第３４回出雲駅伝（２０２２年）戦力分析＆区間配置予想　～國學院大學～

本日は國學院大學の出雲駅伝における戦力分析と区間配置予想を行っていきます。エントリー一覧、過去５年成績はこのようになっております。前回の出雲では４位、２位とは１０秒差という結果でした。エントリーは４本柱（中西大、伊地知、平林、山本）が揃って入っているのがまず大きく、１年生も３人入ってきたのはちょっとびっくりしました。

前回の出雲メンバーからは、１区６位だった島崎が外れています。１区を安心して任せられる島崎がいないのは痛いですが…主要区間を任せられる選手が４人いるのは大きいですね。ルーキーは今年度活躍の青木瑠、嘉数はともかく上原はほとんど姿を見せていなかったのでまだ厳しいかと思っていましたが、いきなりメンバー入りということでやはり力はありますね。


２年生が４本柱の平林、山本という２人しかエントリーされなかったのはちょっと意外だったかなあ。３大駅伝を１年目に走っている沼田や原、５千で１３分台を持つ三潟らは揃って外れてしまいました。楽しみな選手は揃っているのですが、今年度はまだ足並みが揃わなそうかな。４年生が最多の４人もメンバーに入ってきたのは良かったですね。そんな國學院大學の区間配置予想は以下のとおりです。

１区は山本、１区はこの数年ずっと藤木か島崎が担ってきたので経験者はおらず…山本が１区を得意かは分からないですが…スピードもスタミナもある主力の１人ですし、中西大や平林の１区はちょっともったいない気がする＆伊地知は１区タイプでは無さそうかなあということで、残る４本柱の１人である山本としました。


２区は青木瑠、ルーキーは１人は起用してきそうと考えると、５千でインパクトのある走りを見せた青木瑠を見てみたいかなあ。優勝を果たした３年前は当時ルーキーの中西大を２区に起用していることやつなぎ区間では２区よりも４，５区の方を重視している傾向があるので、期待のルーキーながらまだ勝負レースでは未知数な部分もある青木瑠としました。


３区は中西大、今年度の活躍ぶりを見ても主要区間を担う可能性が高いですし、６区に前回経験者がいるとなると残る３区を担うのではないかと。２度走った出雲はいずれも区間３位以内と結果を残しているのも頼もしく、主要区間も安心して任せられるエースの１人です。


４区は坂本、今年に入ってからは特に結果を残している選手であり、全日本予選や全日本など勝負レースでも結果を残しています。主力に次ぐ活躍を続けていますし、４区あたりが良いかなあと。前回は中西大、前々回は青木祐と実力者を４区に起用していますし。


５区は伊地知、前回も区間２位で走っていますし、伊地知をつなぎ区間に起用出来るのが國學院の贅沢なところですよね。６区など主要区間への起用ももちろんあり得ますが、他にも主要区間を任せられる選手が揃っていることを考えると、主要区間を任せるのは全日本からで出雲はつなぎ区間でも良いかなあと。


６区は平林、前回は最後少しフラフラとなってしまいましたがそれでも６区５位とルーキーながら上々の走り、今年度はそこからさらに力をつけており、他大のエースにも負けない実力者となりました。前回は抜擢された６区という印象でしたが、今回はもう順当に最長区間である６区を任せられるのでは無いでしょうか。今のエースは平林だと思っているので、６区がふさわしいかなと。

今回は外して予想しましたが、ともに２８分台を今年度マークしている藤本や嘉数もいますし、上原もトラックシーズンに姿を見せなかったので大学で未知数なだけで、本来であれば即戦力として活躍してもおかしくない強さがあります。４本柱が揃って出場＆主要区間をうち３人が走るのであれば、３年続けて好結果を残す可能性も十分にあります。


前々回は優勝、前回も６区の途中までは２位を走っていましたからね。東国大が私は一歩抜けていると思っているのですが、続く２番手争いは混戦でその１校に國學院の名前も挙がってきそう。実績のある主力に今年度自己ベストを連発して勢いのある選手がメンバー争いを繰り広げているというのはチームにとって非常に良い状況かと。


主要区間が心配ないとすると、つなぎ区間をどれだけ上位でまとめられるかが重要になってきますね。前回はつなぎ区間が全て２位以内というほぼ完璧な走り、優勝した前々回も全て区間５位以内でまとめています。誰が走るにしろ今年度勢いのある國學院で６枠しかないメンバーに入ってくるわけですから、不安よりも期待の方が大きいです。


前回の箱根以降は実業団ハーフ・学生ハーフ→トラックシーズンと大活躍を続けている前々回王者が今年度の出雲でどんな走りを見せてくれるのか？またワクワクさせるような快走を期待したいです！！