇を達成、最多となる9度目の優勝を果たしました。

2位:埼玉

1区の小山が7位と好スタート、遅れるのはやや早かったですが、しっかりと前を拾っていました。2区10位、6区も5位と中学生区間が10位以内で走ったのも大きかった。3区の川瀬は14位と力を考えるともう一歩だったかもしれませんが、悪くない走り。4区久保田が区間2位、5区松井が区間3位とやはり高校生区間を全て上位でまとめると強いです。そして圧巻だったのが7区の荻久保、区間2位の走りで5→2位と3つ順位を上げました。稼ぐ区間がありつつ、崩れる区間も無い見事な走りでした。

3位:東京

1区鈴木が8位とこちらも好スタート、最後の都大路は走れませんでしたがやはり力があります。東京も2区11位、6区8位と中学生が10位前後でまとめています。3区の茂木が区間11位とこちらも安定の走り、4区の尾熊が区間3位タイで4区のトップ3がそのまま総合でもトップ3となりました。5区の田中も都大路は苦戦しましたが区間6位と見事な走り、そして7区の嶋津が区間7位も6→3位と3つ順位を上げてトップ3に入りました。7区間全てで3~11位と非常に安定した走りでした。

4位:千葉

1区の小河原が区間10位と上々のスタート、2区6位、6区10位とこれまた中学生区間10位以内でまとめています。中学区間はやはり10位あたりで走るのが上位に入るための1つの基準となるか。3区の篠原が区間5位と箱根に続いて見事な走り、4区の鈴木も区間3位とルーキーながらさすがの走りでしたし、5区工藤も積極的な走りで区間4位となりました。今回はエース級の綾を欠いたのですが、それでも揃って好走するとはさすが都大路3位の八千代松陰勢です。7区の椎野は区間23位とやや苦戦しましたが、それでも4位でのゴールとなりました。

5位:岡山

1区の桑田が区間4位と好スタート、来年度も高校トップクラスの1人として活躍してくれることでしょう。2区21位、6区16位と上位校と比べると中学生区間はやや苦戦したか。3区の石原は区間10位、苦しそうな走りはいつも通りですが安定しています。4区の檜垣が区間6位とさすがの走り、5区の南坂も区間4位ということで高校生区間は揃って4~6位ということで都大路優勝校の強さを見せました。7区の岡本も15位でまとめて総合5位、過去最高順位でのゴールとなりました。倉敷がいるのに、5位で過去最高というのもちょっと不思議な気がしますね。

6位:京都

1区の岡田が区間5位の好スタート、こちらも来年度の高校トップクラスの1人となるであろう2年生です。2区5位、6区33位ということでちょっと6区は苦戦気味となってしまったか。3区の圭汰は病み上がりながらも区間4位でトップに浮上するさすがの走り、4区の大西も区間6位と上々の走りでトップとタイム差なしで繋ぎました。ただ、5区の岡田が序盤に吉岡についていったのが響いたか区間17位となって離されてしまうことに。それでも、7区の西が区間3位の快走で7→6位と順位を上げてきました。筑波大時代から強かった西ですが、今回も見事な走りでした。

7位:広島

1区の村上は23位ということで入賞したチームが全て10位以内で走っている中やや苦しいスタート、それでも2区、6区ともに4位ということで中学生区間がともに素晴らしい走り、さらに3区の中野が区間7位とさすが箱根3区区間賞という走りを見せました。4区の小島が区間10位できっちりとまとめたのも良かったですし、田原が区間7位で走ったのも正直びっくりだったかも。さらに7区の相葉も区間4位の快走で8→7位と1つ順位を上げました。地元での見事な走りで入賞を果たしました。

8位:兵庫

優勝候補の筆頭と思われた兵庫、1区の長嶋が突っ込まなかったのはびっくりしましたが、区間新&区間賞の走りを披露、やはり高校トップクラスの力があります。2区の新妻が区間賞の走りでさらに後続との差を広げた時はこのまま逃げ切れるかと思いましたが…3区の目片が区間16位で後続との差を縮められると、4区熊井が区間23位で大きく後退してしまうことに。5区前田は区間2位とさすがの走り、6区も新妻弟の代役で出場した梅田が区間5位でまとめたのも凄かったですね。層が厚すぎます。7区の藤本は区間33位とさすがに厳しかったか3→8位と順位を下げたものの入賞は死守しました。

その他

個人的にびっくりした選手、注目していた選手だと…1区では長崎の川原が3位に入ったのはびっくりしました。中学でも強かったですが、ここまで力をつけていたとは…まだ高2ですし来年度も非常に楽しみ。同じく2年の七枝も区間9位で区間2~5位も占めた2年生の活躍も目立ちました。


2区は山形の増田に注目していましたが、1区で47位と最下位スタート、それでも区間8位で走るのは相当力が無いと出来ませんね、まして中学生ですし。3区は篠原、伊藤、石原、内田と箱根往路を湧かせた選手の3位争いが熱かったです。ここでの篠原、伊藤の快走がそれぞれチーム上位に繋がりました。また、青学の若林が区間2位タイの快走ということで、箱根5区で起用出来ていれば…と思わずにはいられません。


4区は総合トップ3が1~3位を占めたという話をしましたが、総合4位が4位タイ、総合5,6位がともに6位タイということで本当に4区の区間順位が総合順位に直結しましたね。そんな中で唯一下位から区間5位に入った神奈川の可児の走りも良かったです。


5区は兵庫の前田が全国の駅伝でどれだけ走れるか注目していましたが、区間2位とさすがの走り。大学でも駅伝で走る姿を見たいですし、東農大の箱根復帰も待たれます。埼玉の松井は都大路では5区を走っていましたが、そこから都道府県対抗で5区3位で走るまでに戻してきたのも凄いですね。来年度はエースとして埼玉栄を牽引してくれることでしょう。


6区は福島の増子がやはり持ちタイムを見ても注目していましたが、順当に区間賞を獲得、タイムとしてはもう一歩でしたが…もう見た目も中学生に見えませんし、コメントも向上心が高そうです。高校でもトップクラスを維持して活躍を見せてくれれば。


7区は長野の上野監督がどのくらい走れるかが気になっていましたが区間12位…最も速い監督なのはもちろん、実業団選手とも渡り合えるのが凄まじいです。練習は普段もそれほどしていないという話だったのに。。。7区で最も驚いたのは佐賀の山崎が区間賞を獲得したこと。神大のエースとして活躍はしていましたが、ここまで強いとは思いませんでした。箱根予選に出場出来なかったのが悔やまれますが、その分実業団で大活躍してくれれば。