日本インカレ2022 3000m障害 ~帝京の大吉が優勝~

本日から日本インカレが始まりました。まずは3000m障害の結果を振り返っていきます。公式結果はこのようになっており、入賞した選手を中心に振り返ります。ちなみに順大の三浦は日本インカレを欠場しましたが…ダイヤモンドリーグ・ファイナルでは8分12秒65をマークして4位と素晴らしい走りでした。世界の舞台で勝負し続けて欲しいです。日本インカレで入賞した選手は以下の通り。

順位氏名所属記録
1位大吉 優亮(3)帝京大08:41.45
2位黒田 朝日(1)青山学院大08:43.29
3位山下 悠河(3)青山学院大08:46.43
4位花谷 そら(3)福岡大08:47.55
5位諸冨 湧(2)早稲田大08:49.58
6位山口 月暉(1)日本大08:54.27
7位松村 匡悟(4)筑波大08:54.92
8位山崎 颯(1)順天堂大08:56.86

優勝を果たしたのは帝京の大吉、関東インカレでも4位入賞を果たしていますし、今回も上位入賞してもおかしくは無いと思っていましたが、優勝まで果たすとはびっくりしました。一度は青学の黒田に離されましたが一人追っていって徐々に差を詰め、ラスト200mで逆転する走りは強かったですね。道中はずっと5~10番手で無理せず、前が抜け出したら追っていく冷静な走りでした。タイムも8分41秒と良かったですし、今後がますます楽しみですし3大駅伝でも見てみたくなります。


2位は青山学院の黒田が8分43秒で入りました。ラスト3周あたりから一人抜け出す積極的な走りは関東インカレと同様でしたが、再び逆転を許してしまうことに…関東インカレも3位でルーキーながらどちらも表彰台というのは素晴らしいですし、抜け出す走りも今後が楽しみにはなるのですが、もう一歩勝ち切れないもどかしさもありますね…


3位に青山学院の山下が8分46秒で入り、青学はダブル表彰台となりました。関東インカレでも強さを見せましたが、日本インカレでも存在感を見せています。山下は関東インカレでは予選落ちだったこともあってそれほど注目していなかったのですが…日本インカレで表彰台に上がる強さですよね。駅伝シーズンに向けて弾みをつける結果となりました。


4位に福岡大の花谷が8分47秒で入りました。入賞した選手では唯一関東勢以外ということに。前回は6位入賞を果たしていますが、そこからさらに2つ順位を上げてきました。2年連続の入賞というのも順位を上げたのも素晴らしいですね。


5位に早稲田の諸冨が8分49秒で入りました。前々回が3位、前回が4位、そして今回が5位ということで3大会連続で3~5位で走っているのは素晴らしいのですが、一方で毎年1つ順位を下げてしまうという状況は気になるところ。今年度は故障もありましたが、今は元気に走れているのが何よりかなあ。


6位に日大のルーキー山口が8分54秒で入りました。関東インカレでは予選落ちとなっていましたが、今回入賞を果たしたのは好結果と言えるのではないでしょうか。5000mのタイムはまだ目立ったものはありませんが、3000m障害でこれだけ走れるとなると大きくタイムを伸ばしてきそうですし、他の種目でも活躍が楽しみです。


7位に筑波の松村が同じく8分54秒で続きました。前回も関東インカレでも3位で入っている実力者であることを考えると、入賞とはいえ7位というのはちょっと物足りない結果となってしまったかなあ。今回も表彰台に上がるかと期待していた選手の1人だけに…


8位に順大のルーキーである山崎が8分56秒で続き、ここまでが入賞となりました。同級生の村尾とともに序盤から積極的な走りを見せて先頭付近を走っていましたが、最後まで粘って0.08秒差で入賞を勝ち取りました。


逆に9位だった鹿屋体育大の大園はあと一歩入賞に届かず…10位とは12秒も離れていて9人での入賞争いだっただけに、ラスト勝負で負けてしまったのは悔しい結果となってしまいました。

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