第54回(2022年)全日本大学駅伝 戦力分析&区間配置予想 ~中央学院大学~
2年時に全日本を走って2区15位、3年の全日本予選で3組1位で走って以降、故障に苦しんだものの箱根予選では136位で走っている小島、5千で13分52秒、1万で29分5秒のベストを持ち、全日本予選で3組17位、箱根予選で98位で走っている松島、5千で14分11秒、1万で29分29秒のベストを持ち、箱根予選では127位で走っている荻沼。
5千で14分25秒、1万で29分40秒のベストを今年マーク、全日本予選で2組12位、箱根予選で201位で走っている前田、前回の全日本では3区17位、5千で13分51秒、1万で29分46秒のベストを持ち、箱根予選では74位で走っている川田、5千で14分16秒、1万で29分49秒のベストを持ち、全日本には2年連続のエントリー、箱根予選では305位で走っている鞍野の6人。
箱根予選は未エントリーとなってしまったものの、先日1万で28分46秒をマーク、前回の全日本で5区9位、全日本予選で4組17位で走っている伊藤、今年度1万で29分6秒のベストをマーク、全日本予選で3組15位、箱根予選で168位で走っている飯塚、5千で14分18秒、1万で30分7秒のベストを持ち、全日本、箱根予選ともに2年連続でエントリーを果たしている井澗の3人。
5千で13分46秒、1万で28分22秒のベストを今年度マーク、全日本予選で4組8位、箱根予選では68位で走っているエースの吉田、5千で14分1秒、1万で28分49秒のベストを持ち、全日本予選で2組10位、箱根予選では245位で走っている堀田、5千で14分19秒を今年度マーク、前回の箱根では6区4位の好走、箱根予選では188位で走っている工藤、5千で14分11秒、1万で29分43秒のベストを持ち、全日本予選に続いてのエントリーとなった蒲田、5千で14分32秒、1万で29分56秒のベストを持ち、箱根予選ではチーム3番手の95位で走っている安藤の5人。
今年度1万で29分46秒のベストをマーク、全日本予選で1組21位、箱根予選で179位で走っている近田、今年度1万で29分55秒のベストをマーク、全日本予選、箱根予選、全日本全てにエントリーされている黒岩の2人。
箱根予選は通過出来る戦力だったと思うのですが、主力を複数欠いてしまった上に力を発揮出来なかった選手が多かったですね…良かったのは安藤、松島という箱根予選初出場だった2人くらいかなあ…2年前と同様に箱根予選で12位、この3年間で1度しか箱根に出場出来ていないという状況はまずいですよね。。。
全日本は今回も6位通過ということで、10年連続全日本出場を果たしています。武川・吉本という前回の全日本で好走した主力は箱根予選に続いて外れてしまいました。4年生なので今年度駅伝で見られないのが残念です。一方で伊藤は1万でベストをマークしており、何も問題無さそう。他は一通り主力はエントリーされています。そんな中央学院大学の区間配置予想は以下のとおりです。
伊藤③ー吉田②ー川田④ー安藤②
飯塚③ー近田①ー小島④ー松島④
1区は伊藤、ここ2年は1区で出遅れるとなかなか巻き返せず、アンカーで順位を上げて11位フィニッシュという展開が続いています。一度もシード争いにも絡めていませんし、出遅れ厳禁と考えると主力の1人であり復活してきた伊藤に託すのが良いかと。長い距離がどこまで走れる状況かは分かりませんが、直近で1万でベストをだしているわけですし、10km未満である1区の距離ならば問題は無いですからね。
2区は吉田、中央学院は2区にエースを起用することも多いですし、箱根予選では失速してしまったもののチームのエースは吉田、ならば2区は吉田に託すのが良さそう。今年度はチームを牽引してきた選手ですし、全日本でもエースの走りを見せてくれれば。
3区は川田、前回も走っている区間ですし他大の主力が起用されることも考えると、ある程度力のある選手を起用する必要があります。となると、スピードも3区の経験もあり箱根予選でもチーム2番手で走っている川田が良いのかなと。
4区は安藤、箱根予選での走りは正直びっくりしました。初出場でチーム3番手で走ってくるとは…全日本も是非見てみたいですし、今後が楽しみな選手の1人です。まだ経験は浅いことからも比較的負担の少ない4区あたりと予想しました。
5区は飯塚、今年度グッと力を伸ばしてきて全日本予選では3組に抜擢され、箱根予選でも7番手では走っていますからね。1万のタイムも伸ばしてきて10km前後の距離は強い印象もありますし、つなぎ区間の5区あたりで3大駅伝デビューが良いかと。
6区は近田、箱根予選との連戦は気になるところですが、過去2大会を見てもルーキーの伊藤、吉田と箱根予選、全日本ともに起用されていますからね。近田も同様に起用される可能性は高そうで、2年前にルーキーだった伊藤が起用された6区としました。
7区は小島、故障さえなければチームのエースとして活躍してくれていたであろう選手なのですが…箱根予選でチーム6番手で走れるまでにはなっているわけですし、7区はずっと4年生に任せている区間ですからね。チームの主力であり復活を遂げた4年生の小島に託すのかなあと。
8区は松島、最長区間の8区も中央学院は上級生を起用してくることが多いです。トラックのタイムは良いものの、長い距離はどこまで走れるか気になっていたのですが、箱根予選でもチーム4番手で走っていますし、最長区間への抜擢もあり得るのではということで8区としました。
まさかの予選落ちとなってしまった箱根予選からどこまで立て直してこれるかですね。今回は外して予想していますが、全日本予選では堀田や前田が良い走りを見せていて状態次第では起用される可能性も十分ありますし、箱根6区で好走している工藤もいます。主要区間はやや不安が残るところもありますが、決して選手層が薄いわけでは無いんですよね。ただ、箱根予選は色々とかみ合わなかったのかなあと…
現実的にはシード争いに加わるのは厳しいでしょうし、過去3大会は10⇒11⇒11位となっておりこのくらいの順位が1つのターゲットになってくるのかなあ。前回シード校+東洋、創価という箱根シード校、東海、大東と箱根予選通過校だけで12校いるわけですし…ここに割って入るのは簡単では無いでしょう。箱根予選落ちの精神的ダメージも正直あるでしょうし。
以前は箱根シード常連であり、全日本でもシードを連続で獲得していたりしていたのですが…一度箱根シード落ち⇒そのまま箱根予選落ちとなってしまってから、一気に状況が苦しくなってしまいましたよね。今回の全日本はそこから立て直していくためのきっかけにしていきたいところ。エースの吉田を筆頭に楽しみな選手は何人もいますし、各選手が持てる力を発揮して前回以上の結果、そして今後につながる走りを見せて欲しいです!