第99回(2023年)箱根駅伝 立教大学 区間配置予想 ~55年ぶりの出場で爪痕を残す~
4年生:なし
3年生:関口 絢太、中山 凛斗、服部 凱杏、岸本 健太郎、内田 賢利
2年生:山本 羅生、林 虎大朗、安藤 圭佑、後藤 謙昌
山口 史朗、稲塚 大祐、中田 紫音
1年生:國安 広人、馬場 賢人、永井 駿、相澤 拓摩
4年生は残念ながら一人もエントリーされることはありませんでした。5区候補と言われた金城も入れず…1年がエントリーゼロというのはちらほらありますが、4年生がゼロというのはまず無いですね。今回の立教のように一気に強化を進めてから3年で出場した初出場校や久しぶりの出場校くらいでは?そのくらい箱根における4年生の重要性は大きいです。
箱根予選を走った12人からは、チーム8番手だった吉屋、チーム10番手だった忠内の2人が外れてしまいました。ただ、明確な主力級というわけでは無いですし、現状ベストの16人が選ばれたようにも思えます。16人中9人が先月5千か1万で自己ベストを更新していますし、本当にチームに勢いがありますよね。そんな立教大学の区間配置予想は以下の通りです。
國安①ー中山③ー関口③ー林②ー相澤①
内田③ー服部③ー永井①ー安藤②ー山本②
1区は國安、ルーキーに箱根1区を任せるのは基本的に反対なのですが…それでも國安ならば何とかしてくれるのでは?という期待感があるんですよね。全日本で最終組を任され、箱根予選チームトップはまさにエースの走りですし、今後ではなく既に楽しみな選手です。
2区は中山、箱根予選ではチーム2番手、1年時からチームのエースとして活躍を続けてきましたし、エース区間を任せるのは最も実績のある中山が良さそう。1年時に箱根4区を走っている経験も大きいです。
3区は関口、1万で28分29秒の立教記録保持者、全日本予選では4組15位と見事な走りを見せました。箱根予選ではチーム5番手ともう一歩だったかもしれませんが、國安、中山とともにエース格の1人ですしこの3人を1~3区に並べるのが良さそう。
4区は林、全日本予選では3組7位の快走、さらに箱根予選でもチーム4番手で走っている実力者です。13分台、28分台のスピードもあることを考えると往路を走って欲しいですし、となると4区かなあ。
5区は相澤、激坂王を走っていたのは金城と相澤でしたし、金城がエントリーから外れたとなるとルーキーの相澤が起用されることになるのでは。他に力を発揮できる区間を5区としている選手もいませんからね。一度激坂王を経験しているのは大きいですね。
6区は内田、6区を力の発揮できる区間としている選手は多かったですが、その中でももっと実績がありますし、何故か3000m障害に強い選手は6区で活躍すると思ってしまうんですよね。。持ちタイムを着実に伸ばし、箱根予選も9番手で走っていますし。
7区は服部、箱根予選ではチーム11番手ともう一歩の走りではあるのですが、スピードのある選手ですし箱根でも見てみたいところ。ある程度スピードも要求され、比較的走りやすい7区としました。
8区は永井、箱根予選ではチーム6番手と上々の走り、その後も持ちタイムをどんどん更新している勢いのある選手です。箱根でも10人に入ってくる可能性が高いですし、ルーキーが起用されることも多い8区としました。
9区は安藤、箱根予選では2年連続チーム3番手で走っており、その安定感からすれば往路を走っても全然おかしくない実力者なのですが…スピードはまだエース級に比べると物足りない気もしていて…それならば復路のエース区間である9区の方が合っていそうかなと。
10区は山本、13分台、28分台の選手を10区なのか?という気もするのですが…箱根予選ではチーム7番手であり、まだ長い距離での実績はそこまで無いんですよね。となると往路よりも復路となるでしょうし、距離は長いものの走りやすい10区としました。
55年ぶりの出場ということで実質初出場とあまり変わらないでしょうし、まずは最下位を回避するのが現実的な目標となってくるかなあ。ここ最近の返り咲き組や初出場組だとほぼ最下位かブービーで東京国際が初出場で17位と健闘したくらいですからね。それだけ箱根は箱根予選とはレベルが違います。ただ楽しみな選手は揃っているんですよね。特に國安、中山、関口の3人は持ちタイムも箱根予選での実績もありますし、往路でどこまで喰らいつけるか。
復路は基本的には耐える展開になるとは思いますが…まずは箱根を経験することが何よりも大事ですからね。各選手が持てる力を発揮してくれれば、最下位争いではなくもう1つ上の争いをすることも出来るかも…箱根予選で前半から積極的な走りを見せたにも関わらず、後半失速せずに6位に入ったというのも箱根に向けては大きいように思います。1人でも多く箱根で結果を残す選手が出てきてくれれば。
すでに箱根シード校とそん色ないようなスカウトを続けているのも大きいですよね。今後はますます強くなっていくでしょうし、今回の箱根がそのきっかけとなっていきそう。16人全員が3年生以下ということで今回の箱根経験者は全員来年度も残ることは確定しています。まずは箱根にしっかりとコンディションを合わせ、1つでも上の順位を目指していって欲しいです。