日本インカレ2022 1500m ~東海の飯澤が関東インカレ、日本選手権に続いて栄冠~
今日は日本インカレの初日に行われた1500m決勝の結果を振り返っていきます。公式結果はこのようになっており、入賞した選手は以下の通り、入賞した選手を中心に振り返ります。
順位 | 氏名 | 所属 | 記録 |
1位 | 飯澤 千翔(4) | 東海大 | 3:45.33 |
2位 | 千守 倫央(4) | 中央大 | 3:46.08 |
3位 | 中野 倫希(2) | 中央大 | 3:46.23 |
4位 | 高橋 佑輔(M1) | 北海道大 | 3:46.50 |
5位 | 近藤 亨(4) | 明治大 | 3:47.00 |
6位 | 山﨑 優希(4) | 広島経済大 | 3:47.48 |
7位 | 佐藤 圭汰(1) | 駒澤大 | 3:47.61 |
8位 | 廣澤 優斗(4) | 日本体育大 | 3:48.16 |
優勝を果たしたのは東海の飯澤、関東インカレ、日本選手権ともに優勝を果たしている今年度最強の1500mランナーが日本インカレでもその強さを見せました。ずっと先頭付近を走り、400m、800m、1200mのラップもすべて飯澤がトップ、ラスト1周のスパート合戦でも一人抜け出して後続を寄せ付けず…1年時は爆発力はあるものの安定感に欠ける印象でしたが、4年時はもう出場する大会で負けなし…ラスト勝負にさえ持ち込ませないですから別格です。今後も1500mの第一人者としてさらに活躍してほしいです。
2、3位にはともに3分46秒で中央の千守、中野倫が入りダブル入賞となりました。ゴール後に揃って喜んでいる姿が印象的でした。千守は関東インカレで8位、中野倫は12位でしたがそこから大きく順位を上げてきました。千守は1,2年時に箱根1区を走るなど長い距離でも活躍を見せていましたが、今年度は1500m中心に走っていますね。また3大駅伝で走る姿も見てみたいですが…中野倫も関東インカレの決勝最下位からの日本インカレ表彰台は素晴らしいです。
4位に北大大学院の高橋が3分46秒で続いています。北大だった前回も3位と表彰台に上がっている選手ですが、日本選手権でも7位に入っていますし、大学院に進んでからもハイレベルな結果を残しています。
5位に明治の近藤が3分47秒で続きました。関東インカレでも5位、日本選手権でも8位と大学生にとっての3大主要大会すべてで入賞を果たしています。6位に広島経済大の山崎が3分47秒で続きました。関東勢に割って入って入賞したのが北大大学院の高橋とこの山崎ということになります。
7位に駒澤のルーキー圭汰が3分47秒で入りました。ルーキーの中ではトップではあったものの、順位としては物足りないかなあ。ラスト1周の時点で先頭付近だったものの、そこからずるずると順位を下げてしまいました。3大駅伝でまた高校時代のような圧倒的な走りを見せられるのかはちょっと心配になる気も…
8位に日体大の廣澤が3分48秒でここまでが入賞ということに。前回も決勝に進出して10位でしたが、今回は2つ順位を上げて入賞圏内に入ることに。中距離中心でしたが、5千で13分台、1万で28分台をマークしている長い距離でも結果を残している選手です。
順大の油谷が3分49秒で9位と入賞に一歩届かず。関東インカレでも9位でどちらも次点ということに。。。どちらも決勝に進出しているのは素晴らしいのですが、9位というのは悔しい結果だったかなあ。