日本インカレ2022 1万m ~ムルワが優勝、亀田が日本人トップの4位~

日本インカレの初日に行われた、1万mの結果を振り返っていきます。公式結果はこのようになっており、入賞した選手を中心に振り返ります。留学生がトップ3を占めることとなりましたが、前回もトップ4は留学生でした。日本インカレの1万mは出場する留学生も多く、結果も安定して残している印象があります。

順位氏名所属記録
1位フィリップ ムルワ(4)創価大28:36.70
2位ボニフェス ムルア(4)山梨学院大28:38.37
3位チャールズドゥング(4)日本大28:41.11
4位亀田 仁一路(3)関西大28:49.45
5位中村 唯翔(4)青山学院大28:51.55
6位伊豫田 達弥(4)順天堂大28:58.45
7位横田 俊吾(4)青山学院大29:02.22
8位中山 雄太(4)日本薬科大29:05.35

優勝を果たしたのは創価のムルワ、28分36秒で2位に2秒差をつけました。3年連続で日本インカレ1万mは2位でしたが4度目の正直でついに優勝を果たすことに。全日本予選でも4組トップでしたし、やはり留学生の中でもトップクラスの力がありますよね。ヴィンセント以外の留学生にはなかなか負けるイメージがないです。


2位には山梨学院のムルアが28分38秒で続きました。こちらも全日本予選では4組2位ということでどちらもムルワ以外にいは負けていないということになりますね。今回の走りは駅伝に向けても大きかったのではないでしょうか。今年度の箱根予選に起用されるのはムルアになりそうかなあ。


3位に日大のドゥングが28分41秒で入っています。ほかの留学生相手だとやはり厳しいものの、以前よりも明らかに崩れることは減ってきましたよね。悪くても最低限ではまとめてくれるようになって好走するレースも増えた印象です。


4位には28分49秒で関西大の亀田が入ることに。前回の1万mで日本人トップは関西学院大の上田ということで2大会連続で関西勢が日本人トップとなりました。亀田も関西勢トップクラスの実力者ではありますが、関東勢の実力者を抑えての日本人トップは素晴らしいですね。駅伝での走りも非常に楽しみになってきました。


5位に28分51秒で青学の中村が入ってきました。トラックの持ちタイムこそよかったものの、トラックの勝負レースはこれまでもほとんど出場していない印象でしたが…箱根9区で圧倒的な区間記録をたたき出した実力者ですからね、このくらいの順位で走ってもおかしくはないですがそれでも結果を残してくるのがさすがです。


6位に28分58秒で順大の伊豫田、ここまでが28分台ということになりました。関東インカレ1万mでは優勝を果たしている実力者、今回もきっちりと入賞を果たしているのはさすがですが…留学生選手はともかく日本人選手2人に負けたのはちょっと物足りないかと思ってしまうほどに、高レベルな結果を残しています。


7位に青学の横田が29分2秒で入り、青学が唯一ダブル入賞を果たすこととなり、関東インカレに続いて全日本でも存在感を青学が見せることとなりました。横田も関東インカレハーフ5位に続いての連続入賞となりました。今年度はチームとして例年と比べてもかなりトラックに力を入れていますよね。駅伝に向けても不安はなさそうです。


8位に日薬大の中山が29分5秒でここまでが入賞となりました。前回は9位と入賞まで1秒弱届きませんでしたが…今回は前回から1つ順位を上げてきました。この1つが大きいですね。9位に順大の四釜が29分14秒で入り入賞まであと一歩…8位と9秒差の一方で10位とは32秒差もつけているんですよね。四釜はハーフの距離での実績が非常に豊富ですが、トラックでも崩れることなくまとめてきました。

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